「もう死んでしまった方が…」介護と仕事の両立で疲弊しきったあなたへ。今日からできる心のケアと、働き方のヒント

この記事では、介護と仕事の両立に苦しみ、心身ともに疲弊しきっているあなたに向けて、具体的な心のケアの方法と、働き方のヒントを提供します。特に、認知症の父親の介護に直面し、感情のコントロールが難しくなっている看護師の方の悩みに寄り添い、少しでも心が楽になるようなアドバイスをさせていただきます。

認知症の父と喧嘩してしまいました・・・長文です。愚痴です。

60代糖尿病性腎症からの透析中の父。自己中で周りの人の言うことを聞かずに透析に至っています。

シャント造設のため1ヶ月ほど入院してADL低下してるのに無理矢理退院。起きている時は家族の名前を呼び続け、飲水制限も守れずベッド上での生活。でも透析は行かないといけないので玄関まで布団に寝せて2人がかりで運んでます。

でも全く動けないという訳ではなく、倦怠感が強くて耐久性が無いだけで頑張れば歩けるし這って移動も出来るのにそれをしない。

リハビリもしないしするつもりもない。家族に介護されるのが当然だと思ってる。

脳萎縮で認知症あり。同じことを何度も聞く、透析拒否、飲水制限守れない、夜不眠で1時間おきに起こされる。

私は看護師なので母と一緒に父の介護をしていましたが、母も仕事してるので負担が大きく入院してリハビリをする方向で進めていました。

本人も最初はリハビリするつもりで病室も予約して準備万端にしてたのにいきなりの入院拒否。

叔母の言うことは聞くので叔母に来てもらったのに怒鳴って追い帰してしまいました。

私達家族がこれだけ頑張ってるのに、叔母達も遠い病院への通院も付き添ってくれて父の為に色んなことをしてくれてるのに。当の本人はきついから動けない。今日は透析休む。引っ張って動かせ。水持って来い。遠方の姉に帰って来て世話をしろと無茶を言う。

さすがにイライラしてしまいました。少し雑に扱うと父はまた透析に行かないと怒り、もう透析も行くな！そのまま死ね！と玄関に父を放置。見かねた母が父を迎えに行き、なんとか透析に行きました。

何だかもう情けなくて涙が出てきました。認知症のせいかもしれないけどそんなの関係ない。どうしたら良い方向に進むのか分かりません。1番辛いのは母なのに。

父1人に家族皆が振り回されて本人は自分のことしか考えてない。

もう父は死んでしまった方が本人もきつくないし私達家族も楽になれるのに。認知症だから透析だって連れて行かなければ良いのでは？水もたくさん飲ませれば良いかも・・・などそんなことばかり考えてしまいます。

入院のキャンセルを伝えると先輩看護師が心配して話を聞いてくれ、思わず涙が抑えきれませんでした。。

周りがどんなに頑張っても本人のやる気が無いと意味が無い。本当にそうだと思いました。本人は家族からの介護を強く望んでいるのでヘルパーや施設など他人に世話されるのは拒否。精神科に連れて行きたいけど本人に何て言うか・・・

同じように介護で悩んでいる人達がいればお話をしたいです。

はじめに：あなたの苦しみは、決して特別なものではありません

この度は、大変な状況の中、ご相談いただきありがとうございます。あなたの抱える苦しみ、悲しみ、そして怒り。それらは、介護と仕事の両立という過酷な状況下で、多くの人が経験する感情です。決してあなただけが特別なわけではありません。まずは、そのことを理解し、自分を責めないでください。

今回の相談内容を拝見し、私はあなたの置かれている状況を深く理解しようと努めました。あなたが直面しているのは、認知症の父親の介護、看護師としての仕事、そして母親への気遣いという、多重的な負担です。その中で、父親の自己中心的な言動や、介護拒否、そして「死んでしまった方が…」という感情にまで至る心の葛藤。これらは、あなたがどれだけ追い詰められているかを物語っています。

この記事では、あなたの心の負担を少しでも軽減するために、具体的なアドバイスを提供します。具体的には、

• 感情の整理と心のケア：あなたの感情を理解し、受け入れるための方法
• 現実的な問題解決：介護に関する具体的な問題解決策
• 働き方の見直し：仕事と介護を両立するための働き方のヒント

の3つのステップで、あなたの状況を改善するためのお手伝いをさせていただきます。

ステップ1：感情の整理と心のケア

まずは、あなたの心の状態を理解し、感情を整理することから始めましょう。あなたは今、様々な感情が入り混じり、混乱しているかもしれません。しかし、その感情はすべて自然なものであり、否定する必要はありません。

1. 感情を「見える化」する

自分の感情を認識し、言葉にすることは、心のケアの第一歩です。以下のチェックリストを使って、あなたの感情を「見える化」してみましょう。

感情チェックリスト

以下の感情について、当てはまるものにチェックを入れてください。

• 怒り
• 悲しみ
• 絶望
• 罪悪感
• 無力感
• 疲労感
• 孤独感
• 焦り
• 苛立ち
• その他（）

チェックした感情について、具体的にどのような状況で感じたのか、メモをしてみましょう。

このチェックリストを通じて、あなたは自分がどのような感情を抱えているのかを客観的に把握することができます。感情を言葉にすることで、あなたはそれらをコントロールしやすくなります。

2. 感情を受け入れる

自分の感情を認識したら、それらを受け入れることが重要です。あなたは、父親に対して怒りを感じる自分を責めているかもしれません。しかし、それは当然の感情です。また、介護疲れから「死んでしまった方が…」と考えてしまうことについても、自分を責める必要はありません。それは、あなたがそれほどまでに苦しんでいるという証拠です。

感情を受け入れるためには、

• 自分に優しくする：自分を責めるのではなく、「よく頑張っている」と自分を褒めてあげましょう。
• 感情を表現する：日記を書いたり、信頼できる人に話したりして、感情を外に出しましょう。
• 休息をとる：心身ともに疲れているときは、十分な休息が必要です。

といった方法を試してみてください。

3. 専門家のサポートを得る

一人で抱え込まず、専門家のサポートを得ることも重要です。精神科医やカウンセラーに相談することで、あなたの心の負担を軽減し、適切なアドバイスを受けることができます。また、同じような悩みを抱える人たちと交流することで、孤独感を解消し、共感を得ることもできます。

専門家への相談は、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、あなたの心の健康を守るために、積極的に活用すべき手段です。

ステップ2：現実的な問題解決

感情の整理と心のケアと並行して、現実的な問題解決も進めていきましょう。ここでは、介護に関する具体的な問題解決策を提案します。

1. 介護サービスの活用

介護サービスを積極的に活用し、あなたの負担を軽減しましょう。あなたの父親は、ヘルパーや施設を拒否しているとのことですが、まずは、どのようなサービスが利用できるのかを調べてみましょう。

利用できる介護サービスには、

• 訪問介護（ヘルパー）：自宅に訪問し、食事や入浴、排泄などの介護を行います。
• 訪問看護：看護師が自宅に訪問し、健康管理や医療処置を行います。
• デイサービス：日中に施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどを行います。
• ショートステイ：短期間、施設に入所し、介護を受けます。
• 介護老人保健施設（老健）：リハビリテーションを中心とした介護を行います。
• 特別養護老人ホーム（特養）：終身利用が可能な介護施設です。

などがあります。

これらのサービスを組み合わせることで、あなたの負担を大幅に軽減することができます。父親がサービスを拒否する場合は、まずは、体験利用から始めてみましょう。サービスのメリットを説明し、少しずつ慣れていくように促すことも重要です。また、ケアマネージャーに相談し、父親の状況に合ったサービスを提案してもらいましょう。

2. 家族間の役割分担

家族間で役割分担を行い、介護の負担を分散しましょう。母親も仕事をしているとのことですので、一人で抱え込まず、家族全体で協力することが重要です。

役割分担の際には、

• 話し合いの場を設ける：家族全員で集まり、介護に関する現状や課題について話し合いましょう。
• それぞれの得意分野を活かす：得意なこと、できることを分担し、無理のない範囲で協力しましょう。
• 定期的な見直し：状況に合わせて、役割分担を見直しましょう。

といった点を意識しましょう。遠方に住む姉にも、できる範囲で協力してもらうようにしましょう。例えば、電話での相談や、定期的な訪問など、できることはたくさんあります。

3. 医療機関との連携

医療機関との連携を密にし、父親の病状や介護に関する情報を共有しましょう。医師や看護師、ソーシャルワーカーなどと連携することで、適切な医療ケアや介護サービスを受けることができます。

医療機関との連携の際には、

• 定期的な面談：医師や看護師と定期的に面談し、病状や介護に関する疑問点や不安を相談しましょう。
• 情報共有：介護の状況や、父親の言動などを、医療機関に伝えましょう。
• アドバイスの活用：医療機関からのアドバイスを参考に、介護の方針を決定しましょう。

といった点を意識しましょう。また、精神科医に相談し、父親の認知症に対する適切なケア方法についてアドバイスを受けることも検討しましょう。

ステップ3：働き方の見直し

介護と仕事の両立は、非常に困難です。しかし、働き方を見直すことで、負担を軽減し、両立しやすくなる可能性があります。

1. 勤務時間の調整

勤務時間を調整し、介護に割ける時間を確保しましょう。例えば、

• 時短勤務：勤務時間を短縮し、介護に充てる時間を増やします。
• 時差出勤：出勤時間をずらし、介護の必要な時間に合わせます。
• テレワーク：在宅勤務を取り入れ、自宅で介護をしながら仕事をします。

といった方法があります。勤務時間の調整については、職場の理解と協力が必要となります。上司や同僚に相談し、あなたの状況を理解してもらい、協力体制を築きましょう。

2. 休暇の取得

介護休暇や有給休暇を取得し、介護に専念できる時間を確保しましょう。介護休暇は、介護が必要な家族の看護や世話をするために取得できる休暇です。有給休暇も、介護のために利用することができます。休暇を取得する際には、事前に職場のルールを確認し、計画的に取得しましょう。

3. 転職の検討

現在の職場での両立が難しい場合は、転職を検討することも選択肢の一つです。介護と仕事の両立を支援する企業や、柔軟な働き方を認めている企業を探してみましょう。転職活動の際には、あなたの希望する働き方や、介護との両立に関する条件を明確にし、企業とのミスマッチを防ぎましょう。

看護師としての経験を活かし、介護施設や訪問看護ステーションへの転職も検討できます。これらの職場では、あなたの専門知識と経験を活かしながら、介護と仕事の両立を図ることができます。

まとめ：あなたの未来は、必ず開けます

この記事では、介護と仕事の両立に苦しむあなたに向けて、心のケア、現実的な問題解決、働き方の見直しという3つのステップを提案しました。あなたの置かれている状況は、非常に困難であり、孤独を感じることもあるかもしれません。しかし、あなたは決して一人ではありません。多くの人が、あなたと同じような悩みを抱え、乗り越えようと努力しています。

まずは、自分の感情を大切にし、自分を責めないでください。そして、介護サービスや家族の協力を得ながら、現実的な問題解決を進めていきましょう。働き方を見直すことも、あなたの負担を軽減し、両立を可能にするための有効な手段です。

あなたの未来は、必ず開けます。諦めずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう。もし、あなたが一人で抱えきれないと感じたら、いつでも私たちにご相談ください。あなたの心の支えとなれるよう、全力でサポートさせていただきます。

最後に、あなたが少しでも心穏やかに、そして笑顔で過ごせる日が来ることを心から願っています。

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