要介護認定の見直しは可能？高齢者のアパート生活と介護問題の解決策

この記事では、高齢者の介護問題に直面している方々に向けて、特に介護認定の現状と、より良い生活を送るための具体的な解決策を提示します。高齢者アパートでの生活、介護保険サービスの利用、そして家族間の協力について、具体的なアドバイスを提供します。

要介護３から１へ、、、

祖母の事ですがどなたか教えて下さい。祖母は８２歳で同居の息子に先立たれ、現在市が運営している高齢者アパートに住んでいます。糖尿病で１日２回インスリンを打っています。要介護３だったのですが、脳梗塞で半身不随になりリハビリ中なのにもかかわらず、要介護１になってしまいました。（土日以外ヘルパーさんに来てもらって、なんとか生活しているのですが、アパートを追い出されたくない為か、介護認定の質問に「出来る」と言ってしまうようです。）

痴呆もあり、インスリンも打ったのを忘れて、続けて２回打ってしまい具合が悪い日もあります。

叔母と同居すればいいのですが、叔母の性格がきついのか？叔母が働いているので日中一人で過ごすのが嫌なのか？同居をしていた孫が来なくなるのを恐れてか？？同居をこばみます。もちろん施設への入居も現在拒んでいます。（要介護３の時、施設への申込をしました。順番待ちだそうですが、要介護１になった場合はどうなのでしょう？？）

本人はこのままアパートに住み続けたいとの事ですが、要介護１であれば、ヘルパーさんの料金も高くなると聞きました。介護認定のやり直しは可能なのでしょうか？？

補足

高齢者アパートの施設員が「○○が出来なくなったら、アパートから出て行ってもらう」って祖母を脅すらしいです。叔母にも親を引き取るよう嫌味を言います。叔母も毎日「インスリンを打ったか？」と１日２回電話をしたり、アパート隣の病院の通院にも付き添いしなければなりませんので可哀想です。思い切ってアパートを出ればよいのですが、、、祖母は施設の虐待を嫌がっています。何か良い解決法がありましたら教えて下さい。

介護認定の見直しと現状分析

ご相談ありがとうございます。82歳のおばあ様が直面している状況は、非常に複雑で、多くの課題が絡み合っています。まずは、現在の状況を整理し、それぞれの問題点に対する具体的な解決策を検討していきましょう。

1. 介護認定の現状と見直しについて

要介護度が３から１に下がってしまったという点について、これは非常に重要な問題です。介護保険サービスの利用料金は、要介護度によって大きく変動します。要介護度が低いほど、利用できるサービスの範囲も狭まり、自己負担額が増える可能性があります。

• 介護認定のやり直し： 介護認定は、本人の心身の状態に応じて定期的に見直しが行われます。脳梗塞後のリハビリ中であり、認知症の症状も見られることから、再度、介護認定の申請を行うことが可能です。申請は、お住まいの市区町村の介護保険課または地域包括支援センターで行います。
• 認定調査のポイント： 認定調査では、日常生活における様々な動作（食事、入浴、排泄、移動など）の自立度や、認知機能の状態が評価されます。おばあ様が「できる」と答えてしまうという問題については、ご家族やヘルパーさんが同席し、正確な状況を伝えることが重要です。医師の意見書も、認定の判断に大きく影響しますので、かかりつけ医と連携し、現在の状態を詳しく伝えてください。

2. 高齢者アパートでの生活と課題

高齢者アパートでの生活は、自立した生活を支援する一方で、様々な課題も存在します。

• アパートからの退去勧告： 施設員からの「退去」を示唆する言葉は、おばあ様の精神的な負担を大きくしています。アパートの契約内容を確認し、退去の条件や、どのような場合に退去を求められるのかを明確に把握することが重要です。弁護士や行政に相談することも検討しましょう。
• ヘルパーサービスの利用： 要介護度が１になったことで、ヘルパーサービスの利用料金が増える可能性があります。しかし、適切なサービスを利用することで、おばあ様の生活の質を維持し、安全に暮らすことができます。

3. 家族間の協力と課題

叔母様との関係性や、同居を拒むおばあ様の気持ちなど、家族間の問題も解決すべき課題です。

• 叔母様の負担： 叔母様は、インスリンの確認や通院の付き添いなど、多くの負担を抱えています。この負担を軽減するためには、他の家族との協力体制を築くことが重要です。
• 同居の拒否： おばあ様が同居を拒む理由は様々ですが、本人の気持ちを尊重しつつ、安全で快適な生活を送れるように、丁寧に話し合う必要があります。

具体的な解決策とステップ

上記の現状分析を踏まえ、具体的な解決策と、そのステップを以下に示します。

ステップ1：介護認定の見直し申請

1. 申請手続き： お住まいの市区町村の介護保険課または地域包括支援センターに、介護認定の変更申請を行います。
2. 主治医との連携： 主治医に、現在の状態と、介護認定の必要性を説明し、意見書を書いてもらいます。
3. 認定調査への対応： 認定調査に、ご家族またはヘルパーさんが同席し、おばあ様の正確な状態を伝えます。認知機能の状態についても、具体的に説明します。

ステップ2：アパートとの交渉と情報収集

1. 契約内容の確認： アパートの契約内容を確認し、退去に関する条件を把握します。
2. 施設員との話し合い： 施設員と話し合い、おばあ様の状況を理解してもらい、適切な対応を求めます。
3. 専門家への相談： 必要に応じて、弁護士や行政に相談し、法的アドバイスを受けます。

ステップ3：介護サービスの利用と検討

1. ケアマネージャーとの連携： ケアマネージャーに相談し、おばあ様の状態に合った介護サービスを検討します。
2. ヘルパーサービスの活用： ヘルパーサービスを利用し、日常生活のサポートを受けます。
3. その他のサービスの検討： デイサービスやショートステイなど、様々なサービスを検討し、おばあ様の生活の質を向上させます。

ステップ4：家族間の協力体制の構築

1. 話し合いの場を持つ： 家族で集まり、おばあ様の状況と、今後の対応について話し合います。
2. 役割分担： 叔母様の負担を軽減するために、家族で役割分担を決めます。
3. 定期的な情報共有： 定期的に情報交換を行い、おばあ様の状況を共有し、協力体制を維持します。

その他の選択肢と注意点

上記に加えて、以下の選択肢も検討できます。

1. 施設入居の検討

おばあ様が施設入居を嫌がっている場合でも、状況によっては、施設入居が最善の選択肢となる場合があります。虐待の心配がない、信頼できる施設を探し、見学に連れて行くなど、本人の不安を解消する努力が必要です。

• 施設の選定： 施設の情報を収集し、見学を行い、施設の雰囲気やサービス内容を確認します。
• 本人の意向の尊重： 本人の意向を尊重しつつ、専門家のアドバイスを受けながら、最適な施設を選びます。

2. 訪問看護の利用

訪問看護を利用することで、自宅で医療ケアを受けることができます。インスリン注射の管理や、健康状態の観察など、専門的なサポートを受けることができます。

• 訪問看護ステーションの選定： 信頼できる訪問看護ステーションを選び、サービス内容を確認します。
• 医師との連携： 医師と連携し、適切な医療ケアを提供してもらいます。

3. 地域の支援サービスの活用

地域には、様々な高齢者向けの支援サービスがあります。これらのサービスを活用することで、おばあ様の生活をサポートすることができます。

• 地域包括支援センターの利用： 地域包括支援センターに相談し、利用できるサービスについて情報を収集します。
• ボランティアの活用： ボランティアのサポートを受け、生活のサポートや、話し相手になってもらいます。

まとめと今後の行動

おばあ様の現状を改善するためには、介護認定の見直し、アパートとの交渉、介護サービスの利用、家族間の協力体制の構築が重要です。これらのステップを踏み、おばあ様が安心して暮らせる環境を整えましょう。

まずは、介護認定の変更申請を行い、主治医やケアマネージャーと連携し、具体的なサポートプランを立てることから始めましょう。家族間で話し合い、それぞれの役割を分担し、協力体制を築くことが、問題解決への第一歩です。

おばあ様の気持ちを尊重し、本人が安心して暮らせるように、様々な選択肢を検討し、最適な方法を見つけてください。困難な状況ではありますが、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず良い方向に向かうはずです。

ご自身の状況に合わせて、これらの情報を参考に、より良い解決策を見つけてください。応援しています。

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