介護と仕事の両立…精神的に病みそうなあなたへ。特養での生活を乗り切るためのヒント

介護と仕事の両立は、多くの人が直面する困難な問題です。特に、今回の相談者様のように、親の介護と自身のキャリア、そして経済的な問題を同時に抱えている場合、精神的な負担は計り知れません。この記事では、介護施設との関係性、特に特別養護老人ホーム（特養）での生活に焦点を当て、相談者様の抱える不安を和らげ、より良い生活を送るための具体的なアドバイスを提供します。

脳出血で要介護3となった71才母を、はじめは在宅介護しました。

家族は、41才私しかいなくて、就労しなければなりませんが

日中私が就労外出するときに賃貸自宅内で転倒したり、かといって毎日デイサービスだと経済負担が大きくて

当時の経営主義ケアマネの強い勧めで、介護福祉を勉強不足の私は、料金高めのグループホームに入居させました。

そこは、ヘルパー資格のある若手スタッフにより見守り完備でしたが

見守りすぎて（？）母の依存症を強くしたし、とにかく駅から遠いし料金が高いので

自力で、近くて料金が2万円安いグループホームに移しましたが、

ヘルパー資格ないと思われる50代のパートスタッフで、自立できる入居者が多いため

入居3ケ月くらいから「手がかかる」と嫌味づくしの報告の日々でした。

この2年で9人退職、親切なスタッフは3ケ月くらいで辞める三流グループホームですが

介護施設は値段に比例する、優良は有料だから

平均年収を大きく下回る私・年金の少ない母にはどうしようもありません。

母は、あまり見守りのないグループホームで２度転倒骨折して、２度目の大腿部骨折では立位・歩行が困難となり、食事以外は寝たきりです。（他の施設なら、日中は車椅子で過ごさせてくれるかもしれません。）

グループホームから「他の人ならまだしも、あなたのお母さんは手がかかるから退去して欲しい」と退去勧告されました。

介護度がはね上がって、社会福祉法人の運営する特別養護老人ホームに入居できることになりましたが

特別養護老人ホームからも、また苦言を言われることになるでしょうか。

母は騒ぐ・暴言・暴力はないですが、とにかく依存度が高いからナースコール押しっぱなし、言うこと聞かずに動いてベッドから落下します。

母を退去させたいグループホームは、そういった母の問題点を隠して、「何も問題ない」と嘘をついて

特養入居面接をしました。

特養入居後、また施設からたくさん電話があったり、呼び出されて苦言になるのかと思うと

薄給激務とお局様で満身創痍の私には、ますます響くので

さすが精神的に病んでしまいそうです。（今でも、社内外のお局様に特にひどく八つ当たりされた時に、施設から苦言の嵐だと、プチうつになります。）

特養は、グループホームより対応が寛容でしょうか。

相談者様の置かれている状況は、非常に厳しいものです。介護と仕事の両立だけでも大変なのに、経済的な問題、施設の対応、そして精神的な負担が重なり、まさに八方塞がりのように感じていることでしょう。しかし、諦める必要はありません。特養での生活を乗り切り、少しでも心穏やかに過ごせるように、具体的な対策を一緒に考えていきましょう。

1. 特養の現状と、グループホームとの違いを理解する

まず、特養とグループホームの違いを理解することが重要です。グループホームは、認知症の高齢者を対象とした少人数の共同生活施設です。一方、特養は、原則として要介護3以上の高齢者を対象とし、24時間体制で介護サービスを提供します。特養は、グループホームよりも人員配置が多く、医療的なケアも受けられる場合があります。しかし、入居者の数も多く、一人ひとりにきめ細やかな対応が行き届かないこともあります。

相談者様の場合、グループホームでの経験から、特養でも同様の苦言を言われるのではないかと不安を感じているようです。しかし、特養は、グループホームよりも入居者の介護度が高く、様々な症状を持つ方がいるため、ある程度の許容範囲があると考えられます。もちろん、施設によって対応は異なりますが、特養は、より包括的なケアを提供する義務があるため、グループホームよりも柔軟な対応が期待できる可能性があります。

2. 特養入居前にできること

特養入居前に、できることはいくつかあります。まず、施設の情報を収集し、事前に見学に行くことが重要です。施設の雰囲気やスタッフの対応、入居者の様子などを確認することで、ある程度の安心感を得ることができます。また、入居前に、母の状況について、正直に施設側に伝えることも大切です。隠し事をせず、現在の状況や必要なケアについて詳しく説明することで、施設側も適切な対応を検討することができます。

さらに、入居前に、母の好きなものや趣味、性格などを施設側に伝えておくことも有効です。これにより、施設スタッフが母を理解し、より親身なケアを提供できるようになります。例えば、母が特定の音楽が好きであれば、それを施設で流してもらうように頼むこともできます。また、入居前に、母と施設スタッフとの顔合わせの機会を設けることも、入居後のスムーズな関係構築に役立ちます。

3. 特養入居後の対応

特養入居後も、積極的に施設とのコミュニケーションを図ることが重要です。定期的に施設を訪問し、母の様子を確認するとともに、スタッフと情報交換を行いましょう。何か気になることがあれば、遠慮なく相談し、改善を求めることも大切です。また、母の状況に変化があった場合は、すぐに施設に報告し、適切な対応を依頼しましょう。

施設との良好な関係を築くためには、感謝の気持ちを伝えることも重要です。スタッフの努力に対して、感謝の言葉を伝えたり、ちょっとした差し入れをしたりすることで、スタッフとの信頼関係を深めることができます。また、困ったことがあれば、一人で抱え込まずに、家族や友人、専門家などに相談することも大切です。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。

4. 精神的な負担を軽減するための対策

介護と仕事の両立は、精神的な負担が大きいものです。相談者様のように、精神的に病んでしまいそうになることもあるでしょう。精神的な負担を軽減するためには、以下の対策を試してみましょう。

• 休息時間の確保: 忙しい毎日の中でも、意識的に休息時間を確保しましょう。短い時間でも、好きな音楽を聴いたり、軽い運動をしたりすることで、気分転換になります。
• 趣味や楽しみを持つ: 仕事や介護から離れて、自分の好きなことに時間を使いましょう。趣味や楽しみを持つことで、ストレスを解消し、心のバランスを保つことができます。
• 相談できる相手を見つける: 家族や友人、職場の同僚、専門家など、誰でも良いので、相談できる相手を見つけましょう。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
• 専門家のサポートを受ける: 精神的な負担が大きすぎる場合は、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。精神科医やカウンセラーに相談することで、心のケアを受けることができます。
• 情報収集: 介護に関する情報を積極的に収集しましょう。介護保険制度や利用できるサービスについて知っておくことで、経済的な負担を軽減することができます。

5. 仕事との両立を支援する制度の活用

仕事と介護の両立を支援する制度を活用することも重要です。例えば、介護休業や介護休暇、時短勤務などの制度を利用することで、仕事と介護の両立をよりスムーズに行うことができます。また、企業によっては、介護に関する相談窓口や、介護に関するセミナーなどを開催している場合があります。これらの制度やサービスを活用することで、仕事と介護の両立を支援してもらうことができます。

もし、職場の環境が介護に理解を示さない場合は、転職も視野に入れることも大切です。介護に理解のある企業や、テレワークなどの柔軟な働き方を導入している企業を探すことで、仕事と介護の両立をより実現しやすくなります。

6. 経済的な問題への対策

介護には、経済的な負担が伴います。相談者様のように、薄給で、経済的な余裕がない場合は、経済的な問題への対策も重要です。まず、介護保険制度を最大限に活用しましょう。介護保険サービスを利用することで、介護にかかる費用を軽減することができます。また、高額介護サービス費制度や、医療費控除などの制度も活用することで、経済的な負担を軽減することができます。

さらに、生活保護や、低所得者向けの介護保険サービスなども検討しましょう。これらの制度を利用することで、経済的な負担を大幅に軽減することができます。また、介護に関する助成金や、補助金などの情報も収集し、積極的に活用しましょう。

7. 施設とのコミュニケーションのコツ

施設とのコミュニケーションは、特養での生活を円滑に進めるために非常に重要です。円滑なコミュニケーションを築くためのコツをいくつかご紹介します。

• 定期的な訪問と情報共有: 定期的に施設を訪問し、母の様子を観察し、スタッフと情報交換を行うことが大切です。些細なことでも、気になることがあれば、遠慮なく相談しましょう。
• 感謝の気持ちを伝える: スタッフの努力に対して、感謝の気持ちを言葉で伝えたり、ちょっとした差し入れをしたりすることで、スタッフとの信頼関係を深めることができます。
• 問題解決への積極的な姿勢: 問題が発生した場合は、感情的にならず、冷静に状況を把握し、解決策を一緒に考える姿勢を示しましょう。
• 記録の活用: 母の様子や、施設とのやり取りを記録しておくと、後で振り返る際に役立ちます。また、記録は、施設とのコミュニケーションを円滑に進めるためのツールとしても活用できます。
• 専門家との連携: 介護に関する専門家（ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなど）と連携し、アドバイスを求めることも有効です。

8. 介護保険サービスの活用

介護保険サービスを最大限に活用することも、特養での生活をより良くするために重要です。介護保険サービスには、様々な種類があります。例えば、訪問介護、デイサービス、ショートステイなどがあります。これらのサービスを適切に利用することで、母の生活の質を向上させるとともに、相談者様の負担を軽減することができます。

ケアマネージャーと相談し、母の状況に合った介護保険サービスを組み合わせることが重要です。また、介護保険サービスを利用する際には、サービスの質や、スタッフの対応などを確認し、納得のいくサービスを選びましょう。

9. 家族や友人との連携

介護は、一人で抱え込むものではありません。家族や友人との連携も、特養での生活を乗り切るために非常に重要です。家族や友人に、介護の状況や、困っていることを伝え、協力を求めましょう。例えば、定期的に施設を訪問したり、買い物や家事を手伝ってもらったりすることができます。また、家族や友人に、愚痴を聞いてもらったり、相談に乗ってもらったりすることで、精神的な負担を軽減することができます。

もし、家族や友人に協力を求めることが難しい場合は、地域のボランティア団体や、NPO法人などの支援も活用しましょう。これらの団体は、介護に関する様々なサポートを提供しています。

10. ポジティブな視点を持つことの重要性

最後に、ポジティブな視点を持つことの重要性についてお話します。介護は、大変なことも多いですが、同時に、多くの学びや、喜びも得られるものです。母との時間を大切にし、母の笑顔を見ることを喜びと感じることができれば、介護生活は、より豊かなものになるでしょう。

困難な状況に直面したときこそ、ポジティブな視点を持ち、前向きに考えましょう。そして、決して一人で抱え込まず、周囲の人々に頼り、助けを求めることが大切です。

相談者様が、特養での生活を乗り越え、母との穏やかな日々を送れることを心から願っています。

この記事が、少しでも相談者様のお役に立てれば幸いです。困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

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