介護現場の現実と向き合うあなたへ：祖母の介護と仕事の両立、そして介護士とのコミュニケーション

この記事では、93歳のお祖母様の介護と仕事の両立に悩み、介護現場の現状に疑問を感じているあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。介護に関する知識が少ない中で、突然の事態に直面し、介護士とのコミュニケーションに苦労されているあなたの不安を理解し、少しでも心穏やかに、そしてより良い介護環境を築けるよう、具体的な解決策を提示します。

痴呆症の祖母の弄便について、知識のある方にお聞きしたいです。

私は、今まで介護にまったく無知でした。

93歳で一人暮らしをしていた祖母が年末に倒れ、いきなり余命1週間宣告。末期のがんだそうです。今まで、疎遠になっていたことを後悔しました。

救急病院に運ばれた後、地域の病院に転院。そこで最期を迎えることとなりました。

転院後は特に治療もなく、穏やかにその時を迎えると思っていました。

祖母は頑張ってくれていて、寝たきりながら今も何とか会話ができるほどです。

入院が長引くにつれ、看護師、介護士の態度が変わってきました。

もともと痴呆症があり、おむつをしています。最初は3時間おきにおむつと体交をしてくれていましたが、おしっこは尿管になり、3時間おきのおむつ交換さえしてくれなくなり、そのため便も放置になり、気持ち悪さから手で触るため、今度はミトンを1日中はめることになりました。

私はパートをしているのですが、お正月休みもあり、毎日、お昼ご飯の介助から、晩御飯の介助まで、祖母のそばにいました。

しかし、私のいない夜から午前中に弄便が3回ほどありました。

介護士から、「うんちを触って大変｣と言われ、何度もミトンをはめることを勧められ、1日中ミトンをはめることをなかば強引に承諾させられました。

ご飯の介助もし、身の回りのお世話も日中私がほとんどしているのに、介護士の仕事とは余命少ない患者を抑制することなのでしょうか？

介護士達の私語がら廊下に響き渡る度に、心中穏やかにはいられません！

今後、身体拘束時間がながくならないように、パート先にお願いし、休みをもらい、病院には朝から夜までいてようと思います。

昔ながらの地域医療とはここまで利己主義なのかな。

ちなみに、普段は私のおばが祖母のお世話をしてくれていて、おばの子供たちも病院に頻繁に来ています。

ただ、長い時間はいられないので、主に時間に余裕のある私が病院に缶詰め状態です。

長文ですみません。介護の実態をよく知らないので、これが常識なのだとしたらすみません。介護士の仕事も素晴らしいと思います。良くしてくれる方もいます。

よろしくお願いします。補足弄便といっても、気持ち悪さから触る程度です。指やシーツに便が付いてしまいます。シーツは汚れると裏返して再度利用しています。手に付いた汚物は綺麗に取られてなく、爪などに残っているので、私が後から綺麗にするような状態です。

仕事を休むのは、家族が付き添っている時のみミトンを外してよいと言われたからです。

1. 現状の理解：介護現場の課題とあなたの置かれた状況

まず、あなたの置かれた状況を整理し、介護現場の現状について理解を深めましょう。お祖母様の介護という、非常にデリケートな状況下で、あなたは仕事との両立、そして介護士とのコミュニケーションという、二重の課題に直面しています。介護に関する知識がない中で、急な事態に直面し、戸惑いや不安を感じるのは当然のことです。

1-1. 介護現場の現状：人手不足と多忙な業務

介護現場は、慢性的な人手不足に悩まされています。これは、介護職の労働環境が過酷であること、そして少子高齢化が進み、介護を必要とする高齢者が増え続けていることが主な原因です。人手不足の中で、介護士は多くの業務を抱え、一人ひとりの利用者に対するケアに十分な時間を割けないこともあります。そのため、やむを得ず、効率を重視したケアが行われることもあります。

また、介護保険制度の複雑さや、記録業務の多さも、介護士の負担を増加させています。これらの要因が重なり、介護士は精神的にも肉体的にも疲弊しやすく、それが患者への対応に影響を及ぼすこともあります。

1-2. 身体拘束について：ミトンの使用と倫理的な問題

今回のケースで問題となっているミトンの使用は、身体拘束にあたります。身体拘束は、利用者の行動を制限し、転倒や自傷行為を防ぐために行われることがあります。しかし、身体拘束は、利用者の尊厳を傷つけ、心身の機能低下を招く可能性もあるため、原則として、できる限り避けるべきものです。

身体拘束を行うためには、以下の条件を満たす必要があります。

• 利用者の生命または身体を保護するために、やむを得ない場合であること。
• 身体拘束を行う必要性、方法、時間、期間などを記録すること。
• 利用者または家族の同意を得ること。

今回のケースでは、ミトンを1日中使用することの必要性や、家族への十分な説明があったのか、疑問が残ります。介護士側の「うんちを触って大変」という言葉は、身体拘束の正当性を説明するものではなく、単に業務上の負担を軽減したいという意図が感じられます。

1-3. あなたの置かれた状況：仕事と介護の両立の難しさ

あなたはパートとして働きながら、お祖母様の介護に積極的に関わっています。しかし、仕事と介護の両立は容易ではありません。特に、お祖母様の状態が不安定で、常に付き添いが必要な状況では、時間的にも精神的にも大きな負担がかかります。また、介護に関する知識や経験がないため、介護士とのコミュニケーションに戸惑い、疑問を感じるのも当然のことです。

2. 解決策：より良い介護環境を築くために

ここからは、あなたがより良い介護環境を築くために、具体的な解決策を提案します。介護士とのコミュニケーション、身体拘束への対応、そして仕事との両立について、一つずつ見ていきましょう。

2-1. 介護士とのコミュニケーション：建設的な関係を築くために

介護士とのコミュニケーションは、介護の質を左右する重要な要素です。建設的な関係を築くために、以下の点に留意しましょう。

• 積極的に情報交換を行う：お祖母様の状態や、日々の変化について、積極的に情報交換を行いましょう。例えば、食事の好み、排便の状況、精神的な状態などを共有することで、介護士はより適切なケアを提供できるようになります。
• 疑問や不安を伝える：気になることや、理解できないことがあれば、遠慮なく質問しましょう。介護士は、専門的な知識を持っていますので、あなたの疑問に答えることで、より良いケアを提供するためのヒントが得られることもあります。
• 感謝の気持ちを伝える：介護士の努力や、良い対応に対しては、感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の言葉は、介護士のモチベーションを高め、より良い関係を築く上で効果的です。
• 記録をつける：日々の出来事や、介護士とのやり取りを記録しておきましょう。記録は、後で振り返る際に役立ち、問題解決の糸口を見つけることにもつながります。
• 感情的にならない：感情的になると、建設的な話し合いができなくなります。冷静さを保ち、論理的に話すように心がけましょう。

2-2. 身体拘束への対応：ミトンの使用を減らすために

ミトンの使用を減らすためには、以下の対策を検討しましょう。

• 介護士との話し合い：なぜミトンが必要なのか、具体的にどのような状況で使用されているのか、詳しく説明を求めましょう。そして、ミトンを使用することのデメリットや、他の方法を検討することを提案しましょう。
• 代替案の検討：ミトンの代わりに、他の方法を検討しましょう。例えば、おむつ交換の回数を増やす、排便のタイミングを記録し、予測する、便意を促すための工夫をするなど、様々な方法があります。
• 医師やケアマネージャーへの相談：医師やケアマネージャーに相談し、専門的なアドバイスを受けましょう。彼らは、身体拘束に関する知識や、適切なケアプランの作成に関する専門家です。
• 家族間の連携：家族間で情報共有し、協力して問題解決に取り組みましょう。

2-3. 仕事との両立：負担を軽減するために

仕事と介護の両立は、非常に困難な課題です。負担を軽減するために、以下の対策を検討しましょう。

• 職場への相談：パート先の会社に、介護の状況を説明し、勤務時間や休暇について相談しましょう。介護休暇や、時短勤務などの制度を利用できる可能性があります。
• 家族との協力：他の家族と協力し、介護の分担を決めましょう。
• 介護サービスの利用：訪問介護や、デイサービスなどの介護サービスを利用し、負担を軽減しましょう。
• 情報収集：介護に関する情報を収集し、知識を深めましょう。
• 休息：心身ともに休息を取り、ストレスを軽減しましょう。

3. 具体的な行動計画：今日からできること

具体的な行動計画を立て、今日から実践してみましょう。以下は、あなたの状況に合わせて、カスタマイズできる行動計画の例です。

3-1. 今週の目標：介護士とのコミュニケーションを改善する

• 目標：介護士とのコミュニケーションを改善し、お祖母様のケアに関する情報を共有する。
• 具体的な行動：
  • 毎日、介護士に挨拶をし、お祖母様の様子について尋ねる。
  • お祖母様の食事の好みや、排便の状況について、積極的に情報を提供する。
  • ミトンの使用について、介護士に質問し、代替案を提案する。
  • 介護士の努力に対して、感謝の気持ちを伝える。
• 評価：1週間後、介護士とのコミュニケーションが改善されたかどうか、自己評価する。

3-2. 来週の目標：身体拘束に関する情報を収集する

• 目標：身体拘束に関する情報を収集し、医師やケアマネージャーに相談する準備をする。
• 具体的な行動：
  • インターネットや書籍で、身体拘束に関する情報を収集する。
  • 医師やケアマネージャーに、ミトンの使用について相談する。
  • 代替案について、医師やケアマネージャーの意見を聞く。
  • 家族と、身体拘束に関する情報を共有し、協力して問題解決に取り組む。
• 評価：1週間後、身体拘束に関する情報収集が進んだかどうか、自己評価する。

3-3. 今後の目標：仕事と介護の両立を目指す

• 目標：仕事と介護の両立を目指し、職場や家族との連携を強化する。
• 具体的な行動：
  • パート先の会社に、介護の状況を説明し、勤務時間や休暇について相談する。
  • 他の家族と協力し、介護の分担を決める。
  • 介護サービスに関する情報を収集し、利用を検討する。
  • 定期的に、心身の休息を取り、ストレスを軽減する。
• 評価：定期的に、仕事と介護の両立状況を評価し、必要に応じて計画を見直す。

4. 専門家へのアドバイス：さらなるサポートを得るために

介護に関する悩みは、一人で抱え込まず、専門家への相談も検討しましょう。専門家は、あなたの状況に合わせて、具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。

• 医師：お祖母様の健康状態や、治療方針について、相談しましょう。
• ケアマネージャー：介護保険制度に関する相談や、適切なケアプランの作成について、相談しましょう。
• ソーシャルワーカー：介護に関する様々な相談や、社会資源の活用について、相談しましょう。
• 弁護士：身体拘束に関する法的問題や、権利擁護について、相談しましょう。

専門家への相談は、あなたの不安を軽減し、より良い介護環境を築くための大きな力となります。積極的に活用しましょう。

5. まとめ：あなたと祖母のより良い未来のために

この記事では、93歳のお祖母様の介護と仕事の両立に悩み、介護現場の現状に疑問を感じているあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供しました。介護士とのコミュニケーション、身体拘束への対応、そして仕事との両立について、様々な角度から解決策を提示しました。

介護は、心身ともに負担の大きいものです。しかし、あなたの努力と、適切なサポートがあれば、より良い介護環境を築くことができます。そして、お祖母様との大切な時間を、より穏やかに過ごすことができるはずです。

あなたの悩みは、決して一人ではありません。この記事で得た知識を活かし、積極的に行動することで、あなたと、お祖母様のより良い未来を築いていきましょう。

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