東日本大震災と離婚：きっかけは災害？それとも長年蓄積された問題？

東日本大震災をきっかけに離婚した方に質問です。（長文です）震災前も夫婦関係は悪かったですか？それとも震災後から悪くなっていきましたか？私の場合は認知症の義母が入所していた施設が被災したため、我が家で引き取らざるをえなくなりました。夫は仕事が忙しいのを言い訳に、私にすべての介護を押し付けてきました。元々夫の稼ぎだけでは暮らしていけないので、共働きで頑張っていました。しかし夫は家事を分担するわけでもなく、仕事・家事・介護と一気に負担が増えてしまいました。仕事から帰ってきた夫がすることは、義母のの様子を聞くわけでもなく、ただお酒を飲んでご飯を食べて、パソコンに向かう、それだけです。普通だったら自分の親の様子ぐらい心配するものではと思いますが、それもありませんでした。休みの日は友達と出かけてくると言って、家をあけることがとても多く、私には自由な時間が一切ありません。私が仕事に行っている間、義母をデイサービスに行かせていました。しかし暴れてしまうため、施設の人に嫌味みたいなことを言われることが、かなりありました。夫にその話をしても、他人事な返事しかきません。それどころか、「俺だったら気にしない」との冷たい返事。そんな生活を続けていたためか、ついに体調を崩してしまいました。すると夫は、「いつから働けるの？具合悪くても、無理してでも働かなきゃ」と言ったのです。さらにひどいことに、休みの日友達と出かけてくると言っていたのは、実は浮気相手と密会していたことが発発覚しました。私の友達がたまたま夫が浮気相手と歩いているのを見て、教えてくれたのです。そのことを問い詰めると、逆上していきなりおなかを殴られました。今まで何かがおかしいと思いながらも、夫の親だから大事にしなければとの思いで、必死に介護と仕事を両立させて頑張ってきたのに。その結果がこれかと思い、離婚を決意しました。私の場合は震災は、単なるきっかけにしかすぎなかったと思います。義母の介護がなくても、夫の身勝手な性格や浮気で離婚していたかと思います。友人に離婚前に夫のことを相談したら、震災をきっかけに離婚する人が多いらしい、あんたもそのパターンじゃない？と言われましたので、気になって投稿しました。最後まで読んでくださってありがとうございました。

東日本大震災が夫婦関係に与えた影響：ケーススタディ

ご相談ありがとうございます。東日本大震災をきっかけに離婚されたとのこと、心よりお見舞い申し上げます。ご経験を伺うと、震災はあくまで「きっかけ」であり、それ以前から夫婦関係に深刻な問題を抱えていたことが分かります。多くの場合、災害は既存の問題を顕在化させ、関係の破綻を加速させる役割を果たすことが多いのです。

あなたのケースでは、義母の介護負担、夫の無関心、そして浮気が離婚の直接的な原因となっています。震災は、これらの問題を一気に表面化させ、耐え難い状況を作り出したと言えるでしょう。

• 介護負担の不平等：共働きでありながら、介護の負担があなたに一方的に集中していたことは大きな問題です。夫は仕事が忙しいという理由で責任を放棄し、家事分担もありませんでした。これは、震災以前から存在していた夫婦間のコミュニケーション不足や役割分担の不均衡が、震災によって極端に悪化した例と言えるでしょう。
• 夫の無関心と冷淡さ：義母の介護に関するあなたの苦労や、デイサービスでのトラブルに対しても、夫は全く共感せず、冷淡な態度を取っていました。これは、夫のあなたへの愛情や思いやりが不足していたことを示唆しています。震災は、この問題を浮き彫りにしたに過ぎません。
• 夫の浮気：これは、震災とは直接関係のない、夫自身の倫理観の問題です。しかし、震災によるストレスや、あなたへの負担増加が、夫の不倫行為を助長した可能性も否定できません。
• DV（ドメスティックバイオレンス）：夫から腹部を殴られたという事実も深刻です。これは、DVに該当する可能性が高く、絶対に許される行為ではありません。離婚を決意されたことは、ご自身の安全を守るためにも正しい判断だったと言えるでしょう。

震災後の離婚増加と夫婦関係の危機

東日本大震災後、離婚件数の増加が報告されています。これは、震災が直接の原因というよりも、震災が既存の夫婦関係の亀裂を拡大させた結果であると考えられます。 震災によって、経済的な不安、生活環境の変化、精神的なストレスなど、多くの困難が夫婦に降りかかりました。これらの困難を乗り越えるためのコミュニケーションや協力体制が不足していた場合、夫婦関係は容易に破綻します。

あなたのケースも、震災前の夫婦関係に既に問題があったことが、離婚という結果につながったと言えるでしょう。 震災は、その問題を顕在化させた「トリガー」に過ぎなかったのです。

離婚を回避するために：具体的なアドバイス

もし、あなたが夫とより良い関係を築きたいと考えていたとしたら、以下のような対策が考えられました。

• 早期のコミュニケーション：義母の介護が始まった段階で、夫と介護の分担や家事の分担について、真剣に話し合うべきでした。感情的にならず、具体的なタスクをリスト化し、公平に役割分担を決定することが重要です。 専門機関の相談も有効です。
• 夫婦カウンセリングの活用：夫婦関係に深刻な問題を抱えていると感じた時点で、専門家の力を借りるべきでした。夫婦カウンセリングでは、客観的な視点から問題点を分析し、解決策を見つけることができます。
• 外部への支援：介護サービスの利用を積極的に検討し、介護負担を軽減する努力をするべきでした。 ヘルパーの派遣や、ショートステイの利用などを検討することで、あなた自身の負担を減らし、夫婦関係に余裕を持たせることができたかもしれません。
• 夫の行動への対処：夫の無関心や冷淡な態度、浮気などに対して、ただ我慢するのではなく、毅然とした態度で対応すべきでした。 夫にあなたの気持ちを伝え、問題解決に向けて共に努力するよう促す必要があります。

専門家の視点：転職コンサルタントとしての意見

転職コンサルタントの立場から見ると、あなたのケースは、仕事とプライベートのバランスが崩れていたことが大きく影響していると考えられます。 仕事、家事、介護と、多大な負担を抱え、精神的に追い詰められた結果、夫との関係も悪化していったのではないでしょうか。

今後、新しい人生を歩む上で、仕事とプライベートのバランスをどのように取っていくか、そして、自分自身の心のケアをどのように行っていくかが重要になります。 転職活動を通じて、より働きやすい環境、そして、あなた自身の成長につながる仕事を見つけることが、今後の幸せにつながるでしょう。

まとめ

東日本大震災は、あなたの離婚の直接的な原因ではありませんでした。 しかし、震災は、既に存在していた夫婦関係の問題を表面化させ、離婚という結果を加速させたと言えるでしょう。 今回の経験から、将来のパートナー選びや、困難な状況への対処法について、改めて学ぶ機会となったはずです。 今後、あなたの人生がより良い方向へと進んでいくことを心から願っています。

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