介護職の転職で抱えるトラウマと、職場での自信喪失…どうすれば前向きになれる？

助けて下さい!! 10年ほどですが他の介護施設で職員として働いていた時に二人対応で移乗する入居者をその男性職員（T）と二人で行うはずが、その男性職員（T）が一人でやっていて、その事を本人に告げたら『テメェは一人じゃ何も出来ねぇくせに俺に指図するなよ!』と逆ギレされ、腹パンされたりした事のトラウマがあり、当時上司や施設長にその事を話したのですが施設長は『介護力（介護技術）を上げて見返してやりなさい!』上司からは『あ〜T君ね。彼はそういう人だから運が悪かったね。』と言うだけでモヤモヤしたのもあり、介護施設なんてそんな物だと思い、辞めてしばらくしてから今の職場（別の介護施設）で仕事をしてましたが先日、自分がミスをした時にその事をフラッシュバックしてしまい職員に対して卑屈に振る舞ったら、『私が言ってる事わかってないよね!そういうのが言い訳なんだよ！』と言われました。 私は辞めたくなりました。 抗精神薬も飲んでますが良くなる感じではないし、医者もそのまま（薬を）続けて下さいとしか言いません。 どうすれば良いのかわからなくなりました。 アドバイスお願いします。

この記事では、介護職で働くあなたが抱える、過去のトラウマと現在の職場での自信喪失という、複雑な問題に焦点を当て、転職という選択肢を含めた具体的な解決策を探ります。 過去の暴力的な経験によるPTSD（心的外傷後ストレス障害）の可能性も視野に入れ、心のケアとキャリアプランの両面から、前向きに未来を歩むための方法を提案します。 単なる転職活動のアドバイスにとどまらず、あなたの心の健康を取り戻し、安心して働ける環境を見つけるための、包括的なサポートを目指します。

1. 過去のトラウマと向き合う：心のケアが最優先

まず、重要なのは、過去の暴力的な経験と、それが引き起こした心の傷と向き合うことです。 「施設長は『介護力（介護技術）を上げて見返してやりなさい!』上司からは『あ〜T君ね。彼はそういう人だから運が悪かったね。』」という対応は、明らかに不適切でした。 あなたの苦痛を軽視し、責任をあなたに転嫁しようとしたと言えるでしょう。 これは決してあなたの責任ではありません。

現在服用している抗精神薬の効果を感じられないとのことですが、医師との相談は必須です。 薬の種類や量の見直し、あるいはカウンセリングやセラピーの併用などを検討しましょう。 PTSDの専門医に相談することも強くお勧めします。 信頼できる医師や精神科医を見つけることが、回復への第一歩となります。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切です。

また、過去の出来事を記録し、客観的に見つめ直すことも有効です。 日記やメモに書き留めることで、感情を整理し、自分自身の経験を理解する助けになります。 必要であれば、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことも、心の負担を軽減するのに役立ちます。

2. 現状の職場環境の見直し：安全な場所を確保する

現在の職場でも、ミスをした際に過去のトラウマがフラッシュバックし、卑屈な態度を取ってしまったとのこと。 これは、職場環境があなたの心の状態に悪影響を与えている可能性を示唆しています。 「私が言ってる事わかってないよね!そういうのが言い訳なんだよ！』という上司の言葉も、あなたの心を傷つけるものです。 職場環境が安全でないと感じるのであれば、それは大きな問題です。

まずは、職場環境の改善を検討しましょう。 上司や同僚とのコミュニケーションを改善するための具体的な方法を考え、必要であれば人事部などに相談することも検討してください。 しかし、改善が見込めない、あるいは改善に時間がかかりすぎる場合は、転職も視野に入れるべきです。 あなたの心の健康を守るためには、安全で安心して働ける環境が不可欠です。

3. 転職活動：あなたに合った職場を見つける

転職を検討する際には、単に新しい職場を探すだけでなく、あなたにとって本当に最適な環境を見つけることが重要です。 そのためには、以下の点を考慮しましょう。

• 職場の雰囲気： 温かく、お互いを尊重し合う雰囲気の職場を選びましょう。 パワハラやモラルハラスメントがないか、事前にしっかりと確認することが大切です。 口コミサイトなどを活用して、情報収集を行うのも有効です。
• 業務内容： 過去のトラウマを想起させない、負担の少ない業務内容の職場を選ぶことが重要です。 無理なく働ける範囲で、自分のペースで仕事ができる職場を探しましょう。
• サポート体制： 困った時に相談できる上司や同僚がいるか、しっかりとした研修制度があるかなども重要なポイントです。 メンタルヘルスのサポート体制が整っている職場を選ぶことも、心の健康を守る上で重要です。
• 福利厚生： 有給休暇の取得率や、休暇制度の充実度などもチェックしましょう。 心身ともに健康を維持するためには、適切な休息が不可欠です。

4. 履歴書・職務経歴書の書き方：トラウマに触れずに強みをアピール

転職活動において、履歴書や職務経歴書はあなたの第一印象を左右する重要なツールです。 過去のトラウマについては、直接的に触れる必要はありません。 むしろ、あなたのスキルや経験、そして前向きな姿勢を強調しましょう。 例えば、

• 具体的な成果： 過去の職場でどのような成果を上げたかを具体的に記述しましょう。 数字を用いて成果を明確に示すことで、あなたの能力を効果的にアピールできます。
• スキルアップ： 介護技術の向上や、新しいスキルの習得に積極的に取り組んできたことを記述しましょう。 自己研鑽への意欲を示すことで、採用担当者の印象を良くすることができます。
• ポジティブな言葉： ネガティブな表現は避け、ポジティブな言葉であなたの経験や能力を表現しましょう。 前向きな姿勢をアピールすることで、採用担当者の信頼を得ることができます。

5. 面接対策：自信を持って対応する

面接では、自信を持って自分の経験や能力をアピールすることが大切です。 過去のトラウマについては、面接官から直接質問されない限り、触れる必要はありません。 しかし、もし質問された場合は、正直に答える必要はありません。 「以前の職場で困難な経験がありましたが、そこから学び、成長することができました」といったように、ポジティブな表現で伝えるようにしましょう。

面接練習を行うことで、自信を持って面接に臨むことができます。 友人や家族に面接官役になってもらうのも有効です。 また、面接対策用の書籍やウェブサイトなどを活用するのも良いでしょう。

6. 転職後のサポート：継続的なケアを

新しい職場に転職した後も、心のケアを継続することが重要です。 職場環境に適応できるか、定期的に自分自身と向き合い、必要であれば専門家のサポートを受けることを検討しましょう。 転職は解決策の一つですが、継続的な努力とサポートによって、真の回復と成長を遂げることが大切です。

まとめ

介護職でのトラウマと現在の職場の困難さは、あなたを深く悩ませていることと思います。 しかし、あなたは一人ではありません。 専門家のサポートを受けながら、過去の経験と向き合い、あなたに合った職場を見つけ、安心して働ける環境を築くことは可能です。 まずは、小さな一歩から始めましょう。 そして、必要であれば、専門機関や転職支援サービスの活用も検討してください。

この記事が、あなたの未来への一歩を踏み出すための助けになれば幸いです。