遺産トラブルと殺意…法的手段以外でできることとは？｜キャリアコンサルタントが教える、怒りを力に変える解決策

この記事では、親族間の遺産トラブルに巻き込まれ、不当な行為に対する怒りと殺意を抱きながらも、法的手段以外の解決策を探しているあなたへ、キャリアコンサルタントの視点から、具体的なアドバイスを提供します。遺産相続問題は、精神的な負担が大きく、感情的になりがちです。しかし、冷静さを保ちながら、問題解決に向けて一歩踏み出すためのヒントをお伝えします。

長いですが読んで、意見を下さると有り難いです。

祖父の遺産について親戚間で揉めているのですが、不当な行いをした親戚への怒りと殺意が収まらず、かと言って、私にも将来がある為、直接何か手を降す訳にもいきません。そのため、直接手を降す内容以外で、鉄槌を下す良い方法を、お教え願いたいと思い投稿させて頂きます。

私は、祖父母の三女(C)の息子です。

家族構成は、祖父と祖母、その子供が3姉妹A(長女)、B(次女)、C(三女)です。祖父は認知機能が低下し、祖母が面倒を見切れず老人ホームにいます。祖母も、認知機能が低下し、Bの家で面倒を見ていたのですが、Bが精神疾患様の症状(病院に行くことを断固拒否する為、診断はされていないが、「すぐキレる、喜怒哀楽が著しく激しい、自己肯定感が異常など」パーソナリティ障害と思われる)を呈している事もあり、Bと祖母の人間関係が上手くいかず、現在は三女Cの家(私の家)で面倒を見ています。

状況についてです。

B(次女)夫婦が認知機能の低下した祖父に「自分が財産を全て受け取る旨の遺言書」を書かせ、財産を独り占めしようとしています。(この事を周りに、Bは風潮している)

元々の正式な遺言書は、祖父が書いたものを祖母が持っていたのですが、祖母がBの家に住んでいた際に祖父を老人ホームから自宅に呼び戻し、書き換えられた。現在の新しい遺言書は、B夫婦が持っている。

現在、祖母が所有している財産は、今後病気などにかかり満足した治療を受る事、介護施設に入り生活する事を見越すと、十分な量はありません。

また、祖父母は、前々から遺産は、祖母が1/2、娘3姉妹で1/6ずつ平等に分ける事を掲げていたそうです。

その他に、遺言書以外についても数千万の資産の使い込みがありました。祖母が元々住んでいた家を、建て替えB夫婦と祖母がともに暮らす家を建てたのですが(名義はB夫婦とされた為実質B夫婦の家、かつ、前述したように祖母はB夫婦と合わずB夫婦が面倒を見切れなかった為数ヶ月で家を出た)、その際は認知機能の低下した祖父母を言いくるめ(了承させ、認知機能低下した人間の発言を間に受け)数千万を使った。

更に祖母の通帳を確認した所、B夫婦の家で祖母が使用していた費用は、現在私の家で使用している生活費とは大きな差がある額で、明らかに多かった。

私の家で祖母の面倒を今後も見ていく事を考えると、何としても遺産を取り戻さなければなりません。(私の家は元々遺産には一切興味はなく、お金を欲していたB夫婦に譲渡するつもりであったが、今回の件を知り、無責任な行動、非道徳的行動を取るB夫婦が許せなくなった)

その為、私の両親(C夫婦)は日々、この事について自宅で話し合いをしています。

また、娘姉妹と夫共々を含めた話し合いも多々行われているのですが、次女B夫婦は、精神疾患様症状がある事も重なり、反省の色や遺産を分配する行動は一切せず、祖母の証言などに対しては「ボケてるからでしょ。私の言う事が信じられないの？」などと言い散らかす始末です。

また、遺言書はもともと、祖母が託されていた為、祖母の元に取り戻そうとしても、B夫婦は「罪に問われるから」などと、意味不明な発言をして、なかなか手放しません。

このような状況なので私の家庭の雰囲気も悪く、苛立ちが募るばかりです。

私には小さなの弟がいるのですが、小さな弟の前で、親戚間の揉め事を話さなければならず、また時には殺意に満ちた言葉も出ています。弟は当然怖がっており、話を変えようとしたり、他の部屋へ出て行ったりしてしまう程で、今の家の雰囲気は教育的にもよくない状況です。

私も、両親が頭を悩ませ時間を費やさなければならず、弟は不憫な思いをし、祖母を娘(次女B)夫婦が、出し抜こうとした実態に苛立ちが収まらず、日に日に怒りが膨れてきています。私の周りの大切な人全員が不幸になる現状を作り出した、B夫婦の事は少なくとも謝罪をし、行動を改めるまでは1ミリも許さない気持ちです。

正直、謝罪や行動の変容が見込めない現状では、許す事はあり得ず、B夫婦への殺意が積もり続けています。親は冷静なので復讐などをする気はないようなのですが、短気な私には耐え難い状態です。何か効果的な復讐方法は無いのでしょうか。

＊遺言書をの不当性の証明は、祖父の認知機能低下を医師が証明できれば行えますが、医師は揉め事に介入したくない為、大抵の場合、遺言書の不当性は証明できないそうです。

1. 怒りの感情を理解し、コントロールする

遺産相続の問題は、金銭的な損失だけでなく、家族間の感情的な対立を引き起こし、深い怒りや悲しみを生むことがあります。特に、今回のケースのように、不当な行為や裏切り行為があった場合、その怒りは増幅し、感情のコントロールが難しくなることがあります。しかし、感情に任せて行動することは、さらなる問題を引き起こす可能性があります。まずは、自分の感情を理解し、コントロールするための具体的な方法を学びましょう。

1-1. 感情の可視化

自分の感情を客観的に理解するためには、感情を「見える化」することが有効です。具体的には、日記やノートに、自分の感情を記録する習慣をつけましょう。例えば、以下のような項目を記録します。

• 日付と時間: 感情が湧き上がった具体的な日時を記録します。
• 状況: どのような状況で感情が生まれたのかを具体的に記述します。例えば、「B夫婦の言動を聞いたとき」など。
• 感情の種類: 怒り、悲しみ、不安など、自分が感じている感情を特定します。
• 感情の強度: 1から10までの数値で、感情の強さを評価します。
• 身体的な反応: 心臓がドキドキする、呼吸が速くなるなど、身体的な変化を記録します。
• 思考パターン: どのような考えが感情を増幅させたのかを記録します。「B夫婦は絶対に許せない」など。

この記録を続けることで、自分の感情のトリガー（きっかけ）やパターンを把握し、感情がどのように変化していくのかを理解することができます。感情のパターンを理解することで、感情がピークに達する前に、適切な対処法を講じることができるようになります。

1-2. 感情の表現方法

怒りの感情を抱いたときに、それをどのように表現するかも重要です。感情を抑圧し続けると、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、感情を爆発させることも、問題を悪化させる可能性があります。感情を健全に表現するための方法をいくつか紹介します。

• アサーティブなコミュニケーション: 自分の感情や意見を、相手を尊重しながら伝える方法です。「私は〜と感じています。なぜなら〜だからです。〜してほしい」というように、自分の気持ちを具体的に伝えましょう。
• 感情の言語化: 自分の感情を言葉で表現することで、感情を整理し、客観的に見ることができます。例えば、「私はB夫婦の行動に対して、非常に怒りを感じています。なぜなら、祖父の意思を無視し、不当な方法で財産を奪おうとしているからです」というように、具体的に表現します。
• リフレーミング: 状況を別の角度から見て、感情的な反応を変える方法です。例えば、「B夫婦の行動は許せないが、彼らも何らかの事情を抱えているのかもしれない」というように、別の視点から考えることで、感情の強度を和らげることができます。

1-3. ストレスマネジメント

遺産相続の問題は、非常にストレスフルな状況です。ストレスを適切に管理することも、感情のコントロールに不可欠です。以下の方法を試してみましょう。

• リラックス法: 深呼吸、瞑想、ヨガなど、心身をリラックスさせる方法を実践します。
• 運動: 適度な運動は、ストレスホルモンの分泌を抑制し、気分転換になります。
• 趣味: 好きなことに没頭する時間は、ストレスを忘れさせてくれます。
• 十分な睡眠: 質の高い睡眠は、心身の回復に不可欠です。
• 休息: 積極的に休息を取り、心身を休ませましょう。

2. 法的手段以外の解決策を探る

法的手段は、遺産相続問題の解決策の一つですが、時間と費用がかかり、家族関係を悪化させる可能性もあります。ここでは、法的手段以外の解決策を探り、問題解決への道を探ります。

2-1. 関係修復のためのコミュニケーション

感情的な対立が激しい状況では、コミュニケーションが難しいかもしれませんが、関係修復への第一歩は、対話の機会を持つことです。ただし、感情的な話し合いは避け、冷静に話し合うための準備が必要です。

• 第三者の介入: 弁護士、調停人、カウンセラーなど、中立的な立場の第三者に間に入ってもらうことで、客観的な視点から問題解決を図ることができます。
• 共通の目標設定: 遺産分割だけでなく、家族全体の将来を見据えた共通の目標を設定することで、対立を乗り越えるための協調関係を築くことができます。
• 感謝の気持ちを伝える: 相手の立場を理解し、感謝の気持ちを伝えることで、関係性が改善する可能性があります。

2-2. 情報収集と証拠の確保

遺産相続の問題を解決するためには、正確な情報収集と証拠の確保が重要です。不当な行為があった場合、それを証明するための証拠を集める必要があります。

• 専門家への相談: 弁護士、税理士、不動産鑑定士など、専門家のアドバイスを受けることで、問題解決に必要な情報や手続きを理解することができます。
• 記録の整理: 遺言書、預貯金通帳、不動産登記簿謄本など、遺産に関する情報を整理し、保管します。
• 証拠の収集: 不当な行為を証明するための証拠（メール、手紙、録音データなど）を収集します。
• 専門機関への相談: 消費者庁や国民生活センターなどの相談窓口も利用できます。

2-3. 感情的なサポート

遺産相続の問題は、精神的な負担が大きいため、感情的なサポートが必要です。信頼できる人に相談したり、専門家のサポートを受けることで、心の負担を軽減することができます。

• 家族や友人とのコミュニケーション: 信頼できる家族や友人に相談し、気持ちを共有することで、孤独感を解消し、心の安定を図ります。
• カウンセリング: 専門のカウンセラーに相談し、感情的なサポートを受けることで、問題解決への糸口を見つけることができます。
• 自助グループ: 同じような問題を抱える人たちが集まる自助グループに参加することで、情報交換や心のサポートを受けることができます。

3. 怒りを力に変えるための具体的なステップ

怒りの感情を抱えたままでは、問題解決は難しくなります。怒りをポジティブなエネルギーに変え、問題解決に向けて行動するための具体的なステップを紹介します。

3-1. 目標設定と計画立案

まずは、具体的な目標を設定し、それに向かって計画を立てることが重要です。目標は、SMARTの法則（Specific：具体的、Measurable：測定可能、Achievable：達成可能、Relevant：関連性がある、Time-bound：期限付き）に基づいて設定しましょう。

• 目標の明確化: 遺産分割の具体的な目標を設定します。例えば、「祖母の財産を適正に分配する」など。
• 計画の立案: 目標を達成するための具体的な計画を立てます。例えば、「弁護士に相談する」「証拠を収集する」「B夫婦と話し合う」など。
• 優先順位の設定: 計画の中で、優先順位をつけ、実行可能なものから取り組んでいきます。

3-2. 行動と実践

計画を立てたら、実際に行動に移すことが重要です。小さな一歩からでも構いません。行動することで、状況が少しずつ変化し、達成感を得ることができます。

• 情報収集: 弁護士に相談し、法的手段について詳しく知る。
• 証拠の収集: 祖母の通帳や関連書類を整理し、証拠を確保する。
• コミュニケーション: B夫婦と話し合う機会を設け、状況を説明する。
• 専門家のサポート: カウンセラーに相談し、感情的なサポートを受ける。

3-3. 振り返りと評価

行動した後には、振り返りを行い、評価することが重要です。うまくいった点、うまくいかなかった点を分析し、次の行動に活かします。

• 進捗状況の確認: 目標に対する進捗状況を確認し、計画の修正が必要かどうかを検討します。
• 成功体験の積み重ね: 小さな成功体験を積み重ねることで、自信を深め、モチベーションを維持します。
• 学びと成長: 経験から学び、自己成長につなげます。

4. 長期的な視点と自己成長

遺産相続の問題は、短期間で解決できるものではありません。長期的な視点を持ち、自己成長を図りながら、問題解決に取り組むことが重要です。

4-1. 精神的な健康の維持

問題解決の過程では、精神的な健康を維持することが不可欠です。ストレスをため込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけ、実践しましょう。

• 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませます。
• 趣味: 好きなことに没頭する時間を作り、気分転換を図ります。
• 運動: 適度な運動を行い、心身の健康を維持します。
• 瞑想: 瞑想を取り入れ、心の平穏を保ちます。

4-2. 自己肯定感の向上

自己肯定感を高めることは、困難な状況を乗り越えるための力となります。自分の強みや価値を認識し、自己肯定感を高めるための努力をしましょう。

• 目標達成: 小さな目標を達成することで、自信を深めます。
• 自己肯定的な言葉: 自分自身に対して、肯定的な言葉をかけます。
• 他者からの評価: 他者からの良い評価を受け入れ、自己肯定感につなげます。
• 感謝の気持ち: 周りの人々に感謝し、人間関係を良好に保ちます。

4-3. キャリア形成への活かし方

遺産相続の問題は、人生における大きな試練となるかもしれませんが、この経験を自己成長やキャリア形成に活かすことも可能です。

• 問題解決能力の向上: 問題解決能力、交渉力、コミュニケーション能力などを高めることができます。
• 人間関係の構築: 家族や親族との関係を見つめ直し、良好な人間関係を築くことができます。
• 自己理解の深化: 自分の価値観や強みを再認識し、自己理解を深めることができます。
• キャリアチェンジ: 弁護士、調停人、カウンセラーなど、遺産相続問題に関連する分野へのキャリアチェンジも視野に入れることができます。

今回のケースでは、B夫婦の不当な行為に対する怒りや殺意を抱いているとのことですが、感情に任せて行動するのではなく、冷静に問題解決に取り組むことが重要です。感情のコントロール、法的手段以外の解決策の模索、怒りを力に変えるための具体的なステップ、長期的な視点と自己成長、これらの要素を組み合わせることで、より良い未来を切り開くことができるはずです。

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