75歳父親の怒り、そして家族の苦悩…精神科医と連携した具体的な解決策

実の父親の事で悩んでいます。 アドバイスなどお願いします。 父親は75歳。 現在は年金生活をしており車に乗り趣味で風景写真を よく撮影しています。 しかし友達はおらず外でも家でも1人の時間が多いです。 母はパートで午前中家を空けており、夫婦仲も良くないので別の部屋で過ごしています。 事は数年前、自邸の隣の持ち家を賃貸で貸しており、その後その一軒家を売ってしまったことから始まりました。 購入された方はそこで自営をして10年くらい賃貸で住んでくださっていた40代のご家族。父はそのご主人さんをとても気に入っており、こちらも色々とお世話になり大変良好な関係だったかと思われました。ご主人さんもにこやかないい人な印象でした。 しかし家を売ったとたんにご主人の態度が180度変わってしまったようで、自営を営むお店に父が始めたInstagramを見せに行ったところ、営業妨害だ！写真を全部消せ！と言われたと言います。 おそらく前々から父の事がうっとおしく感じでおり、家も買えたから用済みだと思っていたのだろうと推測します。 また父はちょっとクセもあるので娘の私からしてもやっぱりなと思う部分もあります。 父はそれからものすごい勢いで恨んでおり、 騙された！ずる賢いやつだ！あんな男は今まで会ったことない！と言います。 ずっとその事を考えており、生きる糧になっている状態です。 とにかくなだめたり、絶対に何もしないでと話をしましたが、全く響きません。 絶対に許さないと言い張ります。 多分死ぬまでなおりません。 2年前にはそのご主人が家の修理をしている音がうるさく17時になっても聞こえる事に腹を立て、あろう事か、スキーの杖を持って怒鳴り込みに行き警察沙汰になりました。 家族でそうとう叱りました。父はもうしないと言い、家を出て遠くに暮らすと言うので、何軒か家を見に行きました。しかし値段が高いとか汚いとか言い出し今だに自邸に住んだままです。また、自分では探す探すといいながら探しません。引越す気がないように思います。 それからもずっと悪口を言い続けており、 ついに殺してやりたいと言うようになり、 あんな悪い男を野放しにしておけないと言うのです。私たちの事も考えてと伝えましたが、分からないと言います。 もう生きた心地がせず食事ものどを通りませんし、仕事中も何か電話が鳴るんじゃないかとビクビクしています。 被害妄想が強くマイナス思考ですぐにかっとなりやすい性格なので、何かまたやらかすのではないのかと気が気ではないです。 明日、私だけで精神科に相談に行こうと思いますが、強制入院などできるものでしょうか？ 私自身、父に怒りが込み上げており本当に腹が立ちます。 ちなみに父は高齢ですし脳梗塞の治療をしているので脳の機能が正常ではないとも思います。 何かと昔から孫をなぐったり、業者に怒鳴りつけたりするので家族からも嫌われ、孤立しています。 父はかまってほしいのでしょうか？ 私から歩み寄る努力もしていこうと思いますが。本当は関わりたくもないです。 長文読んで下さりありがとうございます。 どうかアドバイスよろしくお願いします。

ケーススタディ：75歳父親の怒りの背景と解決への道筋

あなたは、75歳で脳梗塞の既往歴があり、社会的な孤立も抱えている父親の怒りと、その対応に苦慮されている娘さんですね。 ご父親の怒りの矛先は、以前隣家に住んでいたご家族に向けられていますが、その根底には、高齢化、孤独感、社会とのつながりの喪失といった、より深い問題が潜んでいる可能性が高いです。 単なる「恨み」ではなく、その奥にある感情を理解することが、解決への第一歩となります。

まず、ご父親の行動を客観的に分析してみましょう。 隣家の売却、ご主人との関係悪化、警察沙汰、そして「殺してやりたい」という発言…これらは、単なる怒りではなく、深刻な精神状態の悪化を示唆しています。 脳梗塞の後遺症による認知機能の低下も、これらの行動に影響を与えている可能性があります。

重要なのは、ご父親の怒りを「正しさ」や「悪さ」で判断するのではなく、「なぜそのような行動をとってしまうのか」という原因を探ることです。 これは、ご自身だけで抱え込まず、専門家の力を借りることが非常に重要です。

専門家の視点：精神科医との連携が不可欠

明日、精神科を受診されるご予定とのこと、素晴らしい判断です。 精神科医は、ご父親の精神状態を正確に評価し、適切な診断と治療方針を提案してくれます。 単なる怒りの感情だけでなく、うつ病、認知症、統合失調症などの可能性も検討する必要があります。

強制入院については、ご父親の現在の状態、危険性、ご自身の安全などを考慮して、医師が判断します。 ご自身が危険に晒されていると感じているのであれば、その旨を医師に明確に伝えましょう。 医師は、ご家族へのサポート体制についてもアドバイスしてくれるはずです。

また、精神科医だけでなく、必要に応じて、介護支援専門員やケアマネージャーといった専門職の協力を得ることも検討しましょう。 ご父親の生活状況、介護ニーズなどを総合的に評価し、適切な支援体制を構築することで、ご家族の負担を軽減することができます。

具体的なアドバイス：ご父親とのコミュニケーションとご自身のケア

ご父親とのコミュニケーションは、非常に難しい課題ですが、以下の点を意識してみてください。

• 共感と傾聴：ご父親の怒りの感情を否定せず、まずはじっくりと話を聞いてあげましょう。「そんな気持ちだったんだね」と共感の言葉を添えることが大切です。 ただし、ご父親の発言に反論したり、感情的に言い返したりしないように注意しましょう。
• 具体的な行動への対処：「殺してやりたい」という発言は、深刻な脅威です。 そのような発言があった場合は、すぐに警察や精神科医に相談しましょう。 ご自身の安全を第一に優先してください。
• 現実的な解決策の提示：ご父親の怒りの原因となっている問題（隣家とのトラブル）に対して、現実的な解決策を提示する努力も必要です。 例えば、弁護士に相談して法的措置を検討する、あるいは、ご父親の気持ちを理解してくれる第三者を探してみるなど。
• 専門家のサポート：これは何度も繰り返しますが、精神科医や介護支援専門員などの専門家のサポートは必須です。 専門家のアドバイスに従いながら、段階的に問題解決に取り組んでいきましょう。
• ご自身のケア：ご自身の精神的な負担も非常に大きいです。 ご家族や友人、または専門機関に相談し、適切なストレス対処法を見つけることが重要です。 一人で抱え込まず、助けを求めることをためらわないでください。

成功事例：専門家との連携による改善

高齢者の怒りや攻撃的な行動は、多くの場合、精神的な問題や身体的な問題と関連しています。 専門家の介入によって、症状が改善し、家族関係が良好になるケースは多くあります。 例えば、認知症の診断を受け、適切な薬物療法や認知療法を受けることで、症状が落ち着き、ご家族とのコミュニケーションが円滑になるケースがあります。 また、デイサービスや介護施設を利用することで、ご本人の社会参加機会を増やし、孤独感を軽減することも有効です。

まとめ

ご父親の怒りの背景には、高齢化、孤独感、健康問題など、複雑な要因が絡み合っている可能性があります。 ご自身だけで抱え込まず、精神科医をはじめとする専門家の力を借り、適切な支援体制を構築することが、解決への最短ルートです。 ご自身の安全を第一に考え、専門家のアドバイスに従いながら、一歩ずつ進んでいきましょう。 そして、ご自身のメンタルヘルスにも十分に気を配ってください。

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