介護職からの転職で悩んでいます…退職前に次の仕事探しはあり？

転職を考えてます。今介護職で未経験から入らせていただきました。最初の頃は資格取ろうと思っていたのですがだんだん今の仕事が嫌になってしまいました。 人の排泄のことや体力的にも気持ち的にもしんどくなってしまいました。 前々から職場の人には辞めることを話してしまいどんどん気持ちが焦ってきてしまいました。言っちゃったからにはと思ってますが、辞めたい気持ちは変わりません。 職場の人間関係はいい方だと思います。でも上の人間がよくありません。職員を人間だと思ってないと思います。その理由がいくつかあります。今までは定時が17：45なのですが全然時間に帰れません。いつも18時ごろです。夕食の時間が今まで17：15分だったのが17：30に変わりました。何でかというと昔はその時間だったからと言われたみたいです。主任とかが話しても話が通じないみたいです。 二つ目です。夏場のエアコンです。どんなに暑くても28℃にしないといけないことです。利用者が一回熱中症みたいになった時がありそれでも何が合っても28℃です。おかしくないですか？利用者のことも職員のことも考えてません。みんなおかしいって言ってても何も通じません。 シフトも何度も変わります。 話は変わりますが退職のことを施設長に話そうと思うのですが、その後仕事探すのってありですか？普通は仕事見つけてから辞めるべきなのはしってますが，何もかもがしんどくて辞めたいです。良いなと思っているところはあるのですがまだ行動に移せてない状態です…。 前の会社も辞めてから探して今の会社に入社しました。 親は馬鹿じゃないの，仕事見つけてから辞めなよ。と言ってきますが，その意見もわかりますが，自分の人生なんだから好きにさせてよ。と思います。長らく休むわけではなく、退職後すぐにハローワーク行って探してます。それは変わりありませんが、どう思いますか？わかりづらくてすみません

この質問は、介護職の現状の厳しさ、職場環境への不満、そして退職後の仕事探しに関する不安を複雑に抱える相談者からのものです。 本記事では、介護職からの転職を検討されている方、特に現在の職場環境に強い不満を抱えている方に向けて、退職前に次の仕事探しを進めることのメリット・デメリットを具体的に解説し、最適な転職戦略を提案します。 さらに、転職活動における具体的なステップとメンタルヘルスのケアについても触れていきます。

1. 今の状況を整理してみましょう

まず、ご相談内容を整理すると、以下の３つの大きな課題が見えてきます。

• 劣悪な労働環境：残業、エアコン温度設定、シフト変更など、職員の健康や生活を軽視する職場環境。
• 強い退職願望：体力的・精神的な負担、職場環境への不満から、強い退職願望を抱いている。
• 退職後の仕事探しへの不安：退職前に次の仕事が決まっていないことへの不安と、親からの反対。

これらの課題は、それぞれ独立した問題ではなく、互いに影響し合っています。 劣悪な労働環境が精神的な負担を増大させ、退職願望を強め、それが仕事探しへの不安につながっていると言えるでしょう。 まずは、この状況を客観的に理解することが、次のステップへの第一歩です。

2. 退職前に仕事探しを進めることのメリット・デメリット

多くの転職アドバイスでは「次の仕事が決まってから辞めるべき」とされていますが、ご相談者の状況を考慮すると、必ずしもそれが最善とは限りません。 メリットとデメリットを比較検討してみましょう。

メリット

• 精神的な負担軽減：次の仕事が決まれば、経済的な不安や将来への漠然とした不安が軽減され、精神的な余裕が生まれます。 現在の職場でのストレスから解放されるまでの期間を短縮できる可能性があります。
• 転職活動に集中できる時間確保：退職後すぐに転職活動に専念できるため、効率的に求人探しや面接準備を進めることができます。 ハローワークへの訪問や、求人サイトの確認、応募書類の作成などに時間を充てることができます。
• 希望条件に合った仕事を見つけやすい：焦らずじっくりと、自分の希望条件に合った仕事を見つけることができます。 じっくりと検討することで、より長く働ける職場を見つける可能性が高まります。

デメリット

• 収入の空白期間が発生する可能性：万が一、すぐに次の仕事が見つからない場合、収入の空白期間が発生するリスクがあります。 貯蓄状況や生活費の見込みを事前にしっかり確認する必要があります。
• 現在の職場との関係悪化：退職意思を伝え、転職活動をしていることが職場に知られることで、人間関係が悪化する可能性があります。 特に、現在の職場環境が既に厳しい状況である場合は、注意が必要です。
• 転職活動に集中できない：現在の仕事と転職活動の両立は、非常に大きな負担となります。 精神的にも肉体的にも疲弊し、転職活動に支障をきたす可能性があります。

ご相談者の場合は、現在の職場環境の悪さから、転職活動に集中できる環境を確保することが、精神的な健康を維持する上で非常に重要です。 デメリットを最小限に抑えるためにも、綿密な計画と準備が必要です。

3. 具体的な転職活動ステップ

では、具体的な転職活動のステップを見ていきましょう。

1. 自己分析：自分の強みや弱み、キャリアプラン、理想の働き方を明確にしましょう。 これまでの経験やスキル、そして今後どのようなキャリアを歩みたいかを書き出してみましょう。 介護職での経験を活かせる仕事だけでなく、全く違う分野への挑戦も視野に入れてみましょう。
2. 求人情報の収集：ハローワーク、転職サイト（リクルートエージェント、dodaなど）、企業ホームページなどを活用して、自分に合った求人情報を集めましょう。 介護職以外の職種も積極的に検討してみましょう。 例えば、事務職や営業職など、コミュニケーション能力や人間関係構築能力を活かせる仕事もあります。
3. 応募書類の作成：履歴書、職務経歴書は丁寧に作成しましょう。 特に職務経歴書では、介護職での経験をどのように活かせるかを具体的に記述することが重要です。 志望動機は、なぜその会社・職種を希望するのかを明確に伝えましょう。
4. 面接対策：面接では、自己PR、志望動機、経験、能力などを効果的に伝えられるように練習しましょう。 想定される質問を事前に準備し、模擬面接を行うことも効果的です。 面接官の目を見て話すこと、ハキハキと話すこと、笑顔を心がけることなども重要です。
5. 内定獲得後：内定を得たら、入社日や条件などを確認し、現在の職場に退職の意思を伝えましょう。 円満退社を心がけ、引き継ぎ作業をしっかりと行いましょう。

これらのステップを踏むことで、よりスムーズな転職活動を進めることができます。 焦らず、一つずつ着実に進めていきましょう。

4. メンタルヘルスのケア

転職活動は、精神的な負担が大きいものです。 ストレスを感じた際は、一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切です。 信頼できる友人や家族、または専門機関に相談しましょう。

また、適度な運動や休息も重要です。 毎日30分程度の散歩をする、趣味の時間を作るなど、リラックスできる時間を取り入れるようにしましょう。 睡眠不足もストレスを増大させるため、質の高い睡眠を心がけましょう。

5. 親への説明

親御さんのご心配も理解できますが、これはあなたの人生です。 ご自身の状況、転職活動の計画、そして将来の展望を丁寧に説明することで、理解を得られる可能性があります。 親御さんにも、今の職場環境の厳しさや、転職活動への強い意志を伝えましょう。 「親孝行」を理由に、我慢し続ける必要はありません。

6. まとめ

介護職からの転職は、決して簡単な道のりではありませんが、あなたの人生をより良くするための重要な決断です。 現在の状況を客観的に分析し、メリット・デメリットを比較検討した上で、最適な転職戦略を立てましょう。 そして、転職活動中は、自分のメンタルヘルスにも十分に気を配り、無理なく進めていくことが大切です。 一人で抱え込まず、周りの人に相談したり、専門機関のサポートを受けることも検討しましょう。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況に合わせたアドバイスではありません。 具体的な転職戦略やメンタルヘルスケアについては、専門家にご相談ください。