訪問介護ヘルパーの仕事の範囲ってどこまで?重度訪問介護での疑問を解決!
訪問介護ヘルパーの仕事の範囲ってどこまで?重度訪問介護での疑問を解決!
この記事では、重度訪問介護のヘルパーとして働く中で生じる「仕事の範囲」に関する疑問について、具体的な事例を交えながら解説します。特に、パソコン作業や裁縫など、介助以外の業務がどこまで許容されるのか、その線引きについて掘り下げていきます。
障害者(一人暮らし)の訪問介護に詳しい方に質問です。
更に言うと、重度訪問介護で何時間も長時間入っている時のお話です。
ヘルパーがしていい仕事してはいけない仕事に関してはある程度は理解していたつもりなのですが、ちょっと疑問に思った部分があったので、質問させて頂きます。
例えば、ご本人がパソコン等の入力が困難で、文章を打ちたいが自分ではできないので代わりに打って欲しいなど、その程度であれば障害者のヘルパーであればよく聞く話なので、してもいいのかなーーと思っているのですが、かなり前の話になりますが、利用者さんから以前から利用していたブログがサービス終了してしまうので、ブログを引っ越したいと相談されたので、ブログの引越しを手伝ってあげてしまったのと、元々趣味でブログのテンプレートをいじるのが好きなので、利用者さんの希望通りにデザインを変えたり、この写真使いたいからこういう風に加工して欲しいと言うのを加工もしたり、自分が好きな事だったのでついつい楽しくてやってしまったのですが、冷静に考えたらブログの作成や写真の加工ってヘルパーのやっていい仕事だったのでしょうか?
一般的に考えればダメな事ですよね?
他にも、私は高校が服飾系で趣味で服を作ったりしているため、利用者さんによく裁縫も頼まれるのですが、ズボンの裾上げやちょっとした服のほつれを直す程度なら、ヘルパーがやっても構わないと思っているのですが、車椅子のクッション用のカバー(特殊な形状なので市販のカバーがないため)や、外出用のバックや、挙句の果てに利用者さんリアルサイズ人形(その方は介助のやり方がとても特殊なため、新人さんに教える時にご本人の身体で何度もやると、本人が疲れるとの事で作って欲しいと言うことで)とか、頼まれれば何でも作っていますが、流石にそこまで来るとヘルパーの仕事なのか?!と正直思ってしまいます。
ちなみに現在私以外のスタッフは裁縫が苦手との事で利用者さんも私以外には頼みません。
ちなみに職場からは、裁縫だろうが、パソコンだろうが、利用者さんから言われた事は全てやるようにと言った感じです。
実際、どこまでがヘルパーの仕事なのでしょうか?
補足
勘違いされたら嫌なので、書いておきますが、パソコンにしても裁縫にしても介助の時間いっぱいそれだけをやっているわけでは、ありません。
お風呂やトイレ介助や食事介助、掃除や洗濯をしたり、そういったやるべき仕事の合間に少しずつやってます。
ご質問ありがとうございます。重度訪問介護ヘルパーとして働く中で、どこまでが自分の仕事の範囲なのか、迷うことはよくありますよね。特に、利用者さんのニーズに応えたいという気持ちと、どこまでが許されるのかという線引きの間で悩むことは少なくありません。今回の記事では、この疑問を解決するために、具体的な事例を挙げながら、仕事の範囲を明確にし、より良いサービス提供に繋げるためのヒントをお伝えします。
1. ヘルパーの仕事の基本:介護保険制度の理解
まず、ヘルパーの仕事の範囲を理解する上で、介護保険制度の基本を理解することが重要です。介護保険制度は、高齢者や障害者の自立した生活を支援するために設けられています。ヘルパーの主な役割は、利用者の身体介護や生活援助であり、これらは介護保険の給付対象となるサービスです。
- 身体介護: 入浴、排泄、食事などの介助
- 生活援助: 掃除、洗濯、調理、買い物など
これらのサービスは、利用者の日常生活を支援し、自立を促すことを目的としています。しかし、この範囲を超えたサービスは、介護保険の対象外となる可能性があります。
2. パソコン作業とブログの引っ越し:どこまでが許容範囲?
ご質問にあるパソコン作業やブログの引っ越しについて考えてみましょう。利用者さんのパソコン入力の代行は、情報伝達を円滑にするという点で、間接的に生活を支援する行為と解釈できます。しかし、ブログのデザイン変更や写真加工は、趣味の範囲に近くなるため、どこまでが許容されるのか、判断が難しいところです。
ポイントは、
- 必要性: 利用者の生活に不可欠なものか
- 専門性: ヘルパーの専門外のスキルを要するか
- 時間: 介助時間に支障をきたさないか
これらの点を考慮し、サービス提供事業所や上司に相談することが重要です。
3. 裁縫:どこまでがヘルパーの仕事?
裁縫についても同様に、どこまでがヘルパーの仕事として許容されるのか、判断が分かれるところです。ズボンの裾上げやほつれの修理は、生活援助の一環として、許容される範囲と考えられます。しかし、車椅子のクッションカバーの作成や、外出用のバッグの作成、さらにはリアルサイズの人形作成となると、専門的な技術を要し、介護保険の対象外となる可能性が高くなります。
このような場合は、
- 利用者との合意: サービス内容と料金について、事前に利用者と合意を得る
- 事業所への相談: サービス提供の可否について、事業所に相談する
- 専門業者への依頼: 専門的な技術が必要な場合は、専門業者に依頼する
といった対応が考えられます。
4. 職場の方針と個別の判断
ご質問者様の職場では、「利用者から言われたことは全てやるように」という方針とのことですが、これは少し注意が必要です。介護保険制度の範囲を超えたサービスを提供することは、法令違反となる可能性があります。また、ヘルパーの負担が増え、質の低下を招く可能性もあります。
そのため、
- サービス提供責任者との連携: サービス提供責任者に相談し、適切なサービス内容を検討する
- 記録の徹底: どのようなサービスを提供したのか、詳細な記録を残す
- 自己研鑽: 介護に関する知識や技術を向上させる
といった対応が重要です。
5. サービス提供の線引き:具体的な事例と判断基準
以下に、具体的な事例と、その判断基準をまとめました。
事例1: 利用者がパソコンで文章を打ちたいが、手が不自由でできない。ヘルパーが代わりに文章を入力する。
- 判断: 〇 許容範囲内。情報伝達を支援し、生活の質を向上させるため。
事例2: 利用者のブログのデザインを変更したり、写真加工をする。
- 判断: △ 状況による。ブログの更新が生活に不可欠な場合は、相談の上で一部支援も可能。趣味の範囲の場合は、専門業者への依頼を検討。
事例3: ズボンの裾上げやほつれの修理をする。
- 判断: 〇 許容範囲内。生活援助の一環として、日常生活を支援するため。
事例4: 車椅子のクッションカバーや外出用のバッグを作成する。
- 判断: × 介護保険の対象外。専門的な技術を要するため、専門業者への依頼を検討。
事例5: リアルサイズの人形を作成する。
- 判断: × 介護保険の対象外。専門的な技術を要し、介護サービスの範囲を超えるため。
6. コミュニケーションとチームワークの重要性
ヘルパーの仕事の範囲を明確にするためには、利用者とのコミュニケーションと、チームワークが不可欠です。利用者との間で、どのようなサービスを求めているのか、具体的に話し合い、合意形成を図ることが重要です。また、サービス提供責任者や他のヘルパーと情報を共有し、チーム全体で質の高いサービスを提供できるよう努めましょう。
- 情報共有: 利用者の状態やニーズ、提供したサービスについて、チーム内で情報を共有する
- 相談: 困ったことや判断に迷うことがあれば、サービス提供責任者や他のヘルパーに相談する
- 研修: 介護保険制度や、ヘルパーの仕事に関する研修を積極的に受講する
7. 法律と倫理観のバランス
ヘルパーの仕事は、法律と倫理観のバランスが重要です。介護保険制度の範囲内で、利用者のニーズに応えることが求められます。しかし、利用者の要望に応えようとするあまり、法律に違反したり、ヘルパーの負担が増えたりすることがないように注意が必要です。
そのため、
- 法令遵守: 介護保険制度や関連法規を遵守する
- 倫理観: ヘルパーとしての倫理観を持ち、適切なサービスを提供する
- 自己研鑽: 介護に関する知識や技術を向上させ、質の高いサービスを提供する
ことを心がけましょう。
8. まとめ:より良いサービス提供のために
重度訪問介護ヘルパーの仕事の範囲は、介護保険制度の範囲内で、利用者のニーズに応えることです。パソコン作業や裁縫など、介助以外の業務については、必要性、専門性、時間などを考慮し、サービス提供事業所や上司に相談しながら、適切な範囲を見極めることが重要です。利用者とのコミュニケーション、チームワーク、法令遵守、倫理観を大切にし、より良いサービス提供を目指しましょう。
今回の記事が、重度訪問介護ヘルパーとして働く皆様のお役に立てれば幸いです。もし、さらに詳しい情報や、個別のケースに関するアドバイスが必要な場合は、専門家にご相談ください。
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