介護職からの転職で迷うあなたへ！精神的・肉体的な限界と事業所の存続、両立できる方法とは？

介護職経験５年以上で介護福祉士として現在、今年春から立ち上がった訪問介護事業所で パート常勤のヘルパーとして勤務しています。 事業所の経営難（開設４ヶ月経過）で給与の遅れや新規利用者獲得が中々少なく 他事業所で断られた案件の利用者への提供でどうにか経営を回している状態にあります。 訪問介護事業所で経営者兼管理者兼サ責兼ヘルパーの上司一人と 月～金フルで動く私と週１半日来る登録のパート一人での稼働です。 事業所自体、「介護」とはついていますが実際の利用者さんは 「精神疾患」の生活支援がメインで、特養などの高齢者福祉施設で勤務してきた自分にとって そろそろ精神的にも肉体にも限界にきており退職を考えています。 上司にはパートをいれて欲しいとも話はしたのですが 「経営が厳しいからなあ～」と言うだけで （利用者が増えたらスタッフを入れる）という考えには変わりそうもありません。 毎日９時から１８時で休憩もままならない状態で一人で６軒７軒とまわりどうにもなりません。 上司も兼務している仕事の業務に追われると月末月初は全ての利用者宅を（最多１１軒や１２軒で残業です） 私が行かなければならず・・・精神疾患の利用者さんのため・・・ こちらの心が壊れそうにもなります。 退職のことをそろそろ申し入れしたいのですが スタッフが入ってこないため、辞めてしまうと利用者さんが困ってしまうという思いもあり 決断しかねています。 給与も遅れ気味で自転車操業の事業所です。 年内に上司に退職の申し入れをしたいのですが、事業所が困る・・・利用者が困るかも と考え出すと躊躇していまい悪循環です。 迷いを振り切るため、このような状況で退職の流れに話を進める為 何か良いお知恵がありましたら宜しくお願いします。 （半ば愚痴っぽくて申し訳ありません）(._.)

５年以上もの間、介護職としてご尽力されてきた経験をお持ちのあなた。現在、厳しい状況にある訪問介護事業所で、心身ともに限界を感じているとのこと、お気持ちお察しします。 精神疾患を持つ利用者さんの生活支援は、高齢者介護とは異なる専門性と高い精神力が必要とされます。現在の状況では、あなたのスキルと経験が十分に活かされているとは言えず、むしろ過労状態にあると言えるでしょう。 この状況を打破し、あなた自身のキャリアと、利用者さんの生活の安定を両立するための具体的なステップを、転職コンサルタントの視点からご提案します。

１．現状分析：あなたの置かれている状況の整理

まず、あなたの現状を整理してみましょう。あなたは、

• 過剰な業務量：1日に6～12軒もの訪問介護をこなす過酷な労働環境
• 給与未払い：事業所の経営難による給与の遅延
• 人員不足：上司一人とパート一人という極端な人員不足
• 専門性のミスマッチ：高齢者介護の経験が活かしきれていない状況
• 精神的負担：精神疾患を持つ利用者さんへのケアによる精神的ストレス

といった、複数の問題を抱えていることが分かります。これらの問題を解決するには、単に退職するだけでなく、より戦略的なアプローチが必要です。

２．退職交渉：利用者への影響を最小限にするための戦略

退職は、あなたの権利であり、決して後ろめたいことではありません。しかし、利用者への影響を最小限にするために、以下の点を考慮した上で、上司との交渉を進めましょう。

• 退職時期の調整：すぐに辞めるのではなく、１ヶ月～２ヶ月程度の猶予期間を設けることで、事業所が新たなスタッフを確保する時間を与えましょう。この期間中に、あなたができる限りの引き継ぎを行いましょう。具体的には、利用者さんの状況、必要なケア、連絡先などを詳細に記録し、上司に引き継ぎます。可能であれば、新しいスタッフへの研修にも協力することで、スムーズな移行をサポートできます。
• 代替スタッフの確保への協力：上司に、人材紹介会社やハローワークへの求人依頼を提案し、積極的に協力しましょう。あなたの経験を活かし、求人票の作成や面接への参加などを手伝うことで、事業所の負担を軽減できます。特に、精神疾患の利用者さんへの対応に特化した求人内容にすることが重要です。求人広告に「精神疾患ケア経験者歓迎」といったキーワードを盛り込むことで、適切な人材確保に繋がります。
• 丁寧な説明と提案：退職の理由を明確に伝え、同時に、事業所が抱える問題点と、その解決策について建設的な提案を行いましょう。例えば、「人員不足が深刻なため、早急にスタッフを増員する必要がある」「新規利用者獲得のための戦略が必要」といった具体的な提案をすることで、あなたの真剣な姿勢を示すことができます。
• 書面での申し入れ：口頭だけでなく、退職願を提出することで、あなたの意思を明確に伝え、後々のトラブルを防ぎます。退職日、引き継ぎ期間などを明確に記載しましょう。

３．転職活動：あなたのスキルと経験を活かせる職場探し

退職が決まったら、すぐに転職活動を始めましょう。あなたの経験とスキルを活かせる職場は、必ずあります。転職活動においては、以下の点を意識しましょう。

• 求人情報の精査：「精神疾患」「生活支援」「訪問介護」「介護福祉士」といったキーワードで、求人サイトや転職エージェントを活用して、自分に合った求人を探しましょう。給与、勤務時間、福利厚生などをしっかり確認し、働きやすい環境を選ぶことが大切です。また、事業所の規模や雰囲気なども確認しましょう。小さな事業所は、再び過剰な労働を強いられる可能性があります。
• 転職エージェントの活用：転職エージェントは、あなたのスキルや希望条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、面接対策や給与交渉などのサポートもしてくれます。特に、介護職専門のエージェントを利用することで、より効率的な転職活動を進めることができます。
• 面接対策：面接では、これまでの経験やスキル、そして退職理由を明確に伝えましょう。特に、精神疾患を持つ利用者さんのケア経験は、多くの事業所で高く評価されます。あなたの経験を効果的にアピールすることで、好印象を与えることができます。また、新しい職場での意欲や目標を明確に伝えることも重要です。

４．自己ケア：心身の健康を第一に

転職活動中は、心身ともに疲れてしまう可能性があります。そのため、自己ケアを怠らないようにしましょう。

• 休息：十分な睡眠を取り、疲れたら休むことを意識しましょう。無理をせず、自分のペースで転職活動を進めてください。
• 食事：バランスの良い食事を心がけ、健康を維持しましょう。栄養不足は、精神的なストレスを増幅させる可能性があります。
• 趣味：趣味の時間を作ることで、リフレッシュし、ストレスを軽減できます。好きなことをして、心身ともにリラックスしましょう。
• 相談：一人で抱え込まず、友人や家族、転職エージェントなどに相談しましょう。相談することで、気持ちが楽になり、新たな視点を得られることもあります。

５．成功事例：過去の経験から学ぶ

私はこれまで多くの介護職の方の転職を支援してきました。中には、あなたと似たような状況で悩んでいた方もいました。しかし、適切な転職活動と自己ケアを行うことで、より働きやすい環境を見つけ、充実したキャリアを築いている方が多くいます。例えば、以前支援したAさんは、過剰な労働と低賃金に悩んでいましたが、転職エージェントのサポートを受け、より待遇の良い訪問介護事業所に転職し、現在は仕事とプライベートのバランスを取りながら、やりがいを感じて働いています。

まとめ

現在の状況は決して楽ではありませんが、あなたは決して一人ではありません。転職コンサルタントとして、そして、多くの介護職の方を支援してきた経験から、あなたには必ずより良い未来が待っていると確信しています。まずは、現状を冷静に分析し、ステップバイステップで行動を起こしていきましょう。 そして、あなたのスキルと経験を活かし、心身ともに健康な状態で、やりがいのある仕事を見つけてください。

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