築20年の実家リフォーム、費用を抑えて安全な住まいに！子育て世代向けDIY&リフォーム完全ガイド

この記事では、築20年のご実家を子育てしやすい安全な住まいへと変えるためのリフォーム計画について、具体的なステップと費用を抑えるためのDIYの活用方法を解説します。金銭的な負担を最小限に抑えながら、お子さまが安心して過ごせる環境を整えるための実践的なアドバイスが満載です。

家のリフォームを考えています。

現在築20年の元祖母の家に住んでいます。

祖母はすでに他界していて、晩年は施設にいたのでこの家はほぼ空き家状態でした。(実家の隣なので、物置がわりに使ったりたまに私が帰ってきた時に寝室だけ綺麗にして寝るだけで使ったりしてました。)

なので、水回り等あまり使ってない状態でした。

今年に入り私の結婚妊娠出産を機に家賃が勿体ないと祖母の家に引っ越してきました。

とりあえず水回りはハウスクリーニングをお願いしてその他も自分たちで掃除したりしてます。

ですが、現在4ヶ月の赤ちゃんと暮らしていくなかで

いくつか気になるところが出てきました。

①窓枠が木枠でずっとメンテナンス等してなかった為腐ってボロボロ。赤ちゃんがハイハイ等始めたら触って腐った木屑を食べたりなどが心配

②1回を今は寝室にしてますが、そこは祖母が入居してからも1回も使っておらず、実質20年間空室になっていていろいろと傷んでいる

③食器棚等拭いても拭いても臭いがとれない

④ハウスクリーニングしたとはいえ水回りの劣化が見て取れる

⑤窓枠が腐っているためか、何箇所か壁を押すと柔らかかったり、穴が空いたりする

などです。

理想で言えば建て替え又はフルリフォームなのですが

なかなか金銭面的に厳しいです。

引っ越しとかもあるのかもですが、実家が隣で私が一人娘なので今後介護等が必要なる可能性もあり場所は移りたくありません。

なんとか、子どもが安全に？過ごせる環境にしたいと思ってます。

そこで前置きが長くなってしまいましたが、

金銭面的に苦しい場合、少しずつリフォームしていくのは逆にお金がかかってしまいもったいないでしょうか？

また、少しずつリフォームする場合はどこからどの様にしたらいいと思われますか？

わかりづらい部分も多々あるかと思いますが、

ご意見を頂けたら幸いです。

よろしくお願いします。

はじめに：安全で快適な住まいへの第一歩

築20年のご実家での生活、おめでとうございます。お子さまの誕生を機に、ご実家での生活を選ばれたことは、経済的なメリットだけでなく、将来的な介護の可能性を考慮しても非常に賢明な選択です。しかし、築年数の経過に伴い、安全面や快適性に不安を感じる点は当然のこと。特に小さなお子さまがいるご家庭では、その不安は切実なものとなるでしょう。この記事では、費用を抑えながら、お子さまが安全に過ごせる環境を整えるための具体的なリフォーム計画と、DIYの活用方法について詳しく解説していきます。

1. 現状の把握と優先順位の決定

リフォームを始める前に、まずは現状を正確に把握することが重要です。以下の手順で進めていきましょう。

1-1. 問題箇所のリストアップと写真撮影

• 詳細なリスト作成: 質問者様が挙げられた問題点に加え、以下の点をチェックリストに追加し、詳細にリストアップします。
• □ 窓枠の腐食具合（広範囲か、部分的なものか）
• □ 壁の柔らかさ、穴の大きさ、範囲
• □ 水回りの具体的な劣化状況（水漏れ、カビ、臭いなど）
• □ 電気配線の安全性
• □ 床の傾きやきしみ
• □ その他、気になる点（収納の使い勝手、断熱性など）
• 写真撮影: 各問題箇所を写真に収め、記録として残します。後で業者に見積もりを依頼する際にも役立ちます。

1-2. 優先順位の決定

リストアップした問題点の中から、優先的に対応すべき箇所を決定します。以下の点を考慮しましょう。

• 安全性の確保: お子さまの健康と安全に直結する箇所を最優先します。例：窓枠の腐食、壁の穴、水漏れなど。
• 快適性の向上: 日々の生活の質を左右する箇所も重要です。例：断熱性、収納、水回りの使い勝手など。
• 費用のバランス: 予算内で最大限の効果を得られるように、DIYの活用や、業者への依頼範囲を検討します。

2. 段階的なリフォーム計画の立て方

金銭的な制約がある場合、一度に全てをリフォームするのは難しいかもしれません。そこで、段階的なリフォーム計画を立てることが重要です。以下に、具体的なステップと、それぞれのステップで考慮すべきポイントを解説します。

2-1. ステップ1：緊急性の高い箇所の修繕（1～3ヶ月）

お子さまの安全に関わる箇所を優先的に修繕します。具体的には、以下の作業を行います。

• 窓枠の補修: 腐食が進行している窓枠は、お子さまが触れると危険です。DIYで補修できる範囲と、専門業者に依頼する範囲を検討します。
• DIYの場合: 腐食部分を削り取り、防腐剤を塗布し、パテで補修します。塗装で仕上げれば、見た目も綺麗になります。
• 業者依頼の場合: 窓枠全体の交換や、大規模な補修が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。
• 壁の補修: 壁の穴や柔らかい箇所は、お子さまが触ると危険です。
• DIYの場合: 壁の穴をパテで埋め、壁紙を貼ります。
• 業者依頼の場合: 壁の構造的な問題がある場合は、専門業者に相談しましょう。
• 水回りの応急処置: 水漏れやカビが発生している場合は、応急処置を行います。
• DIYの場合: 軽微な水漏れは、パッキン交換などで対応できます。
• 業者依頼の場合: 大規模な修理や、専門的な知識が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。

2-2. ステップ2：快適性の向上（3～6ヶ月）

安全性が確保されたら、快適性を向上させるためのリフォームを行います。具体的には、以下の作業を行います。

• 内装のリフォーム:
• DIYの場合: 壁紙の張り替え、床のDIYリフォーム（クッションフロアやフロアタイルなど）
• 業者依頼の場合: 全面的な内装のリフォーム、間取りの変更など。
• 収納の改善:
• DIYの場合: 収納棚の設置、既存の収納の整理整頓
• 業者依頼の場合: 造作収納の設置など。
• 断熱性の向上:
• DIYの場合: 窓への断熱シートの貼り付け、隙間テープの利用
• 業者依頼の場合: 断熱材の追加、二重窓の設置など。

2-3. ステップ3：水回りの本格的なリフォーム（6ヶ月～）

余裕があれば、水回りの本格的なリフォームを検討します。予算に合わせて、部分的なリフォーム（例：キッチンの換気扇交換）や、全面的なリフォームを計画しましょう。

• DIYの活用: 一部の作業（例：古いタイルの剥がし、ペンキ塗り）は、DIYで行うことも可能です。
• 業者選び: 水回りのリフォームは、専門的な知識と技術が必要です。信頼できる業者を選びましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

3. DIYで費用を抑えるための具体的な方法

DIYは、リフォーム費用を大幅に抑えるための有効な手段です。しかし、DIYにはリスクも伴うため、無理のない範囲で取り組むことが重要です。以下に、DIYで費用を抑えるための具体的な方法と、注意点を紹介します。

3-1. DIYで可能な作業の選定

DIYで可能な作業と、専門業者に依頼すべき作業を見極めることが重要です。以下に、DIYで比較的取り組みやすい作業と、難易度の高い作業の例を挙げます。

• DIYで取り組みやすい作業:
• □ 壁紙の張り替え
• □ 床のDIYリフォーム（クッションフロア、フロアタイルなど）
• □ 塗装（壁、窓枠など）
• □ 収納棚の設置
• □ 軽微な補修（パテ埋め、隙間テープの利用など）
• 専門業者に依頼すべき作業:
• □ 電気工事
• □ 水道工事
• □ 大規模な構造補修
• □ 屋根工事
• □ 間取り変更

3-2. DIYに必要な道具と材料の準備

DIYを始める前に、必要な道具と材料を準備しましょう。ホームセンターやインターネット通販で、比較的安価に手に入れることができます。以下に、DIYでよく使用する道具と材料の例を挙げます。

• DIYに必要な道具:
• □ ドライバー
• □ ハンマー
• □ ノコギリ
• □ カッターナイフ
• □ メジャー
• □ 水準器
• □ やすり
• □ ペンキ刷毛、ローラー
• □ パテ
• DIYに必要な材料:
• □ 壁紙
• □ クッションフロア、フロアタイル
• □ 塗料
• □ パテ
• □ 釘、ネジ
• □ 隙間テープ

3-3. DIYの注意点と安全対策

DIYを行う際には、安全に十分注意しましょう。以下の点に注意してください。

• 安全装備の着用: 保護メガネ、マスク、手袋などを着用し、安全に作業しましょう。
• 無理な作業はしない: 専門知識や技術が必要な作業は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
• 事前の情報収集: DIYに関する情報を、インターネットや書籍で事前に収集し、理解を深めてから作業に取り掛かりましょう。
• 作業スペースの確保: 作業スペースを確保し、整理整頓を心がけましょう。
• お子さまへの配慮: 作業中は、お子さまが近づかないように注意し、安全な環境を確保しましょう。

4. 業者選びのポイントと費用相場

DIYだけでは対応できない箇所は、専門業者に依頼する必要があります。信頼できる業者を選ぶために、以下のポイントを参考にしましょう。

4-1. 複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較検討しましょう。見積もりは、詳細な内訳が記載されているか、追加費用が発生する可能性がないかなどを確認しましょう。

4-2. 業者の実績と評判を確認する

業者の実績や評判を、インターネットや口コミサイトで確認しましょう。施工事例や、顧客からの評価などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

4-3. 保証とアフターフォローの確認

万が一のトラブルに備えて、保証制度やアフターフォローの有無を確認しましょう。保証期間や、対応範囲などを確認し、安心して依頼できる業者を選びましょう。

4-4. 費用相場の目安

リフォームの費用は、工事内容や規模によって大きく異なります。以下に、一般的なリフォームの費用相場の目安を示します。

• 部分的なリフォーム:
• □ 窓枠の補修: 数万円～
• □ 壁の補修: 数千円～
• □ 水回りの応急処置: 数千円～
• □ 壁紙の張り替え: 1㎡あたり1,000円～
• □ 床のDIYリフォーム: 1㎡あたり2,000円～
• 全面的なリフォーム:
• □ 内装リフォーム: 100万円～
• □ 水回りリフォーム: 50万円～
• □ 全体的なリフォーム: 1,000万円～

※上記はあくまで目安であり、実際の費用は、工事内容や業者によって異なります。

5. まとめ：安全で快適な住まいを、賢く実現するために

築20年のご実家を、お子さまが安心して過ごせる安全で快適な住まいへと変えるためには、段階的なリフォーム計画と、DIYの活用が有効です。まずは現状を正確に把握し、優先順位を決定しましょう。そして、DIYで可能な範囲と、専門業者に依頼すべき範囲を見極め、費用を抑えながら、理想の住まいを実現しましょう。

今回のケースでは、窓枠の腐食や壁の損傷など、お子さまの安全に関わる箇所を優先的に修繕し、DIYで対応できる部分と、専門業者に依頼する部分を明確に区分けすることで、費用を抑えながら安全な住環境を整えることができます。また、内装のリフォームや収納の改善など、快適性を向上させるためのDIYも積極的に取り入れ、ご家族みんなが心地よく過ごせる空間を作り上げましょう。水回りのリフォームは、専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者を選び、複数社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

計画的にリフォームを進めることで、金銭的な負担を最小限に抑えつつ、お子さまの成長に合わせて、より快適で安全な住まいを実現することができます。

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