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認知症の母と金銭管理、そして介護…私一人だけで大丈夫?専門家からの具体的なアドバイス

認知症の母と金銭管理、そして介護…私一人だけで大丈夫?専門家からの具体的なアドバイス

認知症の母親のことでご相談させていただきます。最近、金銭の管理が出来なくなってきており、通帳は私が預り、1週間単位で決まった額だけ渡し、経済的に安心して暮らせるように二人で決めていこうと提案し、通帳を預かりました。通帳を預かった後、母親はろくに口もきかず、ふてくされていたかと思うと、通帳をよこせと言ってきたので、その時は母親に通帳を渡しました。そのまま、銀行へ行ったようで、定期を解約し、わたしに数十万渡してきたのです。どうやら、4年前に父親が癌になった時の治療費を私が負担したのですが、返すということだったようなのです。一番私が気になっているのは、これから特別養護老人ホームに入るとなると、介護もまず、先立つものが必要になってくると思うのです。私には兄がいるのですが、母の介護どころか、孫の世話を押し付けるなど、いまだに母親に依存している状態なのです。これから、全部私一人が母の面倒をみることになるかと思うと、憂鬱になりなにもかも嫌になっていまいます。介護について、アドバイスよろしくお願いします。

ご相談ありがとうございます。認知症の母親の介護と金銭管理、そして兄弟との関係性の問題を抱え、心身ともに疲弊されていることと思います。まずは、今の状況を整理し、一つずつ解決策を探っていきましょう。この状況は、多くの高齢者のご家族が直面する現実であり、決してあなただけではありません。

1.金銭管理について:認知症と経済的支援

まず、母親の金銭管理についてですが、通帳を預かったものの、母親が定期を解約して数十万円を渡してきたとのこと。これは、認知症による判断能力の低下と、過去の出来事(父親の治療費)への記憶が混在している可能性が高いです。 今後、同様のことが起こらないよう、以下の対策を検討しましょう。

  • 成年後見制度の利用: 母親の判断能力が低下している場合、成年後見制度を利用することで、財産管理を専門家に委託できます。弁護士や司法書士、社会福祉士などが後見人となり、母親の財産を適切に管理し、介護費用などに充当します。これは、ご本人の権利を守るためにも非常に有効な手段です。
  • 信託銀行への相談: 信託銀行では、高齢者の財産管理を専門的にサポートするサービスを提供しています。信託契約を締結することで、安全に財産を管理し、介護費用を確保できます。専門家のアドバイスを受けながら、最適なプランを選択しましょう。
  • 家族信託の活用: 家族信託は、生前に財産管理の方法を定めておく制度です。認知症になった場合でも、事前に指定した人が財産を管理できるため、スムーズな介護費用確保につながります。専門家と相談し、適切な内容で契約を結びましょう。

これらの制度を利用する際には、専門家(弁護士、司法書士、社会福祉士など)に相談することを強くお勧めします。それぞれの制度のメリット・デメリットを比較検討し、母親の状況やご家族の状況に最適な方法を選択することが重要です。

2.介護について:兄弟との話し合いと介護サービスの利用

次に、介護についてですが、ご兄弟との関係性が課題となっています。兄が母親に依存し、介護に協力しない状況は、あなたにとって大きな負担となっています。まずは、兄と率直に話し合うことが必要です。

  • 具体的な負担分担: 介護費用や時間的な負担を具体的に話し合い、公平な分担を決めましょう。兄が経済的に援助できない場合は、時間的な協力(面会、生活のサポートなど)を依頼するなど、できる範囲で協力してもらうよう交渉しましょう。
  • 専門家の介入: 話し合いが難航する場合は、社会福祉士や民生委員などの専門家の介入を検討しましょう。第三者の立場で話し合いを調整し、合意形成を支援してもらえます。
  • 介護サービスの利用: 介護サービスを積極的に利用することで、あなたの負担を軽減できます。訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスがありますので、地域の介護支援専門員(ケアマネジャー)に相談し、最適なサービスを選びましょう。

介護は、一人で抱え込まず、専門家や兄弟、地域社会の力を借りることが重要です。介護サービスの利用は、決して甘えではありません。あなたの心身の健康を守るためにも、積極的に活用しましょう。

3.特別養護老人ホーム入所について:費用と手続き

特別養護老人ホームへの入所を検討されているとのことですが、入所には費用と手続きが必要です。費用については、利用者の所得や資産に応じて自己負担額が決まります。公的な介護保険制度を利用することで、負担を軽減できます。

  • 介護保険制度の活用: 介護保険制度は、介護が必要な高齢者の生活を支えるための制度です。介護サービスの利用料の一部を公費で負担します。ケアマネジャーに相談し、介護保険サービスの利用申請を行いましょう。
  • 介護費用シミュレーション: 介護費用は、施設の種類やサービス内容によって大きく異なります。事前に費用をシミュレーションし、経済的な準備を行いましょう。社会福祉協議会や介護施設に相談すると、具体的な費用について教えてもらえます。
  • 入所手続き: 特別養護老人ホームへの入所には、手続きが必要です。ケアマネジャーに相談し、必要な書類を準備しましょう。また、待機期間がある場合もありますので、早めに手続きを開始することが重要です。

入所に関する手続きは複雑で、時間もかかります。ケアマネジャーは、手続きをサポートしてくれるので、積極的に活用しましょう。また、必要に応じて弁護士や司法書士に相談することも検討しましょう。

4.あなたのメンタルヘルス:セルフケアと相談窓口

最後に、あなたのメンタルヘルスについてです。介護は、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。心身ともに疲弊している状態では、適切な判断や行動が難しくなります。セルフケアを心がけ、必要であれば専門機関に相談しましょう。

  • 休息の確保: 毎日、少しの時間でも休息をとりましょう。趣味や好きなことをして、気分転換をすることも大切です。
  • 家族や友人との交流: 家族や友人と話をしたり、一緒に時間を過ごすことで、ストレスを軽減できます。
  • 専門機関への相談: どうしても抱えきれない場合は、専門機関に相談しましょう。地域包括支援センター、精神保健福祉センター、相談窓口など、様々な相談窓口があります。

介護は、一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることが大切です。あなたの健康を守るためにも、積極的にサポートを受け入れてください。

まとめ: 認知症の母親の介護は、多くの課題を抱えた大変な状況ですが、決してあなた一人だけで解決しなければならないものではありません。成年後見制度や信託銀行、家族信託などの活用、兄弟との話し合い、介護サービスの利用、そして専門機関への相談など、様々な選択肢があります。まずは、一つずつ問題を整理し、専門家の力を借りながら、あなたにとって最適な解決策を見つけていきましょう。 ご自身のメンタルヘルスにも十分に気を配りながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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