【悲報】介護現場の看護師、過酷労働＆処遇改善手当ゼロ？！その実態と解決策

介護施設(老健や特養など)で働いてる看護師が、人手不足が理由で介護要員として現場でほぼフルで働かされる場合でも、介護の処遇改善手当はもらえないですか？ 施設長には、「あなたは介護職員じゃないし看護師として雇用契約書も作ってるから処遇改善手当をもらうには看護師兼介護職員として新しく雇用契約書を作らないといけない」と言われたのですが、ほぼ毎日現場で介護職員の仕事をさせられるし配置的にどうしても介護職員が足りない日はたまに処遇改善手当がついてたりします。 介護職員として雇ってはいない、処遇改善手当は看護師には出せない、それでも介護職員が少ない日があるから介護要員として仕事しろ、配置が足りないと注意受けるような日だけは処遇改善手当つける、っておかしくないですか？ 本当にギリギリの時間まで介護職員として使われて、看護師の仕事に支障が出る日が多すぎます。そのせいでたくさん残業もしますがそういう場合の時間外手当は無し。さすがにきついので何回か相談しましたがギリギリまで出なくてもいいようにすると言ったかと思えば何一つ変わらず、また、何故か面接に来た方たちはみんな不採用にしているそうです。 他の介護職員のみんなが大事なので現場が困らないように頑張っていますが、介護職員としてもらえなかった分の処遇改善手当は、現場に一切出ない・利用者の顔と名前も誰1人一致しない施設長のものになっています。謎すぎます。 どこの介護施設の看護師もそのような扱いなのでしょうか？ 処遇改善手当は、ほとんどフルで現場に出てる看護師を差し置いて、現場に出ない上司がもらえるものなのですか？ 腹が立って仕方がないです、もう疲れました。

この記事では、介護施設で働く看護師の方、特に介護業務を多く担いながらも処遇改善手当を受け取れていない、という状況に悩むあなたに向けて、その問題の背景、解決策、そして今後のキャリアプランについて、具体的な事例を交えながら解説します。 長時間労働、待遇の不平等、そして将来への不安…これらの問題に正面から向き合い、あなた自身のキャリアを守るための方法を探っていきましょう。

1. 介護施設における看護師の現状と課題

まず、現状を整理しましょう。あなたは、看護師として雇用されながら、人手不足を理由に介護業務をほぼフルタイムで行っているにも関わらず、介護職員への処遇改善手当を受け取れていません。さらに、残業代も支給されていないという、非常に厳しい状況下に置かれています。これは、多くの介護施設で起こりうる問題であり、決してあなただけではありません。

多くの介護施設では、看護師と介護職員の役割分担が曖昧なまま、人材不足を看護師の負担増で補おうとする傾向があります。これは、施設側の経営上の都合や、人員配置計画の甘さ、そして適切な人員配置のための予算不足などが原因として考えられます。 あなたの施設では、面接に来た介護職員候補者が全員不採用になっているとのことですが、これは人材確保に積極的でない、もしくは採用基準が不明確である可能性を示唆しています。 このような状況は、現場の負担をさらに増大させ、質の高い介護サービスの提供を阻害する大きな要因となります。

さらに、処遇改善手当が現場に出ない上司に渡っているという事実。これは、制度の趣旨から大きく逸脱しており、極めて問題です。処遇改善手当は、現場で働く職員の処遇改善を目的としたものです。現場で日々奮闘するあなたや他の介護職員にこそ、その恩恵が行き渡るべきです。 施設長の説明は、労働基準法や雇用契約の内容に照らして、妥当かどうかを改めて確認する必要があります。

2. 法律と雇用契約を確認しよう

あなたの状況は、労働基準法に抵触する可能性があります。具体的には、以下の点について確認が必要です。

• 業務内容と雇用契約：あなたの雇用契約書には、具体的な業務内容が記載されていますか？もし、介護業務が主要な業務として記載されていないにも関わらず、実際には介護業務が中心となっている場合、契約違反の可能性があります。
• 残業代の未払い：残業時間が発生しているにも関わらず、残業代が支払われていない場合は、労働基準法違反です。残業時間記録をきちんと残し、証拠を確保しましょう。
• 処遇改善手当の支給基準：処遇改善手当の支給基準は、明確に規定されていますか？もし、曖昧な基準で支給されている場合、不公平な待遇を受けている可能性があります。施設の規定や、関連する法令（介護職員処遇改善加算など）を調べ、あなたの業務内容が手当の支給対象に該当するかどうかを確認しましょう。

これらの点を明確にするために、雇用契約書を改めて確認し、必要であれば、労働基準監督署に相談することをお勧めします。 労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関です。相談することで、あなたの権利を擁護するための適切なアドバイスを受けることができます。

3. 解決策を探る：具体的なステップ

現状を変えるためには、具体的な行動が必要です。以下のステップに従って、問題解決に取り組んでみましょう。

1. 記録を残す：日々の業務内容、残業時間、そして施設長とのやり取りなどを詳細に記録しましょう。これは、後々の証拠として非常に重要になります。日付、時間、内容を明確に記録し、可能であれば、メールやメモなどの形で残しておきましょう。
2. 再度、施設長と話し合う：記録を元に、改めて施設長と話し合いましょう。冷静に、そして具体的に、あなたの現状の苦悩と、改善を求める意思を伝えましょう。 具体的な改善案を提示することも効果的です。例えば、「介護業務の軽減」「残業代の支給」「処遇改善手当の支給基準の明確化」などを提案してみましょう。
3. 労働組合に相談する：もし、施設長との話し合いがうまくいかない場合は、労働組合に相談することを検討しましょう。労働組合は、労働者の権利を守るための組織です。専門家のアドバイスを受けながら、問題解決に取り組むことができます。
4. 労働基準監督署に相談する：それでも解決しない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。労働基準監督署は、労働基準法違反を調査し、是正を命じる権限を持っています。
5. 転職も視野に入れる：もし、現状が改善されない場合、転職も視野に入れるべきです。あなたのスキルと経験を活かせる、より働きやすい職場を探すことが重要です。転職活動においては、求人情報サイトを有効活用し、キャリアコンサルタントに相談するのも有効な手段です。 あなたの経験とスキルを高く評価してくれる職場は必ずあります。

4. キャリアプランを見据えて

現状の困難な状況を乗り越えるためには、将来のキャリアプランを明確に描くことが重要です。 介護業界は人材不足が深刻なため、あなたのスキルは高く評価されます。 転職活動においては、以下の点を意識しましょう。

• 自分の強みを明確にする：看護師としてのスキル、そして介護業務の経験はあなたの大きな強みです。これらの経験を活かせる職場を探しましょう。
• 理想の職場像を描く：どのような職場環境で働きたいのか、どのようなキャリアパスを描きたいのかを明確にしましょう。 ワークライフバランス、給与、福利厚生、キャリアアップの機会など、あなたにとって重要な要素をリストアップし、優先順位を決めましょう。
• 情報収集：求人情報サイトや転職エージェントを活用して、積極的に情報収集を行いましょう。 キャリアコンサルタントに相談することで、あなたのスキルや経験に合った最適な職場を見つけることができます。

5. まとめ

介護施設で働く看護師の過酷な労働環境と不当な待遇は、決してあなただけではありません。 しかし、現状を変えるために、あなたは行動を起こすことができます。 まずは、自身の権利を理解し、記録をしっかり残すことから始めましょう。 そして、施設長との話し合い、労働組合や労働基準監督署への相談、そして必要であれば転職という選択肢も検討してください。 あなたのスキルと経験は、必ず活かせる場所があります。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、より良い未来に向かって進んでいきましょう。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、法律相談ではありません。個別の状況については、専門家にご相談ください。