「ババア」と罵る母との関係改善：介護とキャリアを両立するための心の整理術

今回は、ご家族の関係性、特に母親と義母の関係性についてのご相談ですね。お母様が義母に対して辛辣な言葉を使い、それを見ているご相談者様が心を痛めている状況、そして、その背景にあるお母様の過去の苦労や、現在の介護の大変さについてお話しいただきました。ご相談者様は、お母様の言動をどうにかしたいけれど、どのように接したら良いのか悩んでいらっしゃるのですね。

私は４人兄弟の長女で、10年くらい前？から母が、義母に対して、バカとかアホとかババアとかいう酷い言葉を使って罵ったり、言い合いや喧嘩になったりするのをよく目にしていました。

仲良くして欲しいのに、家にいるといつもそんなことの繰り返しで、さすがに我慢できなくなって、高校を卒業してからは、実家から大学までは電車で１時間少々と近いですが、一人暮らしを始めました。

母が義母に冷たく接するのには、嫁いで来た時（もうかれこれ20数年以上も前）からの、義母から母への思いやりの無さからくるものだと思います。

嫁いで来た当初、臨月のお腹の大きい時でさえ、料理も掃除も一切手伝うことなく、遠いスーパーまで買い出しに行かされたり、母が作った料理に「味が濃い」や美味しくない等のニュアンスの文句を言われたり…

当時一緒に住んでいた義妹からは虐められたり、散々こき使われたりと…

私が体験したわけではないのでわかりませんが、母の感情が入ってオーバーに言っていたとしても、体力的にも精神的にも、本当に辛かったんだろうな…というのがひしひし伝わってきました。

しかもそんな辛い状況の中で、私が産まれたと同時に母の実の母が亡くなり、母の実父も母が高校時代に亡くなっていた為、身近に相談できる家族もなく、きっと計り知れない苦痛を味わっていたのだと思います。

ちなみに義母は今、重めの認知症で、介護が凄く大変です。

母は、身の回りの世話や、食事やお風呂の準備など、最低限のことは全てきちんとやっています。

それらの事情を知った上でも尚、やはり母の祖母への態度が、見ていて本当に嫌です。

どんなに相手が憎らしくて、それが自分の受けてきた苦痛への仕返しだとしても、私は母自身ために、そんなことをして欲しくないからです。

義母を罵ったり、酷い態度を取る度に、母の性格や生き方が、どんどんひん曲がっていくんじゃないかと物凄く心配になります。

本当は心優しい人なのに。

あとは、やはり父も、自分の目の前で自分の母親が罵られたり、ペット同然のような扱いを受けるのを見ているのは本当に辛いと思います。

父も、母に対してはあまりにも酷い時と感じた時でない限り、母に対しては何も言わないみたいです。

逃げるのは簡単ですが、できれば母自身のために、もっと良い生き方をして欲しいです。

どうすれば、皆がストレスなく、幸せに暮らせるんでしょうか？補足ちなみに母に対しては、今まで何度かこの件で私から話を持ち掛けたことがありました。

義母への不満などをとことん聞いた上で、それでも、憎みながら一緒に生活したって、何も良いことないよ、と。

しかし私の話し方が悪かったのか、「じゃあ私が受けてきた精神的苦痛はどうなるの？」と怒ってしまいました。

憎らしい相手に優しくはできないと思うので、せめてそこに使うエネルギーのベクトルを違う方向に向かせてあげたいのですが…

お母様の過去の経験や現在の介護状況、そしてご相談者様の複雑な心情を考えると、問題解決への道のりは簡単ではないかもしれません。しかし、ご相談者様が母親の幸せを心から願っているように、必ず解決策は見つかります。今回の記事では、お母様の心の負担を軽減し、家族全員がより穏やかに過ごせるための具体的なステップと、キャリア支援の専門家としての視点から、ご相談者様自身が抱える可能性のあるキャリアへの影響についても考察していきます。

1. 母親の過去の苦しみへの理解を深める

まず、お母様の過去の経験を深く理解することが重要です。義母との関係性、義妹からの仕打ち、そして実の両親を早くに亡くした喪失感。これらの経験は、お母様の心に深い傷を残し、それが現在の言動に影響を与えている可能性があります。

• 過去の出来事の記録: お母様が過去にどのような苦労をされたのか、具体的に記録してみましょう。日記や手帳、写真など、当時の記憶を呼び起こすものがあれば、それらも参考にできます。
• 共感的な傾聴: お母様の話をじっくりと聞き、共感的な態度で接しましょう。「つらかったね」「大変だったね」といった言葉をかけ、お母様の気持ちを理解しようと努めることが大切です。
• 専門家の意見: 心理カウンセラーや専門家のアドバイスを求めることも有効です。専門家は、お母様の心の傷を癒すための適切なサポートを提供し、ご相談者様がどのように接すれば良いのか、具体的なアドバイスをしてくれます。

お母様の過去の苦しみを理解することで、彼女の言動に対する見方が変わり、より冷静に、そして優しく接することができるようになるでしょう。これは、家族関係を改善するための第一歩となります。

2. 介護負担の軽減策を検討する

現在の介護状況は、お母様にとって大きな負担となっているはずです。介護負担を軽減するための具体的な対策を講じることが、お母様の精神的な安定につながります。

• 介護サービスの利用: 訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々な介護サービスを利用することを検討しましょう。これらのサービスを利用することで、お母様の介護負担を軽減し、休息時間を確保することができます。
• 介護に関する情報収集: 介護保険制度や利用できるサービスについて、詳しく調べてみましょう。地域包括支援センターや、市区町村の介護保険窓口に相談することもできます。
• 家族間の役割分担: 家族間で介護の役割分担を明確にし、負担を分散させましょう。ご相談者様自身も、できる範囲でサポートすることで、お母様の負担を軽減することができます。
• レスパイトケアの活用: 定期的に、介護から一時的に離れる時間（レスパイトケア）を設けることも重要です。短時間の外出や趣味の時間を持つことで、心身のリフレッシュを図り、介護に対するモチベーションを維持することができます。

介護負担を軽減することで、お母様の精神的な余裕が生まれ、義母に対する態度も変化する可能性があります。また、ご相談者様自身も、介護に関わることで感じるストレスを軽減することができます。

3. コミュニケーションの改善

お母様とのコミュニケーションを改善することも、家族関係を良好にするために重要です。一方的に意見を押し付けるのではなく、お互いの気持ちを理解し合えるようなコミュニケーションを心がけましょう。

• 感情的な対話: お母様の気持ちに寄り添い、感情的な対話を通じて、彼女の心を開くように努めましょう。過去の出来事や現在の悩みについて、率直に話し合うことが大切です。
• 肯定的な言葉: お母様の良いところを認め、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。例えば、「いつも介護お疲れ様」「ありがとう」といった言葉は、お母様の心を温めます。
• 非難しない: お母様の言動を非難するのではなく、なぜそのような行動をとるのか、その背景にある感情を理解しようと努めましょう。
• 共通の趣味や関心事: 共通の趣味や関心事を見つけ、一緒に楽しむ時間を持ちましょう。共通の話題で盛り上がることで、親子の距離が縮まり、コミュニケーションが円滑になります。

コミュニケーションを改善することで、お母様との信頼関係を築き、互いの気持ちを理解し合えるようになります。これは、家族全員がストレスなく、幸せに暮らすための基盤となります。

4. 専門家のサポートを受ける

家族だけで問題を解決することが難しい場合は、専門家のサポートを受けることを検討しましょう。専門家は、客観的な視点からアドバイスを提供し、問題解決をサポートしてくれます。

• 心理カウンセラー: 心理カウンセラーは、お母様の心の傷を癒し、感情的な問題を解決するためのサポートを提供します。また、ご相談者様自身が抱える悩みやストレスについても、相談に乗ってくれます。
• 家族療法: 家族療法は、家族全体のコミュニケーションを改善し、問題解決を促進するための有効な手段です。専門家の指導のもと、家族全員が積極的に参加することで、関係性の改善を図ることができます。
• 介護専門家: 介護に関する専門家は、介護保険制度や利用できるサービスについて、具体的なアドバイスを提供します。また、介護に関する悩みや不安についても、相談に乗ってくれます。
• 弁護士: 家族間の問題が法的側面を伴う場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的なアドバイスを提供し、問題解決をサポートしてくれます。

専門家のサポートを受けることで、客観的な視点から問題を見つめ直し、より効果的な解決策を見つけることができます。また、専門家のサポートは、ご相談者様自身の精神的な負担を軽減することにもつながります。

5. 母親の心のエネルギーを別の方向へ

お母様が義母に対して抱いている負の感情を、別の方向へ向けるための具体的な方法を提案します。これは、お母様の精神的な負担を軽減し、より前向きな気持ちで生活を送るための重要なステップです。

• 趣味や興味: お母様が興味を持っていることや、以前からやりたかったことに挑戦する機会を作りましょう。例えば、絵画、手芸、ガーデニング、音楽鑑賞など、様々な趣味を通じて、心のエネルギーを発散し、新たな喜びを見つけることができます。
• ボランティア活動: 地域社会への貢献を通じて、自己肯定感を高め、心の充足感を得ることも有効です。例えば、高齢者施設でのボランティア活動や、地域の清掃活動など、様々なボランティア活動に参加できます。
• 友人との交流: 友人との交流を通じて、気分転換を図り、孤独感を解消しましょう。お茶をしたり、食事をしたり、旅行に出かけたりすることで、楽しい時間を過ごし、心のエネルギーをチャージできます。
• 自己啓発: 自己啓発セミナーや講座に参加し、新しい知識やスキルを習得することも、心の成長につながります。例えば、料理教室、語学講座、パソコン教室など、様々な自己啓発の機会があります。
• 感謝の気持ち: 日常生活の中で、感謝の気持ちを持つように心がけましょう。例えば、家族や友人、周囲の人々への感謝の気持ちを言葉で伝えたり、感謝の気持ちを込めて何かをしたりすることで、心の豊かさを感じることができます。

これらの活動を通じて、お母様は心のエネルギーを建設的な方向に向け、より充実した人生を送ることができるでしょう。また、これらの活動は、お母様の精神的な健康を保ち、認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。

6. ご相談者様のキャリアへの影響と対策

ご相談者様が、母親の介護や家族の問題に直面することで、キャリアに影響が出る可能性も考慮する必要があります。しかし、適切な対策を講じることで、キャリアと家族のバランスを取りながら、充実した人生を送ることができます。

• キャリアプランの見直し: 介護と仕事の両立を考慮し、ご自身のキャリアプランを見直す必要があるかもしれません。例えば、在宅勤務や時短勤務など、柔軟な働き方を選択することもできます。
• スキルアップ: キャリアアップを目指す場合は、介護と両立できるようなスキルを習得することも有効です。例えば、オンライン講座を受講したり、資格を取得したりすることで、キャリアの幅を広げることができます。
• 情報収集: 介護と仕事の両立に関する情報を収集し、自分に合った働き方を見つけましょう。インターネットや書籍、専門家への相談など、様々な情報源を活用できます。
• 周囲への理解: 職場の上司や同僚に、介護の状況を理解してもらい、協力を得ることも大切です。介護休暇や、時短勤務などの制度を利用することもできます。
• 休息とリフレッシュ: 介護と仕事の両立は、心身ともに負担がかかります。定期的に休息を取り、リフレッシュする時間を確保しましょう。趣味を楽しんだり、友人との交流を通じて、ストレスを解消することも重要です。

ご相談者様が、キャリアと家族のバランスを取りながら、充実した人生を送るためには、柔軟な思考と計画性が必要です。周囲のサポートを得ながら、自分らしい働き方を見つけ、キャリアアップを目指しましょう。

7. 成功事例と専門家の視点

最後に、成功事例と専門家の視点をご紹介し、問題解決へのヒントを提供します。

• 成功事例: 介護と仕事の両立に成功した人々の事例を参考にしましょう。例えば、在宅勤務を活用し、介護と仕事を両立している人、介護休暇を取得し、介護に専念している人など、様々な事例があります。これらの事例から、自分に合った方法を見つけることができます。
• 専門家の視点: 心理カウンセラーやキャリアコンサルタントなどの専門家は、問題解決のための具体的なアドバイスを提供してくれます。専門家の意見を聞くことで、客観的な視点から問題を見つめ直し、より効果的な解決策を見つけることができます。
• 介護保険サービスの活用: 介護保険サービスを積極的に活用することで、介護負担を軽減し、仕事との両立を可能にしている事例が多くあります。専門家のアドバイスを受けながら、適切なサービスを選択することが重要です。
• 家族間の協力: 家族間の協力体制を築き、互いに支え合いながら、介護と仕事の両立を実現している事例も多くあります。役割分担を明確にし、定期的に話し合うことで、円滑な協力体制を築くことができます。
• キャリアコンサルタントのサポート: キャリアコンサルタントは、個々の状況に合わせたキャリアプランを提案し、仕事と介護の両立をサポートしてくれます。専門家のサポートを受けることで、キャリアの継続と、充実した生活の両立を目指すことができます。

これらの成功事例や専門家の視点を参考に、ご自身の状況に合った解決策を見つけ、前向きに進んでいきましょう。

まとめ

今回の相談は、母親と義母の関係、介護、そしてご相談者様の心の負担という、複雑な問題が絡み合っています。しかし、一つ一つ丁寧に解決策を検討し、実践していくことで、必ず状況は改善します。

まずはお母様の過去の苦しみを理解し、共感的な態度で接することから始めましょう。次に、介護負担を軽減するための対策を講じ、コミュニケーションを改善することで、家族関係を良好に保つことができます。専門家のサポートを受け、お母様の心のエネルギーを別の方向へ向けることも重要です。そして、ご相談者様自身のキャリアについても、柔軟な対応と計画性を持って、両立を目指しましょう。

このプロセスは、決して簡単なものではありません。しかし、ご相談者様が母親の幸せを願い、家族全員がより良い生活を送りたいと願う気持ちがあれば、必ず道は開けます。焦らず、一歩ずつ、前向きに進んでいきましょう。

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