50歳からの介護職転職で挫折…大丈夫？冷ややかな職場の現実と、前向きに進むための３つのステップ

５０歳、介護職初任者研修の講座を受ける予定の者です。並行して介護職に携わりたいと思いましたが、迷惑なのですか？ 一つ目のデイサービスの施設では、条件を満たしていたし面接したものの電話で「今の貴女には厨房のお仕事しかお願いできない」と不採用。ちなみに無資格未経験可の介護補助の枠でした。そこはまだ募集かけてます。 二つ目の施設では採用されましたが、面接では歓迎の雰囲気でしたのに、配属された特養のユニットではリーダーはじめ、冷ややかでした。私は施設内のグループホーム配属を希望していたのに初出勤日に上から「状況が変わった」と特養に配属になったのをやむを得ず受け入れたのに、です。 異業種からの転職でしたし、頑張って仕事覚えようと2日で利用者さん９名の顔と名前を全て覚え、出来得る仕事にも励みましたが、育てる気もないのかスタッフが全て先にやってしまったり、放ったらかしにしたり、リーダーも気が向いたら教えるという有り様。 シフトの時間も面接時の契約の時間帯ではなく変えられており、リーダーからその連絡もなくシフト表を見てこちらが気付いて早番(７時～)になってたので慌てました。 短期間ですが、退職しました。常勤スタッフからも２日めでトイレ介助や風呂介助が出来ないことで、聞こえよがしに嫌みを言われ、これから覚えていくのに何なんだろう？と。でも教えていく素振りもない。他でもこういう目にあうのか、と意欲を無くしています。こういうものでしょうかね？

50歳で介護職への転職を目指し、研修を受けながら仕事を探しているあなた。しかし、現実は想像以上に厳しく、2つの施設で辛い経験をされたとのこと。面接時の好印象とは裏腹に、冷遇されたり、期待外れの配属、不親切な指導、そして嫌味… 本当に心が折れそうですよね。 このQ&Aでは、あなたの経験を踏まえ、50歳からの介護職転職における困難、そしてそこから前向きに進んでいくための具体的なステップを、転職コンサルタントの視点から丁寧に解説していきます。

1. 介護職転職の現実と、あなたの経験から学ぶこと

まず、あなたの経験は決して「あなた自身の問題」ではありません。残念ながら、介護業界、特に人材不足が深刻な施設では、このような状況が少なからず存在する現実があります。

• 面接と現実のギャップ： 多くの施設が人材不足に悩んでおり、採用面接では「とりあえず採用」というケースも少なくありません。そのため、面接時の雰囲気と実際の職場環境に大きな差が生じる可能性があります。 あなたのケースでは、グループホームへの配属希望が叶わず、急な変更にも適切な説明がなかったこと、これは残念ながらよくある話です。
• 育成体制の不足： 経験豊富なベテラン職員が不足している、もしくは教育に時間を割けない状況にある施設も多いです。そのため、新人の育成が後回しになり、OJT（On-the-Job Training）が不十分なまま放置されるケースも少なくありません。 あなたの経験にあるように、先輩職員が先に作業を済ませてしまったり、放ったらかしにしたりするのも、この問題と関係している可能性が高いです。
• コミュニケーション不足： シフト変更の連絡がない、嫌味を言われる… これらは、職場内のコミュニケーション不足が原因です。 チームワークが重要視される介護職において、良好な人間関係が築けないと、仕事への意欲も低下してしまいます。
• 50歳からの転職における課題： 年齢が転職活動におけるハンデになることは否定できません。しかし、50歳だからこそ持ちうる経験や人脈、そして真面目な姿勢は、大きな武器にもなります。 重要なのは、年齢をネガティブに捉えず、あなたの強みをどのようにアピールするかです。

あなたの経験は、決して無駄ではありません。これらの経験を通して、介護施設選びのポイント、そして職場環境を見極めるためのスキルを身につけることができました。 これから、その経験を活かして、より良い職場を見つけるための具体的なステップを一緒に考えていきましょう。

2. より良い職場を見つけるための３つのステップ

50歳からの介護職転職で成功するためには、戦略的なアプローチが必要です。 以下に、３つのステップを示します。

• ステップ１： 自分の強みと弱みを明確にする

まず、自分自身を客観的に分析することが重要です。 介護職初任者研修を受講予定とのことですが、それ以外にも、これまでの経験で培ってきたスキルや強みは何でしょうか？ 例えば、コミュニケーション能力、問題解決能力、責任感など、具体的なエピソードを挙げて書き出してみましょう。 一方、弱みについても正直に認め、改善策を考えてみましょう。 例えば、「介護スキルが未熟である」という弱みがあれば、研修を積極的に活用し、実践を通してスキルアップを目指しましょう。 自己分析シートを作成し、定期的に見直すことをお勧めします。

• ステップ２： 職場選びの基準を明確にする

これまでの経験から、あなたにとって重要な職場環境の要素が見えてきたはずです。 例えば、「丁寧な指導体制があること」、「良好な人間関係が築ける職場であること」、「ワークライフバランスが保てる職場であること」など、あなたにとって必須条件となるものをリストアップしてみましょう。 そして、求人情報を見る際には、これらの基準を満たしているかどうかをしっかりと確認しましょう。 ホームページだけでなく、実際に施設見学を行い、雰囲気やスタッフの様子を直接確認することも重要です。 面接時には、積極的に質問し、疑問点を解消しましょう。 例えば、「新人研修制度について」「チームワークについて」「残業時間について」などを質問することで、職場の雰囲気や働き方をより深く理解することができます。

• ステップ３： 積極的に行動し、ネットワークを広げる

求人サイトだけでなく、ハローワークや人材紹介会社などを活用し、積極的に求人情報を収集しましょう。 また、介護業界のネットワークを広げることも重要です。 介護施設の見学や説明会に参加したり、介護関係のセミナーに参加したりすることで、業界の現状や求人情報を収集することができます。 さらに、既に介護職に就いている友人や知人に相談してみるのも良いでしょう。 彼らの経験談やアドバイスは、あなたにとって貴重な情報源となるはずです。 積極的に行動することで、より多くの選択肢が見えてきます。

3. 成功事例と専門家の視点

50歳からの介護職転職で成功した方の事例をご紹介します。 Aさんは、以前は事務職に就いていましたが、50歳を機に介護職への転職を決意しました。 彼女は、介護福祉士の資格を取得し、複数の施設の見学を行い、自分の価値観に合う職場を選びました。 彼女は、年齢をハンデとせず、これまでの経験を活かして積極的にコミュニケーションを取り、チームワークを重視する職場を選びました。 その結果、彼女はやりがいのある仕事を見つけ、充実した日々を送っています。

転職活動においては、専門家のサポートを受けることも有効です。 転職エージェントやキャリアカウンセラーは、あなたの強みや弱みを分析し、あなたに最適な求人情報を提供してくれます。 また、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削なども行います。 一人で悩まず、専門家の力を借りて、転職活動をスムーズに進めていきましょう。

4. まとめ

50歳からの介護職転職は、決して容易ではありませんが、不可能ではありません。 あなたの経験は、今後の転職活動において貴重な財産となります。 この３つのステップを踏まえ、自分の強みを活かし、あなたにとって最適な職場を見つけてください。 そして、年齢を気にせず、前向きに進んでいきましょう！

もし、この記事を読んでいてもまだ不安が残る、もっと具体的なアドバイスが欲しい…と感じたら、ぜひ専門家のサポートを受けてみてください。 一人で抱え込まず、相談することで、新たな道が開けるかもしれません。