介護施設の管理者、退職しても大丈夫？夜勤地獄からの脱出とキャリアの再構築

この記事では、介護施設の管理者として激務に耐えながらも、退職を検討しているあなたに向けて、法的な問題から、精神的な負担、そしてその後のキャリアプランまで、具体的なアドバイスを提供します。夜勤の過酷さ、人手不足の現状、そして将来への不安を抱えながらも、前に進もうとしているあなたを全力でサポートします。

退職届は提出済みで、一ヶ月前ということで、月途中ですが、7月初旬に退職出来るはずですが、その時期に退職してしまっても良いだろうか、と考えています。数ヶ月前に、介護施設の管理者として入社しましたが、人手不足により月に12回程夜勤をしています。

夜勤の翌日に休む設定だと規程の休日以上取ることになり不可能な為、日勤後夜勤して、夜勤の後日勤するという場合もあります。

6月15日以降、31日迄に夜勤が8回あり、2夜勤は普通で3夜勤もあり、尋常じゃない状態です。

夜勤は、18時～翌日9時迄で、0時～5時休憩あり。

夜勤を一回すると訪問介護伝票を20枚記入します。

夜勤は疲れ果てるので、その伝票を書くのが精一杯で休憩時間に管理者業務をすればいいと会社は思ってるみたいだけど現実には不可能。

現在は、夜勤の休憩時間に7月のシフトを考えていますが、正直キツイです。

月初めに請求や給料に関する管理者業務があり、それだけはやるつもりですが、その他の業務は放棄予定。

今のところ後任者おらず、管理者業務を引き継ぐことは出来ません。募集してないかもしれない状態です。

日勤ヘルパーの募集はされてますが、滅多に応募はありません。

日常のヘルパーの仕事量を減らしても、夜勤者は不足しており現状で私以外に夜勤出来る人は、二人です。

私が退職すると、二人で夜勤を交互にすることになるのでしょうけども、そうすると主導出来る日勤ヘルパー不在となります。

とは言え、私が夜勤専従として残るなんて、有り得ない話なので、なるようになったら良いのですが。

私は期日が来たら退職しても大丈夫でしょうか？法的にはオッケーだろうけど。補足同情してるつもりはなかったのですが、退職する迄は管理者責任があるかな？と思ってました。でも、後任者がいないとか夜勤者がいないとか考えるといつまでも辞めれませんもんね。7月は夜勤しませんよ、とは言ってありますが、現時点では入らざるを得ない状況です。そうすると辞めれないので夜勤に入らない設定でシフトを組み替えて、日勤に穴を空ける設定にしようと思います。今日も（24日）今から夜勤に行きます。

1. 退職の決意：法的な問題と、あなた自身の心の声

まず、あなたが置かれている状況は、非常に過酷であるということを理解しましょう。月12回の夜勤、日勤との連続勤務、そして管理者としての責任。心身ともに疲弊しきっていることと思います。退職を考えるのは、決して間違ったことではありません。むしろ、心身の健康を守るために、当然の選択肢と言えるでしょう。

法的には、退職届を提出し、1ヶ月以上の期間を空けているのであれば、退職は可能です。民法627条では、期間の定めのない雇用契約の場合、退職の意思表示をしてから2週間を経過すれば、雇用契約を終了させることができると定められています。ただし、就業規則で退職の申し出期間が定められている場合は、それに従う必要があります。あなたの場合は、1ヶ月前に退職の意思表示をしているので、法的には問題ありません。

しかし、法的な問題と同時に、あなたが抱えているのは、倫理的な葛藤、つまり「管理者としての責任」という重圧です。後任者がいない、人手不足で他の職員に負担がかかる、という状況は、あなたの心を苦しめていることでしょう。しかし、あなたの心身が限界に達している状況で、責任感だけを優先することは、長期的に見て、あなたにとっても、そして施設にとっても、良い結果をもたらすとは限りません。

まずは、ご自身の心と身体の声に耳を傾けてください。本当に、これ以上働き続けることは難しいのか？もし、少しでも「もう限界だ」と感じるなら、退職という選択肢を優先すべきです。そして、その決意を固めるために、以下のステップを参考にしてください。

• 自己分析： なぜ退職したいのか、具体的に理由を書き出しましょう。夜勤の回数、業務内容、人間関係など、細かく分析することで、自分の気持ちを整理できます。
• 優先順位： あなたにとって、最も大切なものは何ですか？健康、家族、キャリア、お金… 優先順位を明確にすることで、決断の軸ができます。
• 周囲への相談： 信頼できる家族や友人、キャリアコンサルタントに相談してみましょう。客観的な意見を聞くことで、視野が広がり、新たな発見があるかもしれません。

2. 退職までの具体的な行動計画：円満退職を目指して

退職を決意したら、円満に退職するための具体的な行動計画を立てましょう。感情的にならず、冷静に、そして誠実に対応することが重要です。

1. 上司との話し合い： 退職の意思を改めて伝え、退職日について合意を得ましょう。後任者の不在や、人手不足の状況を考慮し、できる範囲で引き継ぎの準備をすることを伝えてください。
2. 引き継ぎの準備： 管理者としての業務を引き継ぐために、必要な資料や情報を整理し、後任者がスムーズに業務を遂行できるように準備しましょう。業務マニュアルの作成や、引き継ぎ期間を設けるなど、具体的な対策を講じましょう。
3. 関係者への挨拶： 同僚や関係者に対して、感謝の気持ちを伝え、円満な関係を保ちましょう。退職後も、良好な関係を続けることが、今後のキャリアに役立つこともあります。
4. 有給休暇の取得： 残っている有給休暇を消化しましょう。心身を休ませる良い機会となります。

退職までの期間は、心身ともに負担が大きいかもしれませんが、計画的に行動することで、スムーズに乗り越えることができます。焦らず、一つ一つ丁寧に、対応していきましょう。

3. 退職後のキャリアプラン：新たな一歩を踏み出すために

退職後のキャリアプランを考えることは、あなたの将来にとって非常に重要です。まずは、これまでの経験を振り返り、自分の強みや興味関心を見つめ直しましょう。そして、新たな目標を設定し、それに向かって具体的な行動を起こしていくことが大切です。

3-1. 自己分析と目標設定

これまでの経験を活かして、どのようなキャリアを築きたいのか、具体的に考えてみましょう。

• 強みの棚卸し： 介護施設の管理者としての経験は、マネジメント能力、問題解決能力、コミュニケーション能力など、多くの強みを培ってきたはずです。これらを具体的に書き出し、自分の強みを再確認しましょう。
• 興味関心の明確化： 介護業界でキャリアを続けるのか、それとも他の業界に挑戦するのか、自分の興味関心に基づいて、進むべき方向性を決めましょう。
• 目標設定： 5年後、10年後のキャリアプランを具体的にイメージし、目標を設定しましょう。目標を明確にすることで、モチベーションを維持し、計画的に行動することができます。

3-2. キャリアチェンジの選択肢

介護業界での経験を活かして、キャリアチェンジすることも可能です。以下に、いくつかの選択肢を紹介します。

• 介護関連企業でのキャリアアップ： 介護施設の運営会社や、介護用品メーカー、コンサルティング会社など、介護業界に関連する企業で、管理職や専門職としてキャリアアップを目指すことができます。
• 医療・福祉業界への転職： 病院や、他の福祉施設、医療機器メーカーなど、医療・福祉業界で、これまでの経験を活かせる職種を探すことができます。
• 異業種への挑戦： マネジメント能力や、コミュニケーション能力を活かして、異業種に挑戦することも可能です。例えば、サービス業や、人材業界など、これまでの経験を活かせる職種はたくさんあります。
• 独立・起業： 介護に関する知識や経験を活かして、独立・起業することも可能です。訪問介護事業や、介護コンサルティングなど、様々なビジネスモデルがあります。

3-3. スキルアップと情報収集

新たなキャリアを築くためには、スキルアップと情報収集が不可欠です。

• 資格取得： 介護福祉士や、ケアマネージャーなどの資格を取得することで、専門性を高め、キャリアアップに繋げることができます。
• 研修参加： 介護に関する研修や、マネジメントに関する研修に参加することで、知識やスキルを向上させることができます。
• 情報収集： 転職サイトや、転職フェア、セミナーなどを活用して、求人情報や業界情報を収集しましょう。
• 人脈形成： 業界関係者や、キャリアコンサルタントとの人脈を広げ、情報交換や相談を行いましょう。

4. メンタルヘルスケア：心と体の健康を守る

激務による心身の疲労は、退職後も影響を及ぼす可能性があります。退職後も、心と体の健康を維持するために、メンタルヘルスケアをしっかりと行いましょう。

• 休息とリフレッシュ： 十分な休息を取り、心身をリフレッシュしましょう。趣味を楽しんだり、旅行に出かけたり、リラックスできる時間を積極的に作りましょう。
• バランスの取れた食事： バランスの取れた食事を心がけ、栄養をしっかりと摂取しましょう。
• 適度な運動： 適度な運動をすることで、心身の健康を維持し、ストレスを軽減することができます。
• 専門家への相談： 精神的な不調を感じたら、迷わず専門家（精神科医、カウンセラーなど）に相談しましょう。
• 周囲とのコミュニケーション： 家族や友人、信頼できる人に悩みや不安を打ち明け、孤独感を解消しましょう。

心と体の健康を維持することは、新たなキャリアを築くための基盤となります。無理をせず、自分のペースで、心身のケアを行いましょう。

5. 専門家への相談：あなたのキャリアを共に創る

退職後のキャリアプランや、今後の働き方について、一人で悩む必要はありません。専門家であるキャリアコンサルタントに相談することで、客観的なアドバイスを受け、自分に合ったキャリアを見つけることができます。

キャリアコンサルタントは、あなたの経験やスキル、興味関心、そして将来の目標を考慮し、最適なキャリアプランを提案してくれます。また、履歴書の作成や面接対策など、転職活動を全面的にサポートしてくれます。

専門家のサポートを受けることで、あなたのキャリアはより良い方向へと進むでしょう。一人で抱え込まず、積極的に相談してみましょう。

6. まとめ：あなたの未来は、あなた自身で切り開ける

介護施設の管理者として、過酷な労働環境で働くことは、心身ともに大きな負担となります。退職を決意することは、決して逃げではありません。むしろ、自己防衛のための賢明な選択です。

退職後のキャリアプランを立て、新たな一歩を踏み出すことは、決して簡単なことではありません。しかし、あなたの経験やスキル、そして熱意があれば、必ず道は開けます。自己分析を行い、目標を設定し、必要なスキルを身につけ、積極的に行動しましょう。

そして、一人で悩まず、周囲の人々や専門家を頼ってください。あなたの未来は、あなた自身で切り開くことができます。応援しています。

“`