介護とパートタイマーの両立：専業主婦が抱える悩みと解決策

この記事では、介護と子育てを両立しながら、パートタイムの仕事を探したいと考えている専業主婦の方に向けて、具体的な解決策を提示します。介護と仕事の両立は、多くの課題を伴いますが、適切な情報とサポートがあれば、乗り越えることができます。この記事では、あなたの状況を理解し、現実的な選択肢と、それらを成功させるための具体的なステップを提案します。

現在祖父母の介護をしながら3人の子育て、家事をしています。私は専業主婦で子供たちは４月で中1、小5、小3になります。

３年半程前より祖父母の具合が著しく悪くなり、当時は介護サービスも使わず、子供たちが学校へ行ってから30分程離れた実家へ洗濯、掃除、食事の用意、トイレ介助や着替えすべてをやり、一時帰宅、また子供を連れて夕方のお風呂介助や食事介助をしに行く生活をしておりました。

しばらくし、祖父母の実の息子夫婦、娘(叔父、叔母)が介護保険利用の為、ケアマネやデイケア施設を探し、なんとか訪問サービス、デイケアを利用するようになったのですが、祖父はデイケアを受け入れてくれましたが、祖母は拒絶、月から土の訪問サービスをうけるようになりました。

また祖父母の家から私が1番近い為、私(孫)がキーパーソンになっています。

今年５月祖母が脳梗塞になり入院、帰宅しすぐ、腰椎骨折でまた入院、そのまま老人介護施設に入所しています。脳梗塞を発症してよりもとよりの持病のパーキンソン病による認知症が悪化、現在では知り合いや家族の顔がわからない、歩くのもままならず、すべてにおいて介護が必要な状態です。

家では歩けていましたが、パーキンソンによる震え、こわばり、どちらかに転ぶ、足が出ない、幻覚等あり。

祖父は立ち上がり、歩行に難あり。認知症による言動があり、着替え、お風呂は介助が必要です。

祖父母とも要介護3です。

現在は2業者に入ってもらい、まいにち朝、夕1時間の訪問サービスと週2のデイケアに行っています。

私は昼間サービスのない時間に行き、掃除、買い物、食事の支度、祖父のお世話、施設の祖母に会いに行ったり、洗濯物を回収して、新しい物をたまに置きにいきます。

以前の毎日や、週5通いに比べたら楽ですが、夕方まで私以外に動ける人間がいない為、病院やケアマネとの打ち合わせや連絡、必要な病院の予約や申請等は全てやっています。

叔母は来れる時に夕方から来ます。叔父夫妻は都内で商売をしており、叔父だけが月2位夕方1時間きて少しその日の夕飯を置いていきます。

主人が通勤の為車を使う為、一昨年車を一台買い、介護に使っています。(半分援助あり)

ですが、生活も楽ではない為短時間のパートに出ようかと考えています。

毎月どこにも出掛けず、食費、日用品だけギリギリの生活をすればなんとかやっていける感じです。

でも働くと介護の方に支障がでてしまうので考えてしまいます。

主人は今でさえ、疲れているのに働きに行くなんてとんでもないと反対しています。

補足

祖父母は共に86歳、孫は私の他に3人います。外孫3人。

すぐ下の妹は仕事から帰ってきてから祖父をみてくれています。だいたい寝ていますが…

祖父母の長男(私の父)は２５年前に家を出ました。

私は１３年前に結婚して家を出ています。現在家には妹とその娘と祖父がいます。

なにかしらの解決策を頂きたく質問しました。

1. 現状の課題を整理する

まず、あなたの置かれている状況を具体的に整理しましょう。抱えている課題を明確にすることで、解決策を見つけやすくなります。

• 介護の負担: 祖父母の介護（特に祖父）に、時間と労力を費やしています。訪問サービスやデイケアを利用しているものの、日中のケアは主にあなたが行っています。
• 経済的な問題: 収入がなく、生活費はギリギリの状況です。パートに出たいと考えていますが、介護との両立に不安を感じています。
• 家族の協力体制: 妹が一部協力しているものの、他の家族（叔父、叔母、父親）の協力は限定的です。夫はパートに出ることに反対しています。
• 時間的な制約: 子供たちの世話、家事、祖父母の介護、病院への付き添いなど、多くのタスクをこなすために、時間が足りないと感じています。

2. 介護と仕事の両立を成功させるための具体的なステップ

介護と仕事の両立は、計画性と柔軟性、そして周囲のサポートが不可欠です。以下のステップを参考に、具体的な行動計画を立てましょう。

ステップ1: 介護体制の見直し

現在の介護体制を見直し、負担を軽減できる方法を探ります。

1. 介護サービスの拡充:

• 訪問介護サービスの増やす: 現在の訪問サービスが1日2回（朝と夕方）とのことですが、日中の時間帯にもサービスを導入できないか、ケアマネージャーに相談しましょう。例えば、食事の準備や服薬のサポート、見守りなど、様々なサービスがあります。
• デイサービスやショートステイの活用: 週2回のデイケアに加え、祖父の状況に合わせて、より頻繁な利用を検討しましょう。また、短期間の入所（ショートステイ）を利用することで、あなたの負担を軽減できます。

2. 家族との連携強化:

• 家族会議の開催: 叔父、叔母、妹など、介護に関わる家族と定期的に話し合い、役割分担を見直しましょう。それぞれの状況に合わせて、できる範囲で協力体制を築くことが重要です。
• 情報共有の徹底: 介護の状況や必要なサポートについて、家族間で情報を共有し、連携を密にしましょう。連絡ツール（LINEグループなど）を活用するのも有効です。

3. 地域のサポート:

• 地域包括支援センターの活用: 地域包括支援センターは、介護に関する相談や情報提供、様々なサービスとの連携をサポートしてくれます。積極的に活用しましょう。
• ボランティアの利用: 地域のボランティア団体が、介護者のサポートを行っている場合があります。掃除や買い物、話し相手など、様々な形で支援を受けることができます。

ステップ2: 仕事選びと準備

介護と両立できる仕事を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。

1. 働き方の選択肢:

• パートタイム: あなたの状況に最も適した働き方です。勤務時間や曜日を調整しやすく、介護との両立がしやすいです。
• 在宅ワーク: パソコンやインターネット環境があれば、自宅で仕事ができます。通勤の時間を省けるため、介護に時間を割くことができます。
• 短時間勤務: 介護の合間に働けるよう、短時間勤務の仕事を探しましょう。

2. 仕事選びのポイント:

• 勤務時間: 介護サービスを利用する時間帯や、家族のサポートが得られる時間帯に合わせて、勤務時間を調整できる仕事を選びましょう。
• 柔軟性: 急な介護が必要になった場合でも、休んだり、勤務時間を調整できる職場を選びましょう。
• 仕事内容: あなたのスキルや経験、興味に合わせて、無理なく働ける仕事を選びましょう。
• 通勤時間: 通勤時間が短いほど、介護に使える時間が増えます。

3. スキルアップ:

• 資格取得: 介護に関する知識やスキルを身につけることで、仕事の選択肢が広がります。介護職員初任者研修などの資格取得も検討しましょう。
• パソコンスキル: パソコンスキルを習得することで、在宅ワークや事務系の仕事に就きやすくなります。
• オンライン講座: オンラインで様々なスキルを学ぶことができます。

ステップ3: 家族との話し合いと理解

夫や他の家族と、あなたの状況や仕事への希望について、率直に話し合いましょう。

1. 夫とのコミュニケーション:

• あなたの思いを伝える: なぜ仕事をしたいのか、経済的な問題、自己実現、社会とのつながりなど、あなたの思いを具体的に伝えましょう。
• 介護の負担を共有する: 介護の現状と、あなたの負担について、夫に理解を求めましょう。
• 具体的な提案をする: 勤務時間や仕事内容、介護体制の見直しなど、具体的な提案をすることで、夫の理解を得やすくなります。

2. 家族の協力を得る:

• 役割分担の明確化: 家族それぞれが、介護や家事、子育てにおいて、どのような役割を担えるのか、話し合いましょう。
• 感謝の気持ちを伝える: 協力してくれた家族には、感謝の気持ちを伝えましょう。
• 定期的なコミュニケーション: 家族間で定期的にコミュニケーションを取り、状況を共有し、問題があれば解決策を話し合いましょう。

ステップ4: 資金計画と生活設計

パート収入を得ることで、生活がどのように変わるのか、具体的な資金計画を立てましょう。

1. 収入と支出の把握:

• 収入の見積もり: パート収入の見積もりを立てましょう。時給、勤務時間、税金などを考慮して、手取り収入を計算します。
• 支出の見直し: 固定費（家賃、光熱費、通信費など）と変動費（食費、日用品、娯楽費など）を把握し、無駄な出費を削減できる部分がないか検討しましょう。

2. 貯蓄と保険:

• 貯蓄計画: 将来のために、少しでも貯蓄を始める計画を立てましょう。
• 保険の見直し: 医療保険や生命保険など、万が一の事態に備えて、保険の内容を見直しましょう。

3. 補助金の活用:

• 介護保険: 介護保険サービスを利用することで、介護費用を軽減できます。
• 自治体の補助金: 介護に関する補助金や、子育てに関する補助金など、利用できる制度がないか、自治体に確認しましょう。

3. 成功事例と専門家の視点

介護と仕事を両立させている人たちの成功事例を紹介し、専門家の視点からアドバイスをします。

成功事例1: 柔軟な働き方で両立

Aさんは、要介護3の母親の介護をしながら、在宅でライターの仕事をしています。

彼女は、

• 柔軟な働き方: 勤務時間を自分で調整できる在宅ワークを選びました。
• 介護サービスの活用: デイサービスや訪問介護サービスを積極的に利用し、自分の時間を確保しました。
• 家族の協力: 兄弟と協力して、母親の介護を分担しました。

その結果、介護と仕事を両立し、経済的にも自立することができました。

成功事例2: 資格取得でキャリアアップ

Bさんは、要介護4の父親の介護をしながら、介護職員初任者研修の資格を取得し、パートとして介護の仕事に就きました。

彼女は、

• 資格取得: 介護に関する知識とスキルを身につけ、仕事の選択肢を広げました。
• 介護の仕事: 介護の仕事に就くことで、介護の経験を活かし、収入を得ることができました。
• 家族の理解: 家族の理解と協力のもと、介護と仕事を両立しました。

その結果、介護の知識と経験を活かし、キャリアアップを実現しました。

専門家の視点: 介護と仕事の両立を成功させるために

キャリアコンサルタントのCさんからのアドバイスです。

「介護と仕事の両立は、決して簡単ではありませんが、計画性と柔軟性、そして周囲のサポートがあれば、必ず乗り越えることができます。まずは、自分の状況を客観的に把握し、具体的な目標を設定しましょう。そして、介護体制の見直し、仕事選び、家族とのコミュニケーション、資金計画など、一つ一つステップを踏んで、行動していくことが重要です。

また、一人で抱え込まず、専門家や相談機関に相談することも大切です。介護保険サービスや地域包括支援センター、キャリアコンサルタントなど、様々なサポートを活用し、あなたらしい働き方を見つけてください。」

4. まとめ: あなたらしい働き方を見つけるために

介護とパートタイマーの両立は、多くの課題を伴いますが、適切な情報とサポートがあれば、必ず乗り越えることができます。

1. 現状の把握: まずは、あなたの置かれている状況を客観的に把握し、課題を整理しましょう。

2. 計画的な行動: 介護体制の見直し、仕事選び、家族とのコミュニケーション、資金計画など、具体的なステップを踏んで、計画的に行動しましょう。

3. 周囲のサポート: 家族、友人、専門家など、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。

4. 柔軟な対応: 状況に合わせて、柔軟に対応し、諦めずに、あなたらしい働き方を見つけましょう。

介護と仕事の両立は、大変なことも多いですが、あなたの努力と周囲のサポートがあれば、必ず実現できます。頑張ってください！

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