介護職の娘と発達障害の息子を抱えるお母様へ:今、あなたができること
介護職の娘と発達障害の息子を抱えるお母様へ:今、あなたができること
この記事は、介護職として働く娘さんと、発達障害を抱える息子さんのことで悩んでいるお母様に向けて書かれています。長男の大学受験を控え、長女の不安定な精神状態にどう対応すれば良いのか、具体的なアドバイスと、心の支えとなる情報を提供します。発達障害を持つ方のキャリア支援に特化した転職コンサルタントとして、あなたの抱える問題に寄り添い、解決策を提案します。
長男の大学入試(しかもセンター試験までもう一週間もない…)が近づいているというのに… 発達障害を持つ長女の心情が安定しません。どうしたら良いでしょうか。 三児の母です。三児といっても、うち二人は成人していて、長女25歳、次女22歳、長男18歳です。 現在、長男が大学受験を控えているのですが、この大事な時期に、長女が心情が安定しないのか、何かと荒れていて困っています。 働いている老人ホーム(介護職です)で先輩に叱られたり夜勤があったり等のストレスが重なるのか、それとも受験生ということで、長女いわく『国をあげて大事にされて特別扱いしてもらって、経済効果まであげちゃってる』弟がうらやましいのか、大声で泣いたり、夜眠っている私を起こして一晩中胸のうちを語り明かしたり、物を壊したりしてしまいます。
中でも質が悪く、許しがたいのは弟に八つ当たりや攻撃ともとれる行動をすることです。 長男は優しく大人しい性格で、辛いことがあっても我慢に我慢を重ねてしまうため、ストレスが重なって、高校3年になった頃から毎日『お腹が痛い』と訴えるようになりました。 一日に何度も襲う下痢や10日以上に及ぶ便秘を繰り返し、病院でもらう薬が手放せない状況で、夏には腸閉塞も起こし、入院もしています。(その際にも長女は信じがたい行動をとったのですが…) そんな状況にもかかわらず、長男は笑顔を絶やさず頑張るので、親である私も温かい飲み物を持って行ったり、こまめに調子を尋ねたり、冷えないよう空調や掛けものを調節したり等一層優しく接しているのですが、長女にはそれが気に入らないようなのです。
特に気がかりなのは、食事の時の態度です。長男に合わせ、お腹に優しく便通を整えるメニューを考え作っているのですが(一緒に食べる家族にも悪いことはありません)、『味気ない』『不味い』と文句をつける所から始まり、『誰かのせいで』『男の子だから一層期待しちゃって』と弟の前で言い放ち、ひどい時には食事をひっくり返し、更には『あたしの時にはここまでしてくれなかった』と泣き出す始末です。(ちなみにこうして一晩中でも泣いた翌日は、目が腫れてつけまつげがつけられないからと、仕事に行かなかったりします…) 泣きたいのは長男でしょう。 『ごめんよ、姉ちゃん。あと全部食べていいよ。少しはお腹にたまるでしょ…』等と長男が気を使い、たまらなくなって長女を別室に呼び、張り倒してしまったこともあり、こんな年令の良い大人に…と情けなくなります。
更に悪いのは、長男の服用している薬を全部隠してしまったことです。飲まないと弟が苦しい思いをするのが分かっているのに…長女は曲がりなりにも介護職、つまり専門職のはしくれ。薬が患者にとって、どれほど大切な物なのかは分かっているはずなのに… その時は、長男自身が 『苦しくて仕方がないから、今から病院にもらいに行く。だから、今から車で連れて行って』とはっきり言い、隠していた薬を出させました。 それからは、薬は私と長男と次女が分けて保管し、どれかが無くなっても必ず飲めるようにしています。 ちなみに、妹である次女の受験や成人の時にも、羨ましいのかこうしたことは少なからずありました。(自分の時だって放っておかれたわけではなく、受験の時は親は大変な思いをして宥めすかし、安定するまで付き合ってやり、成人の時にも着物や写真等、喜ぶように手をかけてやりました) でも、妹は父親に似てさばさばとし、はっきりと物を言う性格なので少し怖いと思っているせいか、今回ほどではありませんでした。 現在も、妹や父親がいる時には、弟への攻撃も少し鳴りを潜めます。 長女は幼い頃から順番等のルールが守れず、感情の起伏が激しすぎ、状況にそぐわない行動や言動があまりにも多く、何かと拘りも強すぎて手がつけられない状況でした。もちろん友達など一人もいません。 幼稚園でも学校でもずっとなにがしかの障害を指摘されてきましたが、長女自身が受診を拒否し続け、20歳を過ぎた頃やっと病院にかかり、そこでアスペルガー症候群とADHDが明らかにされたのでした。しかし、医師から勧められるカウンセリングやプログラムの参加は未だに拒否していて、通院もしたりしなかったりで、薬も飲んでくれません。
長女自身が大学生の頃、何か思うところがあったのか、社会福祉士になりたいと言い出し、私も主人も反対しましたが、どうしてもと懇願するので社会福祉学科への編入を許しました。 長女の障害は人間関係、社会生活の障害なので、ペーパーテストでは満点が取れる場合すらあり、自分の受験も編入学試験も、社会福祉士国家試験も難なくパスしてしまいました…(もちろん辛くなると大荒れに荒れ、宥めるのに一晩かかることもザラでしたが…) その後、地域包括支援センターや社会福祉協議会等を受験しましたが不採用、老人ホームの介護職として就職し、現在に至ります。補足『○○(長女)ちゃん!!ダメよ、戻っていらっしゃい!!』 『○○ちゃん!!~~したの!?』 いくらアスペルガーだろうとADHDだろうと、もう大人なのです。いつまでこんな声掛けをしなければならないのでしょうか。 それに、失礼かも知れませんが、長女と同じ障害を持つ方には、知能の面での課題があり、長女のように大学を卒業したり好きな業種に就職したり出来ない方だっているのです。もう少し、大人としての自覚を持ち、社会人としての責任を感じ、日々働けることに感謝していられないものなのでしょうか。 勿論、長女のような特性を持つ人には、介護や福祉はどの仕事よりもキツいでしょう。でも、自分で思うところあり選んだ仕事です。ピアスやネイルのスカルプやストーンがどれほど危険か、職業人として解らないようでは、上司や先輩や看護師さんに叱られて当然です。 それに…優しい心や、自分が通ってきた道を通っている人生の後輩を思いやる気持ちというのは、アスペルガーとかADHD等とは全くの別問題ではないかと、母親としては感じます。 障害なんか関係ない!!あなたは社会人なのよ… 母は涙を流してこれを打っています。 誰か、教えて下さい…
お母様、この度はご相談いただきありがとうございます。長男さんの大学受験を控え、長女さんの不安定な状態に、心痛めていることと思います。そして、介護職として働く長女さんの将来や、社会人としての自覚について悩まれていること、深く理解できます。まず、あなた一人で抱え込まず、この問題に向き合おうとしていることに、心から敬意を表します。
1. 現状の理解と、抱えている問題の整理
まず、現状を整理しましょう。長男さんの受験という重要な時期に、長女さんの精神的な不安定さが顕著になっていることが問題の中心です。長女さんは、アスペルガー症候群とADHDを抱えており、介護職として働く中で、人間関係や仕事のストレス、そして弟さんの受験に対する複雑な感情が重なり、精神的なバランスを崩していると考えられます。
具体的には、以下の点が問題として挙げられます。
- 長男への攻撃的な行動(八つ当たり、薬の隠蔽など)
- 感情の起伏が激しく、周囲への影響が大きい
- 介護職としての仕事への適応の難しさ
- 社会人としての自覚と責任感の欠如
これらの問題は、長女さん自身の苦しみでもあり、家族全体に大きな負担を与えています。しかし、問題点を明確にすることで、具体的な対策を立てることが可能になります。
2. 長女さんの心の状態を理解する
長女さんの行動の背景には、彼女自身の苦しみがあります。アスペルガー症候群とADHDの特性により、感情のコントロールが難しく、周囲の状況を正確に理解することが苦手です。また、介護職という仕事は、対人関係のストレスが多く、彼女の特性にとっては特に負担が大きい可能性があります。
彼女の行動を理解するためには、以下の点を考慮する必要があります。
- 自己肯定感の低さ: 過去の経験から、自己肯定感が低くなっている可能性があります。弟さんの成功や、周囲からの期待に、自分が応えられていないと感じ、自己嫌悪に陥っているかもしれません。
- コミュニケーションの難しさ: 自分の感情を言葉で表現することが苦手で、攻撃的な行動や泣くことで、感情を表現している可能性があります。
- 環境への適応の難しさ: 介護職の職場環境や、家族との関係性の中で、自分の居場所を見つけられず、孤立感を感じているのかもしれません。
これらの点を踏まえ、長女さんの行動を「困った行動」として非難するのではなく、彼女自身の苦しみを理解し、寄り添う姿勢が大切です。
3. 具体的な対応策:長男さんの受験を支えながら、長女さんの心をケアする
長男さんの受験と、長女さんの心のケアを両立させるためには、具体的な対応策が必要です。
3-1. 長男さんのケア
長男さんは、心身ともに負担を抱えています。まずは、長男さんが安心して受験に臨めるよう、以下の点に配慮しましょう。
- 健康管理: 体調を最優先に考え、食事や睡眠、休息をしっかりとれるようにサポートしましょう。
- 精神的なサポート: 辛いことがあれば、いつでも話せる環境を整え、彼の気持ちに寄り添いましょう。
- 長女さんとの関係性: 長女さんの行動に動揺せず、彼を責めないようにしましょう。長男さんが我慢しすぎないように、適切な距離を保つことも大切です。
3-2. 長女さんへの対応
長女さんの心のケアは、長期的な視点が必要です。焦らず、彼女のペースに合わせて、以下の点を実践しましょう。
- 傾聴: 彼女の話をじっくりと聞き、感情を受け止めましょう。批判や否定はせず、共感する姿勢を示しましょう。
- 安心できる環境作り: 彼女が安心して話せる、安全な環境を作りましょう。家族の中で、彼女が自分の居場所を感じられるように、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- 専門家のサポート: 精神科医やカウンセラーとの連携を検討しましょう。彼女がカウンセリングや治療に前向きになれるよう、根気強く勧めましょう。
- 介護職との両立支援: 介護職の仕事が彼女にとって負担になっている場合、職場の相談窓口や、キャリアコンサルタントに相談し、働き方を見直すことも検討しましょう。
3-3. 家族全体での協力
問題解決には、家族全体の協力が不可欠です。家族会議を開き、それぞれの役割分担を決め、協力体制を築きましょう。長女さんの特性を理解し、彼女をサポートする姿勢を共有しましょう。次女さんや父親にも、積極的に協力してもらいましょう。
また、家族だけで抱え込まず、必要に応じて外部のサポートも活用しましょう。地域の相談窓口や、専門家のアドバイスを受けることも有効です。
4. 介護職としてのキャリア支援
長女さんが介護職として働き続けることに困難を感じている場合、キャリア支援も検討しましょう。彼女の特性に合った働き方や、キャリアプランを一緒に考えることが重要です。
以下の点を参考に、キャリア支援を行いましょう。
- 自己分析: 彼女の強みや弱み、興味関心、価値観を明確にする。
- 職務分析: 介護職の仕事内容や、必要なスキルを理解する。
- キャリアプランの検討: 彼女の特性に合った働き方(例:夜勤を減らす、チームリーダーを目指すなど)を検討する。
- スキルアップ支援: 介護に関する知識や技術を習得するための研修や、資格取得を支援する。
- 転職支援: より働きやすい職場への転職を検討する。
キャリア支援を行う際には、彼女の自己肯定感を高め、自信を持てるようにサポートすることが重要です。長女さんの強みを活かせるような、キャリアプランを一緒に考えましょう。
5. 専門家への相談を検討しましょう
今回のケースのように、ご家族だけで問題を抱え込まず、専門家のサポートを受けることも有効です。精神科医、カウンセラー、キャリアコンサルタントなど、様々な専門家がいます。それぞれの専門家が、異なる視点から、あなたと長女さんをサポートしてくれます。
例えば、
- 精神科医: 薬物療法や、精神的なサポートを行います。
- カウンセラー: 心理的な問題の解決や、心のケアを行います。
- キャリアコンサルタント: キャリアに関する相談や、転職支援を行います。
専門家への相談は、問題を客観的に見つめ、解決策を見つけるための第一歩となります。一人で悩まず、専門家の力を借りて、問題解決に取り組みましょう。
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6. 介護職の現状と、働きがいについて
長女さんが介護職として働く中で、困難を感じていることは、介護業界の現状とも深く関係しています。介護業界は、人手不足や、労働環境の厳しさなど、多くの課題を抱えています。しかし、その一方で、高齢者の生活を支え、社会に貢献できる、やりがいのある仕事でもあります。
長女さんが、介護職として働きがいを見つけ、長く活躍するためには、以下の点に配慮することが大切です。
- 職場の環境改善: 労働時間や、給与、福利厚生など、労働環境を改善する。
- 人材育成: 介護の知識や技術を習得するための研修や、資格取得を支援する。
- メンタルヘルスケア: 職員のメンタルヘルスをサポートする体制を整える。
- キャリアパスの明確化: キャリアアップの道筋を示し、モチベーションを高める。
長女さんが、介護職として働きがいを見つけ、長く活躍できるよう、職場環境の改善や、キャリア支援を積極的に行いましょう。
7. まとめ:希望を持って、一歩ずつ進んでいきましょう
お母様、今回の問題は、簡単には解決できない、複雑な問題です。しかし、あなたが一歩ずつ、問題に向き合い、解決策を模索していくことで、必ず状況は改善します。長男さんの受験を支えながら、長女さんの心のケアを行い、家族全体で協力し合うことで、より良い未来を築くことができます。
焦らず、諦めずに、希望を持って、一歩ずつ進んでいきましょう。そして、困ったときは、いつでも私たちにご相談ください。あなたの力になれるよう、全力でサポートさせていただきます。
この情報が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。応援しています。
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