介護職の悩み！「腹立たしい利用者」との向き合い方と、転職を考える前にすべきこと

介護職をしています。 最近、ユニット異動となり、働き始めたのですが、腹の立つ利用者がいます。 その利用者は、統合失調症や軽度の認知症もあります。 歩行はほぼ自立なのですが、転倒リスクもあるので、念の為付き添って対応し、その癖、何でも自分でしたがる利用者です。けれど、何も構ってくれないないような対応すると、利用者に職員の悪口を言いふらし、他の利用者を不穏にさせます。 先日は、僕の作った料理の野菜がよく煮えて無かったと、言いふらし、職員や上司にまで言いふらします。そして、一応、謝ると、今後のことを思っていってあげたと上から目線で言われました。 憎たらしくてほんと早く死んだしまえばいいのに、思ってはいけませんが、いつも思ってしまいます。 こういった利用者とはどのように付き合っていけば良いでしょうか。なるべくなら関わりたくないのですが、職員も手薄ではあるし、夜勤は1人なので悩んでいます。 何かいいアドバイスがあれば、宜しくお願いします。

この記事では、介護職で働くあなたが抱える、「腹立たしい利用者」への対応と、職場環境への不満による転職を検討する前にできることを、具体的な事例と解決策を交えて解説します。 感情をコントロールする方法、利用者との良好な関係構築、そして、もし転職を考える場合のステップについても詳しくご紹介します。 多くの介護職の方が抱える共通の悩みである、利用者との人間関係、そして働き方改革の難しさに焦点を当て、あなた自身のキャリアパスを考えるためのヒントを提供します。

1. 辛い感情を受け止め、冷静になる方法

まず、あなたが抱える「憎たらしい」「早く死んでしまえばいいのに」といった感情は、決して間違っていません。 介護の現場では、日々、想像を絶するストレスや負担と向き合う必要があり、そのような感情を抱くことは、むしろ自然な反応と言えるでしょう。 重要なのは、その感情を否定したり、抑えつけたりすることではなく、正しく受け止め、適切に処理する方法を学ぶことです。

• 感情日記をつける： 毎日、感じた感情や状況を記録することで、自分の感情のパターンを把握し、トリガーとなる状況を特定できます。 記録することで客観的に状況を分析し、感情の波に乗りこなしやすくなります。
• 同僚や上司への相談： 一人で抱え込まず、信頼できる同僚や上司に相談してみましょう。 同じような経験をしている人がいるかもしれませんし、客観的なアドバイスをもらえる可能性もあります。 介護職はチームワークが不可欠な仕事です。 相談することで、新たな解決策が見つかるかもしれません。
• 専門機関への相談： どうしても感情がコントロールできない場合は、産業医やメンタルヘルス相談窓口に相談することをお勧めします。 専門家のサポートを受けることで、より効果的な対処法を見つけられるでしょう。 これは決して弱さではありません。 プロフェッショナルの力を借りることで、より健康的に働き続けられます。
• リフレッシュ方法を見つける： 仕事終わりには、趣味や好きなことに時間を使うなど、自分自身をリフレッシュする時間を確保しましょう。 疲れた状態では、感情のコントロールが難しくなります。 休息は、あなたの心と体の健康を守るために不可欠です。

2. 利用者とのコミュニケーション改善

利用者との関係改善は、簡単なことではありませんが、いくつかの工夫で状況を改善できる可能性があります。 重要なのは、利用者の気持ちに寄り添い、理解しようとする姿勢です。

• 利用者の背景を知る： 利用者の病状や、過去の経験、生活習慣などを理解することで、その行動の背景が見えてきます。 統合失調症や認知症は、感情の表現やコミュニケーションに影響を与える可能性があります。 彼らの行動を「わがまま」と片付けるのではなく、病気による症状として理解することが大切です。
• 共感的なコミュニケーション： 利用者の言葉に耳を傾け、共感する姿勢を示しましょう。 たとえ、その言葉が不快なものであっても、まずは受け止め、理解しようと努めることが重要です。 「お気持ちはよく分かります」など、共感を示す言葉を使うことで、利用者の感情を落ち着かせる効果があります。
• 具体的な行動を明確にする： 「野菜が煮えていなかった」というクレームに対しては、「次回から火加減に注意します」など、具体的な改善策を提示しましょう。 曖昧な対応は、利用者の不信感を招く可能性があります。 具体的な行動を示すことで、信頼関係を築くことができます。
• チームでの連携： 他の職員と連携し、利用者への対応を共有しましょう。 一人だけで抱え込まず、チームとして対応することで、負担を軽減し、より効果的な対応ができます。 情報共有は、利用者への適切なケアに繋がります。

3. 職場環境の見直しと転職の検討

もし、上記の対策を講じても状況が改善しない、もしくは、あなたが心身ともに限界を感じている場合は、転職を検討することも一つの選択肢です。

• 職場環境の改善を提案する： まずは、現在の職場環境の改善を提案してみましょう。 人員不足や、研修体制の不足など、具体的な問題点を指摘し、改善策を提案することで、職場環境が改善される可能性があります。 労働組合があれば、相談してみるのも良いでしょう。
• 転職活動の準備： 転職活動を行う場合は、まず、自分の強みや弱みを把握し、キャリアプランを明確にしましょう。 求人サイトや転職エージェントなどを活用し、自分に合った職場を探しましょう。 介護職の求人は多くありますが、労働条件や職場環境は様々です。 じっくりと比較検討することが大切です。 履歴書や職務経歴書の作成、面接対策なども十分に行いましょう。
• 転職エージェントの活用： 転職エージェントは、あなたのキャリアプランに合った求人を紹介してくれるだけでなく、面接対策や給与交渉などのサポートもしてくれます。 介護職に特化したエージェントもありますので、活用することをお勧めします。

4. 成功事例：他職種への転身

介護職から別の職種に転身し、成功した事例も数多くあります。 例えば、介護で培ったコミュニケーション能力や、人の気持ちを察する能力は、営業職やカウンセラーなど、様々な職種で活かすことができます。 介護職での経験は、あなたの貴重な財産です。 それを活かせる新たなキャリアパスを探してみましょう。

5. まとめ

介護職は、やりがいのある仕事ですが、同時に大きなストレスや負担を伴う仕事でもあります。 あなたが抱える感情は、決して間違っていません。 まずは、自分の感情を受け止め、適切な対処法を見つけることが大切です。 職場環境の改善を図る努力をしながらも、それでも状況が改善しない場合は、転職という選択肢も視野に入れても良いでしょう。 転職活動においては、自分の強みや弱みを理解し、自分に合った職場を見つけることが重要です。 多くの選択肢の中から、あなたにとって最適な道を選んでください。