「もう会社に行きたくない…」介護職で感じる絶望感、心療内科に行くべき？ 専門家が教える、あなたを守るための選択肢

「wovie」をご覧の皆さん、こんにちは。キャリア支援を専門とする転職コンサルタントです。今回は、介護職として働きながら、心身に不調をきたし、心療内科への受診を検討されている20歳の女性からのご相談にお答えします。職場での厳しい環境、将来への不安、そして休職や転職に関する様々な情報が錯綜し、混乱されていることと思います。この記事では、あなたの現状を深く理解し、具体的な選択肢を提示することで、少しでもあなたの不安を解消し、前向きな一歩を踏み出すためのお手伝いをさせていただきます。

匿名投稿失礼致します。

20歳の女です。

心療内科などに、行くべきなのでしょうか？

今働いている会社が酷く怖く感じ、行こうとする度に涙が出てしまい、呼吸が苦しくなり立ち止まってしまいます。

今働いている会社は2年半くらいいる在宅型の介護の仕事です。

圧迫感があり、施設長はいかなるミス(朝の食事が終わらないなど、連帯感が必要なこと)であろうとみんなの前で怒鳴る程厳しい人です。(なのに、施設長でも終わらないことがあります)

ここの仕事を辞めたいと言ったら、施設長からは、「他の所はこんなに教えてくれない！他の仕事場だと無視されるんだよ！」「どこ言ったって、言いたいこといえなければどこも同じ！」と言われたり、長くいる先輩には仕事をしているだけで、「どうしてこんな風に育ったの！？」「私の子供だったら、声が小さかったら、声を出せって怒るから！」「無責任すぎ！早くしてよ！」ときつく当たられています。

確かに自分はすごく上手く仕事ができる訳では無いし、小さなミスをしたりもします。でも、絶対に大事にはしないようにしたり、決して小さな声で無く、大きな声を出すように常に心掛けています。

ご入居様にも、笑顔で接しており、1部のご入居様には「あなたが1番安心する笑」って言ってもらいとても嬉しいです。

しかし、その小さなミスすらも突っつく様に何度も怒られ、「そんなの常識だから！」と皆の前で怒鳴られ、先輩もミスする事があるのに…と何度も心に思ってしまいます。

体の不調も激しく、頭痛が長引いたり、中々寝付けなかったり、途中で何度も目を覚ましたりしており、誰もいないところで、ぼろぼろと涙をながしていたりします。

時々、爪を血が出るまで噛み続けたり、安心するために爪で身体中を掻きむしったりしているせいで足や腕は傷だらけです。

その事を友人に行ったら、「精神科で１ヶ月くらい休職した方がいいよ」と言われました。

しかし、ネットで調べると休職ってデメリットが強く、懲戒解雇もあると聞き、次の転職先も悪影響があると聞き、不安になってしまいました。

親も、多分心療内科に行ったりすることに納得しないと思います。

親は私が高校の時、学校で行った職場訓練を先生に全て丸投げしておりました。「お金は出しますが、それをやるのは学校でしょ？」という感じで、自分の親ながら、不信感がありました。

今の仕事にもやっとありつけた感じで、今までは視力が低すぎて受けられない、と言われずっとお見送りになっていました。(視力メガネ掛けて左が0.2、右目が0.1です)

正直、今の職場は怖くて怖くて仕方がありません。1日でも、あの職場に居たくなくて、休みでも仕事のことを考えてしまい、日々が楽しくありません。いっその事、解雇して欲しい、とまで思ってしまいます。

そして友達相談して言われた事が、「精神科行ってみては？」という提案でした。

長々と大変失礼致しました。

私は心療内科などに、行くべきなのでしょうか？

誹謗中傷や、嫌がらせの回答などはやめてください…

1. 状況の整理：なぜあなたは「もう会社に行きたくない」と感じるのか？

ご相談内容を拝見し、あなたが置かれている状況は非常に深刻であると感じました。今の職場で抱えている問題は、大きく分けて以下の3点に集約されます。

• 職場の人間関係の悪化： 施設長や先輩からの厳しい言葉、人格を否定するような言動は、あなたの自尊心を著しく傷つけ、精神的な負担を増大させています。
• 過度なストレスによる心身の不調： 頭痛、不眠、涙が止まらない、自傷行為といった症状は、ストレスが限界を超えているサインです。
• 将来への不安： 休職や転職に関する情報への不安、親からの理解が得られないことへの孤立感、そして視力による就職活動での苦労など、将来への不安が複合的に存在しています。

これらの問題が複雑に絡み合い、あなたが「会社に行きたくない」と感じることは、決して珍しいことではありません。むしろ、心身の健康を守るために、早急な対策が必要な状態と言えるでしょう。

2. 心療内科への受診：メリットとデメリットを比較検討

「心療内科に行くべきか？」という問いに対する答えは、一概には言えません。しかし、メリットとデメリットを比較検討し、あなたの状況に最適な選択肢を見つけることが重要です。

メリット

• 専門家による診断と治療： 専門医による診断と、必要に応じた薬物療法やカウンセリングを受けることで、症状の改善が期待できます。
• 心の負担の軽減： 専門家との対話を通して、抱えている悩みや不安を客観的に整理し、心の負担を軽減することができます。
• 休養の確保： 必要に応じて休職することで、心身を休ませ、回復を図ることができます。
• 適切なアドバイス： 専門家から、今後のキャリアや生活に関する適切なアドバイスを受けることができます。

デメリット

• 受診への抵抗感： 心療内科を受診することへの抵抗感や、周囲の理解が得られないことへの不安があるかもしれません。
• 費用： 診察料、薬代、カウンセリング費用など、費用がかかる場合があります。
• 休職への不安： 休職することへの経済的な不安、職場への復帰への不安、転職への影響への不安などがあるかもしれません。
• 薬の副作用： 薬物療法を行う場合、副作用が出る可能性があります。

これらのメリットとデメリットを比較検討し、あなたの状況に合わせて、心療内科を受診するかどうかを判断しましょう。もし、心身の不調が深刻で、日常生活に支障をきたしている場合は、専門家のサポートを受けることを強くお勧めします。

3. 休職という選択肢：メリットとデメリット、そして注意点

心療内科を受診し、医師から休養が必要と診断された場合、休職という選択肢も検討することになります。休職は、心身を休ませ、回復を図るための有効な手段ですが、いくつかの注意点も存在します。

メリット

• 心身の回復： 職場から離れ、十分な休養をとることで、心身の回復を図ることができます。
• 治療への専念： 治療に専念し、症状の改善を目指すことができます。
• 今後のキャリアを考える時間： 今後のキャリアプランや、転職についてじっくりと考える時間を確保できます。

デメリット

• 収入の減少： 休職中は、給与が減額されたり、支給されなくなる可能性があります。
• 職場への復帰への不安： 復帰後の人間関係や、仕事への不安を感じるかもしれません。
• 転職への影響： 休職期間が長くなると、転職活動に影響が出る可能性があります。
• 周囲の理解： 職場や家族からの理解が得られない場合、精神的な負担が増大する可能性があります。

休職する際は、以下の点に注意しましょう。

• 医師との連携： 医師と密接に連携し、治療計画や復帰プランを立てましょう。
• 職場とのコミュニケーション： 職場の担当者と、休職期間や復帰後の働き方について、事前にしっかりと話し合いましょう。
• 経済的な対策： 傷病手当金や、生活費について、事前に調べておきましょう。
• 自己管理： 休職中は、規則正しい生活を送り、心身の健康を維持しましょう。

4. 転職という選択肢：あなたのキャリアを再構築する

今の職場環境が改善の見込みがなく、心身の不調が続くようであれば、転職という選択肢も検討しましょう。転職は、あなたのキャリアを再構築し、より良い環境で働くための有効な手段です。

転職活動を始める前に

• 自己分析： 自分の強みや弱み、興味のあること、キャリアプランなどを明確にしましょう。
• 情報収集： 介護業界の現状や、求人情報を収集しましょう。
• キャリアカウンセリング： 専門家のアドバイスを受け、転職活動の準備を進めましょう。

転職活動の進め方

• 求人情報の検索： 求人サイトや、転職エージェントを利用して、求人情報を検索しましょう。
• 応募書類の作成： 履歴書や職務経歴書を作成し、応募書類を提出しましょう。
• 面接対策： 面接対策を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
• 内定承諾： 複数の企業から内定を得た場合は、自分のキャリアプランに合った企業を選びましょう。

転職活動の注意点

• 焦らない： 焦って転職先を決めるのではなく、じっくりと時間をかけて、自分に合った企業を探しましょう。
• 情報収集： 企業の情報をしっかりと収集し、自分に合った企業かどうかを見極めましょう。
• 自己PR： 自分の強みや、これまでの経験をアピールしましょう。
• 面接対策： 面接官の質問に対して、的確に答えられるように準備しましょう。

5. 親との関係：理解を得るために

親御さんが心療内科の受診や休職に理解を示さない場合、あなたの精神的な負担はさらに大きくなる可能性があります。しかし、諦めずに、親御さんとのコミュニケーションを図り、理解を得る努力をしましょう。

親とのコミュニケーションのポイント

• あなたの気持ちを伝える： 職場での辛い状況や、心身の不調について、正直に伝えましょう。
• 専門家の意見を伝える： 医師の診断や、専門家のアドバイスを伝え、あなたの状況の深刻さを理解してもらいましょう。
• 将来への希望を語る： 今後のキャリアプランや、将来への希望を語り、親御さんの不安を解消しましょう。
• 具体的な提案をする： 心療内科の受診や、休職、転職など、具体的な提案をし、親御さんと一緒に解決策を考えましょう。

親御さんの理解を得ることは、簡単ではないかもしれません。しかし、あなたの気持ちを伝え、粘り強くコミュニケーションをとることで、少しずつ理解を得られる可能性があります。もし、どうしても親御さんの理解が得られない場合は、専門家や、信頼できる第三者に相談することも検討しましょう。

6. 今後の具体的なアクションプラン

あなたの状況を踏まえ、今すぐできる具体的なアクションプランを提案します。

1. 心療内科の受診を検討する： まずは、心療内科を受診し、専門医の診断を受けましょう。
2. 職場の状況を記録する： 職場での出来事や、自分の心身の状態を記録し、客観的に状況を把握しましょう。
3. 信頼できる人に相談する： 友人、家族、または専門家など、信頼できる人に相談し、悩みを共有しましょう。
4. 情報収集： 休職や転職に関する情報を収集し、自分に合った選択肢を見つけましょう。
5. 専門家への相談を検討しましょう： キャリアコンサルタントや、カウンセラーに相談し、具体的なアドバイスを受けましょう。

これらのアクションプランを実行することで、あなたの不安を軽減し、前向きな一歩を踏み出すことができるはずです。

7. まとめ：あなた自身の心とキャリアを守るために

今回の相談を通して、あなたが置かれている状況が非常に深刻であり、早急な対策が必要であることを改めて感じました。心療内科の受診、休職、転職、親とのコミュニケーションなど、様々な選択肢がありますが、最終的に決めるのはあなた自身です。しかし、一人で抱え込まず、専門家や信頼できる人に相談し、あなたの心とキャリアを守るための最善の選択をしてください。

あなたの未来が、明るく、希望に満ちたものになることを心から願っています。

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