田舎の居宅ヘルパーからデイサービスへの転職：不安と期待の狭間で

介護職について、教えて下さい。過疎の進んだ田舎で居宅のヘルパーを25年ほどしております。事情があり、引っ越す事になりました。引越し先のデイサービスの事務所の方に誘われています。知らない土地で、デイで、通用するのか？非常に不安があります。それと、自身の親の遠距離介護をするつもりでいます。そこでいくつかお聞かせ願えませんか？① 親の介護である程度定期的に（例えば週に一回月曜日に親の所へと行く、とか。）休みを取りたいのですが、デイサービス事業所の「職員のお休み」というのは「必ず土日」週末、なのでしょうか？（姉が、週末親介護に行ってくれるので、私は平日どこかで休みが取れたら良いな、と思っています。）仕事があれば、土・日曜でも仕事には出られます。② 「居宅ヘルパー」しかも、ほぼ身体のみ、の仕事しかした事がないのですがデイサービスなどで通用するものでしょうか？（高齢者・障害者〜知的や身体、ちょっと精神の方くらいしか経験がなくて…）（家事援助は自信がなく、断っておりました…）（田舎者が少し大きな町へ行くので、すぐクビにならないか？不安です…）特に①の感じを お聞きしたいです。仕事は選ばず、「やれ！」という事は何でもするつもりです。現場（お宅）しかやってきていない為、職場に同僚がいた…という所で働いた事がありません。資格もかなり昔に取っていて、（良くわかっていないんですが）親の介護の始まる時にヘルパー2級（◯チイ講習で取得〜ただ、免許証無くしてしまっています。）他には、介護福祉士とケアマネのペーパー試験しか合格しておりません…（ペーパー試験は、3回も落ちて…しかもケアマネ実務は、良く分からず…）初任者研修？とか、ヘルパー1級・認知症ケア専門士・タン吸引免許？などは全く持っていません。宜しくお願いします。

長年、居宅介護の現場で活躍されてきたベテランのあなたが、新たな環境であるデイサービスへの転職を検討されている。しかも、ご自身の親の介護も抱えながら、という状況。不安は当然でしょう。この記事では、あなたの具体的な状況を踏まえ、デイサービスでの勤務と親の介護の両立について、具体的な解決策と心構えを提案します。経験豊富な転職コンサルタントの視点から、あなたの不安を解消し、自信を持って新しい一歩を踏み出せるようサポートします。

1. デイサービスの勤務体系と休日の取得について

まず、デイサービスの休日は必ず土日だけか？というご質問ですが、必ずしもそうではありません。デイサービス事業所は、利用者のニーズに合わせて運営されているため、事業所によって勤務体系は大きく異なります。土日祝休みが基本のところもあれば、シフト制で平日に休みが取れるところ、週休2日制で土日休みが取れるところなど様々です。中には、土日祝日も営業している事業所もあります。

面接の際に、あなたの親の介護の事情を正直に伝え、週1回、月曜日に休みが欲しいと希望を伝えましょう。多くの事業所では、職員の事情を考慮し、柔軟に対応してくれます。特に、人材不足に悩む事業所が多い現在、あなたの経験と真面目な姿勢は高く評価されるでしょう。ただし、希望通りの休みが取れるとは限りませんので、複数の事業所を検討し、比較検討することが重要です。

また、シフト制の場合、事前に休暇希望を提出するシステムが一般的です。希望通りにならない場合も想定し、姉との協力体制を事前に確認しておきましょう。柔軟な対応ができる事業所を選ぶことが、両立への鍵となります。

2. 居宅ヘルパー経験がデイサービスで通用するか？

次に、居宅ヘルパーの経験がデイサービスで通用するかというご質問です。ご安心ください。あなたの25年間の経験は、デイサービスでも十分に活かせます。特に、身体介護に特化して経験を積んできたことは、大きな強みです。デイサービスでも、利用者の身体介護は重要な業務の一つです。長年の経験から培われた技術と、利用者への対応力は、新人職員にはない大きなアドバンテージとなります。

家事援助に自信がないとのことですが、デイサービスでは、家事援助はそれほど重視されません。身体介護やレクリエーション、コミュニケーション能力が中心となります。あなたのこれまでの経験から、利用者との信頼関係を築くことに長けていると推測します。その経験を活かして、利用者の方々と温かい関係を築くことができれば、きっと周りの職員からも信頼されるでしょう。

「田舎者」という自覚をお持ちのようですが、あなたの真面目さと経験は、どの地域でも評価されるはずです。自信を持って面接に臨みましょう。面接では、あなたの経験や人柄、そして親の介護と仕事の両立への意欲をしっかりと伝えれば、きっと良い結果が得られるでしょう。

3. 資格取得について

資格に関して、ヘルパー2級の資格証を紛失しているとのことですが、資格取得履歴は確認できます。心配する必要はありません。また、介護福祉士やケアマネジャーのペーパー試験に合格していることは、あなたの能力の高さを示しています。実務経験を積むことで、さらにスキルアップできるでしょう。初任者研修やその他の資格は、必要に応じて取得を検討すれば良いでしょう。

デイサービスでは、チームで仕事をすることが多いため、資格よりも経験や人柄が重視される傾向があります。あなたの長年の経験と、利用者への真摯な姿勢は、どんな資格よりも価値のあるものです。自信を持って、あなたの経験をアピールしましょう。

4. 転職活動の具体的なステップ

転職活動を進める上で、以下のステップを踏むことをお勧めします。

• 求人情報の収集：ハローワークや介護求人サイトなどを活用し、自分に合ったデイサービスを探しましょう。勤務時間、休日、待遇などを比較検討し、優先順位をつけましょう。
• 履歴書・職務経歴書の作成：あなたの25年間の経験を効果的に伝えられるように、履歴書と職務経歴書を作成しましょう。具体的なエピソードを交えて、あなたの能力と人柄をアピールしましょう。特に、利用者との良好な関係を築いたエピソードは効果的です。
• 面接対策：面接では、あなたの経験やスキル、そして親の介護との両立への意欲を明確に伝えましょう。正直にあなたの不安や希望を伝えることで、事業所の理解を得られる可能性が高まります。模擬面接を行うことで、スムーズな面接に臨むことができます。
• 複数応募：複数のデイサービスに応募することで、選択肢を広げ、より自分に合った職場を見つけやすくなります。

5. 不安を解消するための具体的な方法

転職活動における不安を解消するために、以下の方法を試してみましょう。

• 転職エージェントの活用：転職エージェントは、求人情報の提供だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などのサポートをしてくれます。介護職に特化したエージェントを利用することで、より効果的な転職活動を行うことができます。
• 相談窓口の利用：ハローワークや地域の相談窓口などを活用し、転職に関する相談を行いましょう。専門家のアドバイスを受けることで、不安を解消し、自信を持って転職活動を進めることができます。
• 情報収集：インターネットや書籍などで、デイサービスの仕事内容や職場環境について、より詳細な情報を収集しましょう。事前に情報を得ることで、面接での質問内容も明確になり、よりスムーズな面接に臨むことができます。

6. まとめ

25年間の経験と、利用者への真摯な姿勢はあなたの最大の武器です。親の介護と仕事の両立は確かに大変ですが、不可能ではありません。あなたの希望を伝え、柔軟に対応してくれる事業所を見つけることができれば、きっと充実した日々を送ることができるでしょう。不安な気持ちを抱えながら転職活動を進めるよりも、専門家のサポートを受けながら、自信を持って新しい一歩を踏み出しましょう。

この記事が、あなたの転職活動の一助となれば幸いです。そして、新しい土地での生活、そして親御さんの介護、どちらも充実したものとなることを心から願っています。