介護職の悩み！元気な利用者さんとの良好な関係構築と職員いじめへの対処法

とある介護施設の出来事なんですが…。私は介護職をしています。ご利用者で、介護度が低く、元気な方がいらっしゃって、おしゃべりと冗談が好きで、いつも盛り上がるのが好きな方が居ます。しかし、つまらなかったり退屈していると攻撃的になり、自分に話しかけない他のご利用者が話していると、「うるさい」「くだらない」「だまっていろ」と女性ですが、まるで男のように怒鳴ります。話しかければ良いんだ、ということを誰もわかっていないので、状況は変わりません。私が仕事にかまけて、話しかけない、また返答が面白くない、うまく返答できない、などあるため、私に対しても乱暴な態度で命令、やり方に文句を言う、嫌がらせを言う、などします。とある介護士さんで、この方はこのご利用者さんの気持ちがわかって、よく話しかけています。割り込んでくるように話しかけ、自分に注意を向けさせようとするほどで、返答が面白く、優しい気持ちがあります。私は芸人タイプの2人だと思っています（笑）。今この二人が仲が良いのですが、ご利用者さんの方が、私のことをあまり気に入っていないのか、露骨に冷たく、とくに仕事をしてて冷ややかな態度で命令したり、やらせたり、といった事が苦痛になっています。仲の良い介護者さんには「大変ね。やるよ。」と言ったりして自ら手伝うのに、私には男のような態度で命令してきて、とても大変だし、泣きたくなります。話も最初から、からかったり、お金の話をしてきたり、といつも同じような事しか話しかけないし、中身が無いと思われているような気がします。それから、冗談に発展させる努力はするのですが、大変で、だんだん付き合いきれなくなってきて、悪循環です。比較して自分が、みじめになるし、ご利用者さんが知っていてそうしているようにも思うし、職員いじめですよね？こういうやんちゃな方はどうすれば良いでしょうか？

この質問は、介護職として日々奮闘されている方が、元気な利用者さんとの人間関係に悩む、非常にリアルなケースです。利用者さんの攻撃的な言動に苦しむだけでなく、他の職員との対応の違いに、自分自身の価値を下げられているように感じている状況が伺えます。この記事では、介護職における人間関係の悩み、特に元気で自己主張の強い利用者さんとのコミュニケーション、そして「職員いじめ」と感じる状況への対処法について、具体的な解決策を提案していきます。

1. 利用者さんの行動の背景を探る

まず重要なのは、利用者さんの攻撃的な言動の根本原因を理解することです。元気で冗談好きな一面と、攻撃的な一面を持つこの利用者さんは、もしかしたら「寂しさ」や「承認欲求の満たされない状態」を、このような形で表現しているのかもしれません。

常に誰かと話したり、笑ったりすることでしか、心の安定を得られない可能性があります。話しかけてもらえない、または会話がつまらないと感じる時、不安や不満が募り、攻撃的な態度に繋がっていると考えられます。 「うるさい」「くだらない」といった発言も、注意を引きたい、自分に話しかけてほしいという無意識のSOSかもしれません。

日々の記録や、他の職員との情報共有を通じて、利用者さんの行動パターンや、攻撃的な態度が出やすい状況を分析してみましょう。例えば、特定の時間帯、特定の人といる時、体調が悪い時など、何か共通点があるかもしれません。これらの分析結果を基に、より効果的な対応策を立てることができます。

2. コミュニケーションスキルを磨く

利用者さんとの良好な関係を築くためには、効果的なコミュニケーションスキルが不可欠です。 「面白い話」や「冗談」が得意な職員と比較して、自分が劣っていると感じているとのことですが、「面白さ」は必ずしも才能ではありません。訓練次第で、誰でも向上させることができます。

• 共感と傾聴：まずは、利用者さんの話に真剣に耳を傾け、共感することを心がけましょう。相手の話を遮らず、じっくりと話を聞いてあげることが、信頼関係構築の第一歩です。 「大変でしたね」「それは辛かったですね」など、共感の言葉を積極的に使いましょう。
• 積極的な質問：一方的に話すのではなく、相手の状況や気持ちについて質問することで、より深い理解を深めることができます。「今日はどんな一日でしたか？」「何か楽しいことはありましたか？」など、オープンエンドの質問を心がけましょう。
• ユーモアを交えた会話：冗談を言うのが苦手でも、ユーモアのある会話は可能です。 相手が好きな話題や、共通の話題を見つけることから始めましょう。 無理に面白いことを言おうとせず、自然体で会話をすることが重要です。
• 適度な距離感：常にべったりと付き合うのではなく、適度な距離感を保つことも大切です。 利用者さんのペースに合わせて、距離を調整しましょう。

3. 他の職員との連携

他の職員、特に利用者さんと良好な関係を築いている職員との連携は非常に重要です。 その職員のコミュニケーション方法を参考にしたり、情報交換をすることで、より効果的な対応策を見つけることができるでしょう。 「あの職員はどのように対応しているのか」を具体的に尋ね、具体的なテクニックを学ぶことも有効です。

また、チーム全体で利用者さんの状態を共有し、統一した対応をすることで、利用者さんの混乱を防ぎ、安定した関係を築くことができます。 定期的なミーティングなどで、情報共有や意見交換を行いましょう。

4. 「職員いじめ」への対処法

利用者さんの言動が「職員いじめ」と感じられる場合、放置せずに適切な対応が必要です。 まず、客観的に状況を記録しましょう。 日付、時間、具体的な言動、自分の感情などを詳細に記録することで、後々の対応に役立ちます。

記録を基に、上司や先輩職員に相談しましょう。 一人で抱え込まず、相談することで、客観的な視点を得ることができ、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。 施設側にも、利用者さんの行動を改善するための対策を講じる責任があります。

必要に応じて、人事部や専門機関に相談することも検討しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応策を見つけることができるでしょう。 場合によっては、利用者さんへの専門的な介入が必要となる可能性もあります。

5. 自分のメンタルヘルスのケア

利用者さんとの人間関係に悩むことは、精神的な負担が大きいです。 自分のメンタルヘルスのケアを怠らず、定期的に休息を取り、ストレスを解消する工夫をしましょう。 趣味や友人との交流、リラックスできる時間を作るなど、自分自身を大切にする時間を確保しましょう。

必要であれば、産業医やカウンセラーに相談することも検討しましょう。 専門家のサポートを受けることで、心の負担を軽減し、仕事に集中できる環境を作ることができます。

まとめ

介護職は、利用者さんとの良好な人間関係を築くことが非常に重要です。 元気で自己主張の強い利用者さんとのコミュニケーションには、工夫と努力が必要です。 しかし、適切なコミュニケーションスキルを身につけ、他の職員と連携することで、必ず良好な関係を築くことができます。 困難な状況に直面した時は、一人で抱え込まず、上司や先輩、専門機関に相談することを躊躇しないでください。 あなたの頑張りを応援しています。

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