介護職の過重労働と職場環境：限界を感じたらどうすればいい？

仕事の悩みになりますが…　介護職になりますが、ほぼ二人でサービスを行っています。そんななか、一人が怪我をしてしまい、負担の大きいサービスばかり担当になり、移動も15〜30分で車を走らせています。1日5件〜8件回ります。休みは、月に6回。　身体がキツくなってきたので、歩けない人の2階までの移動介助がキツイです、と伝えました。動けなくなったら、利用者様に迷惑がかかるので、その前に他事業所からでも身内内からでもヘルプをお願いしたいと伝えたところ、途中で投げ出すなら、なんで引き受けたの？信用問題になるんだよ!と言われました。　サービスに入る前の検証では、ケアマネやS責がイケるでしょ!と言うなか、私だけ、厳しいですとは、言えませんでした。と、言いましたが、出来ないことは出来ないと言わないと!担当なんだからと言われました。怪我してから引き継いでの担当ですし…　朝の8時半〜夕方18時まで走りっぱなしで、途中から担当を投げつけられて…　これは、私が悪いんでしょうか？年収を落としたくないですが、不信感しかありませんが、私がおかしいですか？

この質問を拝見し、ご相談者様の置かれている状況の大変さ、そして抱えている強い不安と疲労感、そして怒りが痛いほど伝わってきました。介護職は、尊く、やりがいのある仕事ですが、同時に、肉体的にも精神的にも大きな負担を伴う仕事でもあります。 このQ&Aでは、介護職における過重労働、職場環境の問題、そしてキャリアの転換について、具体的な解決策と、将来への展望を提示していきます。 特に、「限界を感じた時、どうすればいいのか？」という点に焦点を当て、具体的なステップを踏んで解説します。

1. 現在の状況の分析：何が問題なのか？

まず、ご相談者様の状況を整理してみましょう。

• 過重労働：1日5～8件の訪問介護、長時間の運転、短い休憩時間、月の休み6日という状況は、明らかに過重労働です。労働基準法に抵触する可能性も高いです。
• 身体的負担：歩けない利用者様の2階への移動介助は、腰や体に大きな負担がかかります。怪我のリスクも高く、持続可能性が低い業務です。
• コミュニケーション不足：上司や同僚とのコミュニケーションがうまく取れていないことが、問題を悪化させています。「イケるでしょ！」という軽率な発言や、「出来ないことは出来ないと言わないと！」という非建設的なフィードバックは、職場環境の悪さを示しています。
• 責任感の強さ：利用者様への責任感から、自分の限界を伝えにくくなっている点も問題です。責任感の強さは素晴らしいですが、自分の健康を犠牲にしてまで働く必要はありません。

これらの問題が複雑に絡み合い、ご相談者様は大きなストレスを抱えていると推測できます。 「私が悪いんでしょうか？」という自問自答は、まさにこのストレスの表れです。 しかし、決してご相談者様が悪いわけではありません。

2. 具体的な解決策：今、できること

では、現状を打破するために、どのような行動を取ることができるでしょうか？ ステップごとに解説します。

2-1. 記録を残す

まず、すべての業務内容、労働時間、移動時間、身体的負担、そして上司や同僚とのやり取りを詳細に記録しましょう。 これは、今後の対応において非常に重要な証拠となります。 日付、時間、内容を明確に記録し、できれば、証拠となる写真やメールのスクリーンショットなども保存しておきましょう。 Excelシートや専用のアプリを利用するのも有効です。

2-2. 労働基準監督署に相談する

過重労働が続いている場合、労働基準監督署に相談することを強くお勧めします。 労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関です。 記録した証拠を元に、相談することで、適切な指導や助言を受けることができます。 相談は匿名でも可能です。

2-3. 人事部や上司に改めて相談する

記録を元に、人事部や上司に改めて現状を伝えましょう。 この際、感情的な言葉ではなく、事実を淡々と伝え、具体的な改善策を提案することが重要です。 例えば、「現状の業務量では、安全にサービスを提供することが困難です。人員の増員、または業務の見直しをお願いします。」といった具体的な提案を行いましょう。 また、具体的な改善案を提示することで、より建設的な話し合いを進めることができます。例えば、業務の分担の見直し、ヘルプ体制の構築、移動手段の改善などです。

2-4. 転職を検討する

もし、職場環境の改善が見込めない場合、転職を検討することも一つの選択肢です。 現在の職場では、ご相談者様の健康と安全が脅かされているため、転職が最善の策となる可能性があります。 転職活動は、時間と労力を要しますが、より働きやすい環境を見つけることで、今後のキャリアを大きく変えることができます。

3. 転職活動の支援：wovieを活用しよう

転職を検討する場合、求人サイト「wovie」が役立ちます。wovieでは、介護職に関する豊富な求人情報が掲載されており、自分の希望条件に合った職場を見つけることができます。 また、wovieには、キャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動に関する相談やアドバイスを受けることも可能です。 自分のスキルや経験、キャリアプランを明確にし、希望条件に合った求人を探すことで、よりスムーズな転職活動を進めることができます。

4. キャリアプランの再考：将来の展望

転職活動を通して、自分のキャリアプランを見直す良い機会となります。 介護職への情熱を維持しつつ、より働きやすい環境、そして自分の健康を維持できる環境を見つけることが重要です。 例えば、訪問介護ではなく、施設介護への転職、または、パートタイムでの勤務なども選択肢として考えられます。 自分の価値観やライフスタイルに合った働き方を模索し、将来のキャリアプランを描きましょう。

5. 専門家への相談：一人で抱え込まずに

ここまで、様々な解決策を提案してきましたが、一人で抱え込まずに、専門家への相談も検討しましょう。 キャリアカウンセラーや転職エージェントは、客観的な視点からアドバイスをしてくれます。 特に、転職活動においては、専門家のサポートを受けることで、より効率的に、そして効果的に活動を進めることができます。 wovieのキャリアアドバイザーも、ご相談者様をサポートできるでしょう。

まとめ

ご相談者様の状況は、決して「おかしい」ことではありません。 過重労働、不適切な職場環境、そしてコミュニケーション不足は、改善すべき問題です。 まずは、記録を残し、労働基準監督署に相談することから始めましょう。 そして、転職という選択肢も視野に入れ、自分の健康とキャリアを大切にしながら、より良い未来を築いていきましょう。 一人で抱え込まず、専門家や周りの人に相談し、サポートを受けながら、一歩ずつ進んでいきましょう。