介護職のモヤモヤ…新人職員の言動にどう対処すべき？職場の雰囲気改善と自分のメンタルヘルスを守る方法

介護職ですが、11月に新人さんが男女1名ずつ入ってきましたが、遊びに来てるの?!と聞きたくなるような言動が多く、男性の方は、上司に対しても敬語を使わなかったり、冗談ばかり言ってます。それに対する上司もどうかと思うのですが一緒になって笑ってます。女性の方は注意したことを根に持って、「こんな事言われたんです」って言いふらしてます。もういい年した大人なのに。。。と思いますし、私がイライラするだけ損なんですが、同じシフトだとしんどいです。そんなことより仕事やってよ!っていうことが多いです。異動になった人の代わりに来た二人ですが、なんだかもやもやします。周囲の職員も黙ってみてたりしてます。自分の仕事に集中していますが、とにかく声が大きく、勤務時間を過ぎても喋っていることが多くて本当に迷惑です。どういう考え方で仕事に行けばいいでしょうか。

この質問は、介護職として日々頑張るあなたが、職場の雰囲気や新人の言動に悩んでいる現状を表しています。 単なる「新人への不満」ではなく、職場の風土、チームワーク、そして自身のメンタルヘルスといった、より広範な問題を含んでいると感じます。この記事では、介護職特有の忙しさや責任感の中で、どのように新人職員との関係性を築き、自身のモチベーションを維持していくか、具体的な解決策を提案します。 さらに、職場環境の改善にも繋がるアプローチ方法もご紹介します。

1. 新人職員の言動への具体的な対処法

まず、新人の言動に「イライラするだけ損」と感じているあなたの気持ち、よく分かります。 介護職は、体力・精神力ともに消耗する仕事です。 その中で、業務に支障をきたすような言動は、大きなストレスになりますよね。 しかし、ただ我慢するのではなく、建設的な対処が必要です。

• 具体的な事例を記録する： 新人の言動で困ったこと、迷惑だと感じたことを具体的に記録しましょう。日付、時間、状況、発言内容などをメモしておけば、後々客観的に状況を把握し、対応策を検討する際に役立ちます。 例えば、「11月15日 14時、休憩室で大声で私語、業務に支障」といったように記録します。
• 上司への相談： 上司が新人の言動を容認している現状は、問題です。記録した事例を元に、上司に直接相談してみましょう。 感情的に訴えるのではなく、「業務に支障が出ている」「チームワークに悪影響が出ている」といった客観的な事実を伝え、改善を求めることが重要です。 「〇〇さんの発言が、患者さんのケアに影響していると感じています」など、具体的な影響を伝えることで、上司も真剣に受け止めてくれる可能性が高まります。
• 同僚との連携： 周囲の職員が黙って見ている状況も問題です。 信頼できる同僚に相談し、同じような悩みを抱えているか確認してみましょう。 もし、同じような意見を持つ人がいれば、協力して上司に相談したり、改善策を提案したりすることで、より効果的な対応が期待できます。 「私だけじゃなく、みんな困っているんだ」と分かれば、あなた自身の負担も軽減されるでしょう。
• 直接的な注意： 上司への相談と並行して、必要に応じて新人職員に直接注意することも検討しましょう。 ただし、感情的にならず、具体的な行動と、それがなぜ問題なのかを冷静に伝えましょう。 例えば、「○○さん、休憩時間以外での私語は、他の職員の業務に支障をきたすので控えてください」といったように、具体的な行動と、その影響を明確に伝えましょう。 注意する際には、記録した事例を提示すると効果的です。 また、注意した後の反応も記録しておきましょう。
• ロールプレイング： もし直接注意することに抵抗がある場合は、信頼できる同僚や上司とロールプレイングを行い、適切な伝え方を練習しましょう。 これにより、自信を持って注意できるようになり、効果的なコミュニケーションが期待できます。

2. 自分のメンタルヘルスを守る方法

職場環境の問題は、あなたのメンタルヘルスに大きな影響を与えます。 イライラやストレスをため込まず、適切な対処法を実践しましょう。

• 記録と整理： 毎日、業務内容や感じたことなどを記録する習慣をつけましょう。 記録することで、客観的に自分の状況を把握し、ストレスの原因を特定することができます。 また、日々の出来事を整理することで、心の負担を軽減する効果も期待できます。
• ストレス解消法： 仕事終わりには、自分の好きなことをしてリラックスしましょう。 趣味や運動、友人との交流など、ストレスを解消できる方法を見つけることが大切です。 例えば、アロマテラピー、音楽鑑賞、散歩など、自分に合った方法を見つけて実践しましょう。
• 専門家への相談： どうしてもストレスが解消できない場合は、産業医やメンタルヘルスの専門家に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処法を見つけることができ、心の負担を軽減することができます。
• ワークライフバランス： 仕事だけでなく、プライベートの時間もしっかり確保しましょう。 休日はしっかりと休息を取り、リフレッシュすることで、仕事へのモチベーションを維持することができます。 趣味や家族との時間、友人との交流などを大切にすることで、心のバランスを保ちましょう。

3. 職場環境の改善に向けて

個人の努力だけでなく、職場全体の雰囲気を改善することも重要です。 そのためには、以下の点を検討してみましょう。

• チームビルディング： チームとして目標を共有し、協力して仕事に取り組む体制を構築しましょう。 定期的なミーティングや研修を通して、チームワークを強化することで、職場全体の雰囲気を改善することができます。
• ルールとマナーの明確化： 職場におけるルールやマナーを明確化し、全員が理解し、遵守するよう促しましょう。 これにより、新人職員の言動によるトラブルを予防することができます。
• 研修制度の充実： 新人職員に対する研修制度を充実させることで、社会人としてのマナーや、介護職としてのスキルを向上させることができます。 これにより、新人職員の業務遂行能力を高め、職場全体の生産性を向上させることができます。
• 相談窓口の設置： 職員が気軽に相談できる窓口を設置することで、問題を早期に発見し、解決することができます。 相談窓口は、上司だけでなく、人事部や外部機関など、複数の窓口を用意することで、より効果的な相談体制を構築することができます。

4. 成功事例：職場環境改善の取り組み

ある介護施設では、新人職員の教育不足が原因で、職場の雰囲気悪化や業務効率の低下が発生していました。 そこで、施設長は、新人職員向けの研修プログラムを強化し、先輩職員によるOJT（On-the-Job Training）を導入しました。 さらに、定期的なミーティングを実施し、職員同士のコミュニケーションを促進しました。 その結果、新人職員のスキル向上、職場全体の雰囲気改善、業務効率の向上に繋がりました。 この事例からもわかるように、職場環境の改善には、継続的な努力と、関係者全員の協力が不可欠です。

5. まとめ

介護職は、責任が大きく、精神的にも肉体的に負担の大きい仕事です。 新人の言動に悩むことは、決してあなただけではありません。 今回ご紹介した具体的な対処法、メンタルヘルスのケア、職場環境改善への取り組みを参考に、一歩ずつ改善を進めていきましょう。 それでも困難な場合は、専門家への相談も検討してください。

あなたの頑張りが、より良い職場環境を作る第一歩となります。 焦らず、一つずつ解決策に取り組んでいきましょう。