特養への入所を早めるには？介護と仕事の両立に悩むあなたへ

この記事では、85歳のおばあ様の介護と、ご自身の将来への不安を抱えながら、特養への入所を希望されている27歳女性の方からのご相談にお答えします。介護と仕事の両立、将来への不安、そして現在の状況を打破したいという強い思い。この複雑な問題に対して、具体的な解決策と、将来への希望を見出すためのアドバイスを提供します。

85歳曾祖母の介護を27歳の私（独身・同棲中）一人で見ています。特養の申し込みはしたのですが、いつ入所できるか分かりません。少し早く入所できる打診方法がないか探しています。知恵をお貸し下さい

■認知症・要介護3の85歳の曾祖母です。

今現在は、デイサービスを週に4回、ショートステイを2泊3日受けています。それでも介護の点数の関係で、ショートにも、ディにも行けない日が月に3日程度あります。またショートもデイも、迎えは10時、送りは3時45分です。

■家系が特異です。

曾祖母の息子（60代二人）は二人とも癌3期で、現在抗がん剤治療中です。二人とも現在独身ということと、3年以内の生存率が50%といわれており、今後の曾祖母の介護ということも望めません。

母は8年前再婚し、再婚相手の家族の介護の為、長崎に住んでいます。（東京⇔長崎）

曾祖母（都内在住）

↓　↓

祖父（癌）　大叔父（癌）

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母（再婚し長崎在住）

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私

現在、曾祖母は生活保護を受けて生活しています。私は別世帯ですが、曾祖母のショートステイの期間だけ自宅に戻り、後は、曾祖母宅で、ソファーに寝とまりしながら介護をしています。（部屋はあるのですが、息子が帰ってくる！といい、曾祖母が寝床を用意させてくれません。）

また母も再婚相手の家族の介護もあるし、再婚相手自身の体調もあるといい、金銭的にも体力的にもこちらの介護はできない状況なので、私が現在面倒を見ています。

できるだけ、自宅での介護というのを思っていましたが、私も仕事ができない状況で、半年が経過しました。（朝、曾祖母をデイなどに送り、日中は癌の病院へ行き、夕方には曾祖母が帰宅します。）

私の彼も、いつまでこの状況を続けるのかを考えなければいけない。といいます。

彼には、金銭的にも大変お世話になっているし、デイサービスや、ショートステイ、生活保護などについても調べてくれ、役所の手続きまでしてくれました。

また、自分自身27歳の結婚前の私が、仕事もせずにこのまま何年もいることになるのか。彼とも分かれた上に社会にも復帰できなかったら…曾祖母が終ったら、祖父、大叔父？…というストレスがたまり、さらに認知症の曾祖母とのやり取りで極度のストレス状態です。

ケアマネさんに相談しても、いい答えがもらえず、3-4年は待つといわれています。こんな特異な家系だからこそ、苦労をしているのは、分かっているのですが、どこにもぶつけられないストレスで最近では毎日涙が出て、つぶれてしまいそうです。

申し込みした施設に問い合わせたところ900人待ちといわれました。特養に少しでも早く…と思っているのですが、何かいい手はないでしょうか。

現状の整理と問題点の明確化

ご相談ありがとうございます。まずは、現在の状況を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。あなたは、85歳のおばあ様の介護を一人で担い、特養への入所を希望されています。しかし、入所までの期間が長く、介護と仕事の両立、将来への不安、そして精神的なストレスなど、多くの課題を抱えています。

• 介護負担の増大: 認知症の曾祖母の介護は、精神的にも体力的にも大きな負担です。デイサービスやショートステイを利用していても、完全に負担を軽減できていない状況です。
• 経済的な問題: 仕事をすることが難しく、経済的な不安も大きいでしょう。彼氏に頼る状況が続いていることへの罪悪感も感じているかもしれません。
• 将来への不安: 介護が長期化することへの不安、彼との関係、そして自身のキャリア形成への不安が複合的に存在します。
• 特養入所の遅延: 900人待ちという状況は、早急な解決を難しくしています。

これらの問題に対して、具体的な解決策を提示し、あなたの抱える不安を少しでも解消できるよう、一緒に考えていきましょう。

特養入所を早めるための具体的な方法

特養への入所を早めるためには、いくつかの方法があります。状況によっては、これらの方法を組み合わせることも有効です。

1. 施設の選定と優先順位の見直し

まず、複数の施設に申し込み、それぞれの施設の状況を比較検討しましょう。施設によっては、空きが出やすい時期や、入所の優先順位が異なる場合があります。以下のような点を考慮して、施設を選定しましょう。

• 施設の規模: 大規模な施設は、入所者の回転率が高く、比較的早く入所できる可能性があります。
• 施設の運営方針: 認知症ケアに力を入れている施設や、看取りケアを行っている施設など、施設の専門性も重要です。
• 施設の立地: 自宅からの距離だけでなく、家族の訪問のしやすさも考慮しましょう。

また、入所の優先順位について、各施設の基準を確認しましょう。例えば、緊急性の高い状態（病状の悪化、家族の介護能力の低下など）にある場合は、優先的に入所できる可能性があります。ご自身の状況が、どの程度優先されるのかを、施設に直接問い合わせてみましょう。

2. ケアマネージャーとの連携強化

ケアマネージャーは、介護に関する専門家であり、特養への入所についても、様々な情報を持っています。ケアマネージャーとの連携を強化し、以下の点について相談しましょう。

• 入所状況の確認: 施設の空き状況や、入所の優先順位について、最新の情報を入手しましょう。
• 情報提供: 曾祖母様の状態や、ご自身の状況について、詳細に伝えましょう。ケアマネージャーは、これらの情報を基に、適切なアドバイスをしてくれます。
• 他の専門家との連携: 必要に応じて、医師やソーシャルワーカーなど、他の専門家との連携を依頼しましょう。

ケアマネージャーとのコミュニケーションを密にすることで、より適切な情報とサポートを得ることができます。

3. 状況の変化を積極的に伝える

曾祖母様の状況や、ご自身の状況に変化があった場合は、積極的に施設に伝えましょう。例えば、病状の悪化、介護者の体調不良、経済的な困窮など、緊急性の高い状況は、入所の優先順位に影響を与える可能性があります。

また、ご自身の状況についても、正直に伝えましょう。介護と仕事の両立が難しいこと、将来への不安など、抱えている問題を共有することで、施設側も、あなたの状況を理解し、適切な対応を検討してくれる可能性があります。

4. 家族や親族との協力体制の構築

一人で介護を抱え込まず、家族や親族との協力体制を構築することも重要です。ご家族の状況によっては、難しいかもしれませんが、できる範囲で、協力を仰ぎましょう。

• 情報共有: 曾祖母様の状況や、特養への入所に関する情報を、家族や親族と共有しましょう。
• 役割分担: 介護や、手続きに関する役割分担を検討しましょう。
• 精神的なサポート: 介護は、精神的な負担も大きいです。家族や親族からのサポートは、あなたの心の支えになります。

家族や親族との協力体制を築くことで、介護負担を軽減し、精神的な安定を得ることができます。

5. 介護保険制度の活用

介護保険制度を最大限に活用することも重要です。介護保険サービスを適切に利用することで、介護負担を軽減することができます。

• サービスの追加: デイサービスやショートステイの利用回数を増やすなど、サービスの追加を検討しましょう。
• 訪問介護: 訪問介護サービスを利用することで、自宅での介護をサポートしてもらうことができます。
• 福祉用具のレンタル: 福祉用具をレンタルすることで、介護の負担を軽減することができます。

ケアマネージャーに相談し、利用できる介護保険サービスについて、詳しく確認しましょう。

介護と仕事の両立を目指すために

特養への入所を待つ間、介護と仕事を両立させることは、非常に困難な課題です。しかし、いくつかの工夫をすることで、両立を目指すことができます。

1. 柔軟な働き方の検討

フルタイムでの勤務が難しい場合は、柔軟な働き方を検討しましょう。例えば、以下のような働き方があります。

• パートタイム勤務: 勤務時間を短くすることで、介護との両立を図ることができます。
• 在宅勤務: 在宅でできる仕事であれば、介護をしながら働くことができます。
• 時短勤務: 勤務時間を短縮することで、介護に割ける時間を確保できます。

まずは、ご自身のスキルや経験を活かせる仕事を探し、柔軟な働き方を実現できる企業を探しましょう。

2. スキルアップとキャリア形成

介護と両立しながら、スキルアップを目指し、キャリア形成をすることも重要です。例えば、以下のような方法があります。

• 資格取得: 介護に関する資格や、仕事に役立つ資格を取得しましょう。
• オンライン講座の受講: オンライン講座を受講することで、自宅でスキルアップできます。
• 副業: 副業をすることで、収入を増やし、スキルアップの機会を得ることができます。

スキルアップすることで、将来的なキャリアアップにつながり、経済的な安定も期待できます。

3. 相談できる相手を見つける

一人で抱え込まず、相談できる相手を見つけることも重要です。家族、友人、専門家など、誰でも構いません。悩みを打ち明けることで、精神的な負担を軽減し、解決策を見つけることができます。

また、専門家への相談も検討しましょう。キャリアコンサルタントは、あなたのキャリアに関する悩みや、仕事探しの相談に乗ってくれます。介護と仕事の両立に関する相談も可能です。

将来への希望を見出すために

介護と仕事の両立は、非常に困難な道のりですが、将来への希望を捨てずに、前向きに進んでいくことが大切です。以下に、将来への希望を見出すためのヒントをいくつかご紹介します。

1. 目標設定と計画の立案

将来の目標を設定し、具体的な計画を立てましょう。目標を持つことで、モチベーションを維持し、困難を乗り越えることができます。例えば、以下のような目標を設定することができます。

• キャリアアップ: 将来的に、どのような仕事に就きたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを考えましょう。
• 経済的な自立: 経済的な自立を目指し、収入アップのための計画を立てましょう。
• 生活の質の向上: 介護と仕事の両立をしながら、どのように生活の質を向上させるかを考えましょう。

目標を達成するための具体的な計画を立て、一つずつ実行していくことが重要です。

2. セルフケアの重要性

心身の健康を保つために、セルフケアを意識しましょう。介護は、心身ともに大きな負担がかかります。セルフケアを怠ると、心身のバランスを崩し、さらに状況が悪化する可能性があります。

• 休息: 十分な睡眠をとり、休息をしっかりとるようにしましょう。
• 気分転換: 趣味や、好きなことをする時間を作り、気分転換を図りましょう。
• 運動: 適度な運動をすることで、心身の健康を保つことができます。
• ストレス解消: ストレスを感じたときは、自分なりの方法でストレスを解消しましょう。

セルフケアをすることで、心身の健康を保ち、前向きな気持ちで介護と向き合うことができます。

3. 専門家との連携

専門家との連携を継続することも重要です。キャリアコンサルタント、ケアマネージャー、医師など、様々な専門家と連携し、必要なサポートを受けましょう。

• キャリアコンサルタント: キャリアに関する相談や、仕事探しのサポートを受けましょう。
• ケアマネージャー: 介護に関する相談や、介護保険サービスの利用に関するサポートを受けましょう。
• 医師: 健康に関する相談や、治療に関するサポートを受けましょう。

専門家との連携を通じて、問題解決のヒントを得たり、精神的なサポートを得たりすることができます。

4. ポジティブな思考

困難な状況でも、ポジティブな思考を心がけましょう。ネガティブな感情に囚われると、状況はさらに悪化する可能性があります。ポジティブな思考を持つことで、困難を乗り越える力と、希望を見出すことができます。

• 感謝の気持ち: 周りの人に感謝の気持ちを伝えましょう。
• 小さな喜びを見つける: 日常生活の中で、小さな喜びを見つけましょう。
• 自己肯定感を高める: 自分の良いところを認め、自己肯定感を高めましょう。

ポジティブな思考を持つことで、困難な状況でも、前向きに進んでいくことができます。

まとめ

今回の相談に対するアドバイスをまとめます。

• 特養入所を早めるために: 施設の選定、ケアマネージャーとの連携、状況の変化を伝える、家族との協力、介護保険制度の活用
• 介護と仕事の両立のために: 柔軟な働き方の検討、スキルアップとキャリア形成、相談できる相手を見つける
• 将来への希望を見出すために: 目標設定と計画の立案、セルフケアの重要性、専門家との連携、ポジティブな思考

介護と仕事の両立は、決して簡単なことではありません。しかし、諦めずに、一つずつ課題を解決していくことで、必ず道は開けます。あなたの努力が報われることを心から願っています。

もし、キャリアに関する悩みや、仕事探しについて困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。あなたの状況に合わせて、最適なアドバイスを提供します。

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