介護職の過酷な現実と、あなたを守るための転職戦略

新しい職場（介護職）に入職し1ヶ月も立ってませんが、7日くらいで独り立ちをして来月のシフトから13時間勤務が8回、残業が40時間を超えて月の労働時間も210時間くらいです。入っていきなりはひどいと思います。残業代は出ますが、まだ新人にこれだけさせる会社を不信に思ってしまった私はおかしいでしょうか？

介護職に転職されたばかりにも関わらず、過酷な労働環境に直面されているとのこと、大変お辛い状況だとお察しします。7日で独り立ち、13時間勤務×8回、残業40時間超え…月の労働時間が210時間というのは、明らかに労働基準法違反の可能性が高いです。残業代が出るとはいえ、心身ともに疲弊し、健康を損なうリスクも非常に高いでしょう。そして、あなたの「不信感」は決して間違っていません。

1. 労働時間と労働基準法違反の可能性

まず、日本の労働基準法では、原則として1日の労働時間は8時間、週40時間と定められています。残業についても、上限が決められており、それを超える場合は、労働者の同意を得た上で、時間外労働の上限規制（月45時間、年360時間）を守る必要があります。あなたの状況は、これらの規制を大幅に超えている可能性が高いです。210時間という労働時間は、法律違反だけでなく、あなたの健康を深刻に脅かすレベルです。 このような状況では、労働基準監督署への相談も検討すべきです。

具体的な行動として、まずは勤務記録を詳細に記録しましょう。日付、勤務時間、休憩時間、業務内容などを正確に記録することで、労働時間の実態を把握し、証拠として活用できます。また、残業代の計算が正しく行われているかも確認しましょう。労働基準監督署への相談の前に、会社側に労働時間に関する問題点を指摘し、改善を求めることも重要です。その際、記録した勤務記録を提示することで、より説得力が増します。

2. 新人への過酷な労働環境と会社の体質

7日で独り立ちというのは、介護職においては異例です。介護の仕事は、利用者の方々との信頼関係を築き、安全に配慮したケアを提供することが不可欠です。そのため、新人には十分な研修期間と先輩からの指導が必要です。あなたの職場は、人材育成や安全管理を軽視している可能性があります。これは、会社の体質の問題と言えるでしょう。このような会社で働き続けることは、あなたのキャリアにとっても、健康にとってもマイナスです。

このような状況下で、あなたが不信感を持つのは当然です。多くの介護施設では、人材不足が深刻な問題となっており、新人に過剰な負担をかけているケースも見られます。しかし、それは決して「仕方ない」ことではありません。あなたの感じる不安や不満は、正当なものです。 自分の健康とキャリアを守るためにも、現状を変えるための行動を起こす必要があります。

3. 転職を検討する際のポイント

現在の職場環境が改善の見込みがないと判断した場合、転職を検討することも一つの選択肢です。転職活動においては、以下の点を意識しましょう。

• 求人情報の精査：求人票だけでなく、企業の口コミサイトや、実際に働いている人の話を聞くなどして、企業の雰囲気や労働環境をしっかり確認しましょう。残業時間や休日取得の状況なども、事前に確認することが重要です。介護職専門の転職サイトを利用するのも効果的です。
• 面接対策：面接では、あなたのスキルや経験だけでなく、労働環境への意識や、仕事に対する価値観なども聞かれる可能性があります。自分のキャリアプランや、理想の職場像を明確にしておきましょう。また、前職の退職理由についても、正直に、かつポジティブに説明する練習をしておきましょう。例えば、「労働時間の長さと、自分のキャリアプランとのずれを感じたため」といった説明が考えられます。
• キャリアカウンセリングの活用：転職活動は、一人で抱え込まず、キャリアカウンセラーに相談するのも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、自分に合った職場を見つけやすくなります。wovieのような転職支援サービスも活用してみましょう。

4. あなたに合った介護施設を見つけるために

介護職はやりがいのある仕事ですが、労働環境は施設によって大きく異なります。 あなたに合った職場を見つけるためには、以下の点を重視して求人を選びましょう。

• 人員配置：利用者一人当たりの介護職員の数が多すぎないかを確認しましょう。人員配置が適切であれば、一人ひとりの負担が軽減され、質の高いケアを提供することができます。
• 研修制度：充実した研修制度があるかどうかを確認しましょう。新人の育成に力を入れている施設は、労働環境も比較的良い傾向があります。
• 福利厚生：休暇取得のしやすさ、有給休暇の取得率、各種保険の加入状況なども確認しましょう。福利厚生が充実している施設は、従業員の働きやすさを重視している可能性が高いです。
• 職場環境：職場の雰囲気や、上司や同僚との人間関係が良いかどうかを確認しましょう。働きやすい職場環境は、仕事のモチベーション維持に繋がります。

転職活動は、時間と労力を要する作業ですが、より良い職場を見つけるための重要なステップです。焦らず、じっくりと準備を進めていきましょう。 そして、あなたのスキルや経験、そして何よりあなたの「健康」を第一に考えて、転職活動を進めてください。

5. まとめ

現状の職場環境は、労働基準法に違反している可能性が高く、あなたの健康を著しく損なうリスクがあります。 残業代が出るとはいえ、精神的にも肉体的にも負担が大きすぎる状況です。 まずは、勤務記録を詳細に記録し、会社側に改善を求めることから始めましょう。それでも改善が見られない場合は、転職も視野に入れ、新たな職場を探すことをお勧めします。 転職活動においては、求人情報の精査、面接対策、そしてキャリアカウンセリングの活用が重要です。 あなたに合った、働きやすい職場を見つけるために、じっくりと時間をかけて準備を進めてください。そして、何よりもあなたの健康を第一に考えて行動しましょう。

もし、一人で抱えきれない、迷ってしまう、ということがあれば、いつでも相談してください。 wovieのキャリアカウンセラーが、あなたの状況を丁寧に聞き、最適な解決策を一緒に探していきます。 そして、より良い未来へ向かうためのサポートをさせていただきます。