60代父、障害者施設の劣悪な環境から脱出する方法｜転職コンサルタントが解説

障害者福祉施設について　６０歳の父が脳梗塞後、半身麻痺となり障害者二級です。家で七年在宅介護しましたが、限界を感じて、三年前から施設に入所してもらっております。その施設には、障害者一人当たり３０万以上の助成金が入るのですが環境が劣悪です。以前、腸から出血していた父は職員に訴えても無視され、私達にその事実が伝わった時点では、既に危篤状態でした。なんとか一命はとりとめ、職員も謝ってくれたので、苦情は言いませんでした。その後、父は他の入所者と折りが合わず喧嘩してしまい、その一件から父は問題児扱いされ始めました。その後、奥歯が割れていたのを何人もの職員に訴えても取り合ってもらえず、私に連絡してきたのですぐに口腔外科に連れて行った所、重症で手術となりました。他の入所者が体調不良を訴えれば、職員はすぐに病院に連れて行くのに、父だけ無視されます。エアコンもこの夏壊れたままの状態でほったらかされていました。父の部屋は４０℃近くに なっていました。職員はエアコン修理をすると言いながら、１ヶ月半してくれませんでした。在宅介護できれば良いのですが、母が長年の介護から鬱になり、このままでは一家共倒れになり、一家心中もありえる程追い詰められ、泣く泣く施設にお願いしました。施設は遠方で、車で片道三時間かかるため、あまり私たちの目が行き届きません。他の施設に応募していますが、移れる気配はありません。どこも待ちの状態です。家で看る事はできない、しかしこのままでは父は最悪施設で死んでしまうのではと怖いです。何か良い方法はないのでしょうか？

60歳のお父様、脳梗塞の後遺症で半身麻痺、障害者二級という状況下で、劣悪な環境の障害者福祉施設への入所を余儀なくされている、というご相談ですね。ご家族の苦悩と、お父様の現状を拝見し、心を痛めております。30万以上の助成金が投入されているにも関わらず、適切なケアが提供されていない現状は、看過できない問題です。

現状分析と問題点の明確化

まず、現状を整理しましょう。お父様は、適切な医療ケアや生活支援が受けられない環境に置かれています。これは、施設側の重大な責任です。具体的には、

• 医療的ニーズへの対応不足：腸からの出血、奥歯の破損など、緊急を要する事態への対応が遅延または無視されている。
• 虐待の可能性：意図的な無視や、他の入所者とのトラブルを理由とした差別的な扱い。
• 安全管理の欠如：エアコン故障による高温環境など、入所者の生命・健康を脅かす危険な状況。
• 適切な人員配置の不足：入所者一人ひとりに十分なケアが行き届いていない可能性。

これらの問題点は、単なる「施設の質が悪い」というレベルを超え、法的にも問題となる可能性があります。お父様の尊厳と権利が侵害されている状況です。ご家族が抱える精神的な負担も計り知れません。

具体的な解決策と行動計画

では、具体的な解決策を提案します。まず、現状を記録することが重要です。医療機関の診断書、施設への連絡記録、写真や動画など、証拠となるものを全て集めましょう。これは、今後の対応において非常に強力な武器となります。

次に、以下の機関に相談することをお勧めします。

• 市町村の障害福祉課：施設の運営状況について相談し、改善を求めましょう。行政指導が行われる可能性があります。
• 都道府県福祉事務所：市町村の対応に満足できない場合、都道府県レベルで相談しましょう。より強い権限を持つ機関です。
• 弁護士：証拠を元に、施設側に対して法的措置（損害賠償請求など）を検討しましょう。専門家のアドバイスは不可欠です。
• 地域包括支援センター：介護に関する相談窓口です。他の施設への転所支援なども相談できます。

並行して、他の施設への転所活動を継続しましょう。待機期間が長いのは事実ですが、諦めずに、複数の施設に問い合わせ、状況を説明し、優先的に受け入れを検討してもらえるよう交渉しましょう。必要であれば、弁護士に相談し、法的措置を検討することも有効です。

成功事例と専門家の視点

過去に、同様のケースで、行政への通報や弁護士への相談により、施設の改善や転所を実現した事例があります。重要なのは、証拠をしっかりと集め、毅然とした態度で対応することです。泣き寝入りせず、声を上げることで、状況は必ず改善します。

また、ご家族のメンタルヘルスにも配慮が必要です。長年の介護によるストレスは、ご本人だけでなく、ご家族にも大きな負担を与えます。必要であれば、精神科医やカウンセラーに相談することをお勧めします。一人で抱え込まず、周りの人に相談し、支援を受け入れることが大切です。

チェックリスト：今すぐできること

まずは、以下のチェックリストに基づき、具体的な行動を起こしてみましょう。

• □　お父様の状態を記録する（写真、動画、医療機関の診断書など）
• □　市町村の障害福祉課に相談する
• □　都道府県福祉事務所に相談する
• □　他の施設への問い合わせを継続する
• □　弁護士への相談を検討する
• □　ご家族のメンタルヘルスのケアを検討する

まとめ

お父様の状況は深刻ですが、決して諦めないでください。適切な対応を取ることによって、状況は必ず改善します。行政機関や専門家への相談を積極的に行い、証拠をしっかり確保することで、より良い環境を確保できる可能性が高まります。ご家族の健康と幸せを第一に考え、一歩ずつ進んでいきましょう。

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