介護職で働くあなたへ贈る、職場でのハラスメントと良好な人間関係の築き方

質問です。介護職でデイサービスで働いてます 職場の上司をAさんとします 私はOさんとします このAさんとは入社時より仲良くさせてもらってます 凄く明るく笑いをとるためならやれる事をやるような方です。私は正直太ってます。自分でも気にしてて弄って欲しくないので、されて嫌なことはしないです 今日仕事で、沢山のお客さんやスタッフがいる中帰り際に脳トレ(クイズ)をするんですが、そのクイズでAさんが「インド象とシロナガスクジラどちらが重いか」とクイズを出していました。そこで終わればいいのに私を出して「Oがインド象と同じか(笑)わっはっはっ」と言われ答え合わせの時も「インド象が5～7トン あ、Oが5～7トンで～」と笑いながらみんなの前で言われました。その時私は「なんでや、そんなにあるわけない」と笑って過ごしましたが内心めちゃめちゃ傷付いてました。「また弄られた、前もみんなの前で弄られるのは好きじゃないと言ったのに……」と思ってました。こういうのはハラスメントになったりするんですかね…Aさんより上の上司に相談しようかとも思ってるんですが、そこまでする必要もないんですかね。自分じゃわからずここに質問させてもらいました。凄く仲良くさせてもらってるのにこういう事言われたりすると近寄りたくなくなるんですよね…。太ってる事が悪いことなんでしょうか色々悩んでしまいます

介護職としてデイサービスで働くOさん、ご相談ありがとうございます。職場の上司であるAさんとの良好な関係を築きながら、自身の尊厳を保つ方法に悩んでいらっしゃるのですね。Aさんとの親しい関係性と、今回の出来事による心の傷つき、そしてハラスメントに該当するのかどうかの判断に迷われている様子が伝わってきます。この状況は、多くの介護職の方が経験する可能性のある、繊細な問題です。この記事では、Oさんの状況を踏まえ、職場でのハラスメントと、良好な人間関係の維持方法について、具体的な解決策を提示していきます。

1. これはハラスメントになりうる可能性があります

まず結論から申し上げますと、Aさんの行為は、パワーハラスメントに該当する可能性があります。パワーハラスメントとは、職場の権力関係を背景に、上司や同僚から部下に対して行われる、精神的な苦痛を与える行為のことです。Aさんの行為は、Oさんの容姿をからかい、周囲の注目を集めることで、Oさんに精神的な苦痛を与えている可能性が高いです。特に、Oさんが以前からこのような行為を嫌がっていることをAさんが認識しているにも関わらず、繰り返されている点が問題です。 「仲が良いから」という理由で、このような行為を許容することはできません。

ハラスメントかどうかを判断する上で重要なのは、行為の意図ではなく、結果です。Aさんが悪意を持って行ったかどうかは、今回のケースではあまり重要ではありません。Oさんが精神的な苦痛を感じている、という事実が重要なのです。 Oさんの「弄られるのが好きじゃない」という意思表示をAさんが無視している点も、深刻な問題です。

2. 具体的な対処法：まずは記録を残しましょう

まずは、今回の出来事を詳細に記録しましょう。日付、時間、場所、具体的な発言内容、そしてOさんが感じた感情などをメモに残してください。 可能な範囲で、他のスタッフがその場にいたかどうかも記録しておくと、後々の証拠として役立ちます。 記録は、客観的な事実を淡々と記述することが重要です。感情的な表現は避け、事実のみを記載しましょう。

記録を残すことで、Oさん自身の感情を整理し、客観的に状況を把握することができます。また、もし今後、Aさんとの間で同様のことが起きた場合、証拠として活用できます。さらに、上司への相談や、必要であれば法的措置を取る際にも、重要な証拠となります。

3. 上司への相談：適切な対応を

Aさんより上の上司への相談は、非常に有効な手段です。しかし、相談する際には、感情的にならず、記録した事実を淡々と伝えましょう。 「Aさんが私をからかってきました。私は不快に感じています。具体的には…（記録に基づいて説明）」といったように、事実を明確に伝え、感情的な表現は避けましょう。 相談する際には、具体的な解決策を提案することも有効です。例えば、「Aさんとのコミュニケーション方法について、指導をお願いしたい」などです。

上司への相談が難しい場合は、社内の相談窓口を利用することも検討しましょう。多くの企業には、ハラスメント相談窓口が設置されています。相談窓口では、専門の担当者がOさんの話を聞き、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。相談窓口の利用は、Oさんにとって大きな安心材料となるでしょう。

4. Aさんとのコミュニケーション：改善策

Aさんとは仲が良いとのことですが、今回の件は、良好な人間関係を維持していく上で、重要な課題です。 Aさんとの関係性を壊さずに、問題を解決するためには、直接、丁寧に伝えることが重要です。 しかし、直接伝える際には、感情的にならず、冷静に、そして具体的に伝えましょう。「Aさん、先日のクイズで、私の体重を話題に出されたこと、とても傷つきました。私は、そのような冗談は好きではありません。今後は、そのような発言は控えていただけませんか？」といったように、具体的な例を挙げながら、自分の気持ちを伝えましょう。

また、Aさんの性格を考慮し、ユーモアを交えて伝えることも有効です。例えば、「Aさん、あなたのユーモアは大好きだけど、私の体重はちょっとデリケートな話題なので、他の話題で笑わせてください！」といったように、冗談めかして伝えることで、Aさんも受け入れやすくなるかもしれません。 しかし、この方法が効果的かどうかは、Aさんの性格や、これまでの関係性によって異なります。効果がない場合は、他の方法を検討する必要があります。

5. 自分自身を大切にすること

最後に、Oさん自身を大切にすることが重要です。Oさんの体重は、決して悪いことではありません。 誰にも、それぞれ個性があり、それを尊重される権利があります。 Aさんの行為は、Oさんの個性を尊重していない、不適切な行為です。 Oさんが傷ついたのは、当然のことです。 自分を責める必要は全くありません。

今回の経験を、自分自身を大切にする機会と捉えましょう。 自分の気持ちを大切にし、自分の尊厳を守るために、必要な行動をしましょう。 そして、自分自身の幸せを優先してください。

6. 今後のキャリアについて考える

今回の出来事をきっかけに、現在の職場環境や、自身のキャリアについて改めて考える機会としても活用しましょう。 もし、この職場環境で働き続けることが難しいと感じた場合は、転職も視野に入れても良いかもしれません。 wovieなどの転職サイトを活用し、自分に合った職場を探してみるのも一つの方法です。 転職活動は、自分自身の成長や幸せにつながる可能性を秘めています。

Oさんが、安心して仕事ができる環境を手に入れ、幸せな毎日を送れることを心から願っています。