ケアマネへの不信感…グループホームの見学は可能？納得できる施設選びの進め方

この記事では、ケアマネージャーとの関係性や、グループホーム選びで抱える不安について、具体的な解決策を提示します。ご自身の状況に合った施設を見つけるためのステップや、専門家への相談方法についても詳しく解説します。

ケアマネージャーからグループホームへの入居を勧められていますが、他の施設の情報がなく、不信感を抱いています。複数のグループホームを下見見学することは可能でしょうか？

ケアマネージャーからは、完成間近の施設（1ヶ所）の紹介しかなく、他の施設の紹介はありません。直ちに入居する理由がない（本人が入居を拒否しているが、認知症のため入居の話をすぐ忘れる）のに、ケアマネージャーから半ば強引にその施設への入居を勧められています。

最近、心不全（肺水腫）で緊急入院したため、ケアマネージャーは最悪のケース（死）を考えたのでしょう。死ぬ前に施設に入居して欲しいと考えたと想像します。今は、心不全は利尿薬で安定していますが。

本当にその施設が適しているか、じっくりと検討したいのですが、ケアマネージャーからは、入居に必要な医師の診断書をせかされ、煽られています。

要介護2ですが、腎機能がかなり悪く、医師からは「いずれ、人工透析も考える必要がある」と言われました。

最近、施設の職員が二人も来て「今すぐ申し込めば、すぐ入居できる」と言われました。その時は営業目的と感じました。

新しい施設のせいか、入居金等が高いので、他の施設も検討しています。

他の理由も多々あり、ケアマネージャーに不信感を抱くようになりました。そこで、ケアマネージャーにお断りなしに、他のグループホームを下見見学することは可能ですか？

ところで・・・

■施設入所すれば、ケアマネージャーとの縁が切れますか？

利用者側の意志を尊重しないケアマネージャーなので、実は変更も考えています。一度、在宅介護事業所に苦情を言いました。希望していないのにサービス回数が約二倍に増えるなど、不満は多々あります。

■別途、質問予定でしたが、ケアマネージャーの変更相談窓口は地域包括支援センターですか？

■在宅介護事業所への不満はありませんが、ケアマネージャーと事業所を同時に変更可能ですか？

グループホーム選び、焦らず、じっくりと

ケアマネージャーからの勧めや、ご自身の健康状態への不安から、グループホームへの入居を検討されているのですね。焦って決めるのではなく、ご本人やご家族にとって最適な選択をするために、まずは現状を整理し、適切なステップを踏むことが重要です。

1. 複数のグループホームの見学は可能？

はい、可能です。ケアマネージャーに断りなく、他のグループホームを下見見学することは全く問題ありません。むしろ、複数の施設を比較検討することは、ご本人にとって最適な選択をする上で非常に重要です。

ご自身の目で施設の雰囲気、スタッフの対応、入居者の様子などを確認し、本当に安心して生活できる場所かどうかを見極める必要があります。

2. ケアマネージャーとの関係性を見直す

ケアマネージャーへの不信感があるとのこと、大変お辛い状況ですね。ケアマネージャーは、介護保険サービスを利用する上で、ご本人やご家族の相談相手となり、適切なサービスを調整する重要な役割を担います。

しかし、利用者側の意向を尊重しない、一方的な提案をするなど、信頼関係が築けない場合は、変更を検討することも選択肢の一つです。

• ケアマネージャーの変更： 変更を希望する場合は、お住まいの地域の地域包括支援センターに相談しましょう。地域包括支援センターは、ケアマネージャーの変更に関する相談や手続きをサポートしてくれます。
• 在宅介護事業所の変更： ケアマネージャーと同時に、在宅介護事業所の変更も可能です。変更したい場合は、地域包括支援センターに相談し、新しい事業所を探しましょう。

3. グループホーム選びのステップ

納得のいく施設を選ぶためには、以下のステップで進めていきましょう。

1. 情報収集： まずは、インターネットや地域の情報誌などで、グループホームに関する情報を収集しましょう。各施設のウェブサイトやパンフレットも参考に、施設の概要や特徴を把握します。
2. 見学予約： 気になる施設が見つかったら、積極的に見学予約を取りましょう。事前に電話で問い合わせ、見学可能な日時や、見学時に確認すべきポイントなどを確認しておくと良いでしょう。
3. 見学時のチェックポイント： 見学時には、以下の点に注目しましょう。
   • 施設の雰囲気：清潔さ、明るさ、入居者の表情などを確認しましょう。
   • スタッフの対応：丁寧な対応、入居者への接し方などを観察しましょう。
   • 入居者の様子：入居者の表情や、日中の過ごし方などを確認しましょう。
   • 設備：居室、共有スペース、トイレ、浴室などの設備を確認しましょう。
   • サービス内容：食事、入浴、排泄などの介助、レクリエーション、医療体制などを確認しましょう。
   • 費用：入居金、月額利用料、その他費用などを確認しましょう。
4. 比較検討： 複数の施設を見学し、それぞれの施設のメリット・デメリットを比較検討しましょう。ご自身の希望や条件に合う施設を絞り込みます。
5. 体験入居： 可能な場合は、体験入居をしてみましょう。実際に施設で生活してみることで、施設の雰囲気やサービス内容をより深く理解することができます。
6. 最終決定： 比較検討の結果を踏まえ、ご本人やご家族にとって最適な施設を決定しましょう。

4. 医療的なサポート体制の確認

腎機能の低下や心不全の既往があるとのことですので、医療的なサポート体制も重要なポイントです。以下の点を確認しましょう。

• 協力医療機関： 施設が提携している医療機関があるか、定期的な往診や緊急時の対応について確認しましょう。
• 看護師の配置： 看護師が常駐しているか、または日中の時間帯に配置されているかを確認しましょう。
• 医療処置： 経管栄養、インスリン注射、褥瘡（じょくそう）ケアなどの医療処置に対応しているかを確認しましょう。
• 緊急時の対応： 緊急時の連絡体制や、救急搬送の対応について確認しましょう。

5. 専門家への相談

グループホーム選びは、ご本人やご家族にとって大きな決断です。一人で悩まず、専門家にも相談してみましょう。

• 地域包括支援センター： 介護に関する相談や、ケアマネージャーの変更に関する相談ができます。
• ケアマネージャー： 信頼できるケアマネージャーがいれば、グループホーム選びの相談に乗ってもらうことができます。
• ソーシャルワーカー： 病院や施設に所属するソーシャルワーカーは、介護保険制度や施設に関する情報を提供してくれます。
• 介護相談員： 介護保険サービスに関する相談や、苦情の受付などを行っています。

専門家のアドバイスを受けることで、より客観的な視点から施設選びを進めることができ、安心して入居できる施設を見つけることができるでしょう。

6. 家族との協力

グループホーム選びは、ご本人だけでなく、ご家族にとっても重要な問題です。ご家族とよく話し合い、それぞれの希望や条件を共有し、協力して施設選びを進めましょう。

• 情報共有： 収集した情報を家族で共有し、それぞれの意見を聞き合いましょう。
• 見学同行： 可能であれば、家族と一緒に施設見学に行きましょう。
• 意思決定： 最終的な決定は、ご本人の意向を尊重し、家族で話し合って決めましょう。

7. 入居後のサポート

入居後も、定期的に施設を訪問し、ご本人の様子を確認しましょう。何か問題があれば、施設スタッフやケアマネージャーに相談し、適切なサポートを受けましょう。

また、入居後も、ご本人の状態やニーズに合わせて、サービス内容を見直すことが重要です。

まとめ

グループホーム選びは、焦らず、じっくりと、ご本人にとって最適な選択をすることが大切です。複数の施設を見学し、ご自身の目で確認し、ご家族とよく話し合い、専門家にも相談しながら、納得のいく施設を選びましょう。

ケアマネージャーとの関係性を見直すことも、快適な生活を送るためには重要です。必要であれば、地域包括支援センターに相談し、ケアマネージャーの変更を検討しましょう。

ご自身の健康状態や、医療的なサポート体制も考慮し、安心して生活できる施設を見つけましょう。

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