介護職でセクハラに遭って悩んでいるあなたへ：職場を変えるべき？それとも…

介護職についてです。私は18歳から病院で看護助手として働き、主に認知症の方や、高齢で自宅での生活が難しい人などが入院する病棟に居ました。介護です。最初は不安だらけで始めた仕事でしたが職場の方達もいい人で親切でした。ですが、1つ問題があり、60代の男性が入院しているのですが、オムツ交換や食事介助にはいると必ず胸を揉まれたり、しまいには服の中に手を入れてきたり、無理に腕を引っ張って腕にキスしたりしてきました。それが1回ではなく毎回です。他の方も男性の職員が入る時以外はやってるそうです。認知症ということで入院した方ですが、そういうのってどこの施設や病院でもあるんですかね。私はそれが嫌すぎて相談しましたが、他の病棟への異動も提案されましたが今の病棟がすごく大好きで、師長さんもいい方で異動するくらいなら辞めたいです。まだ人生経験が浅いのもあり、理解ができないというか納得できません。。

この記事では、介護職でセクハラ被害に遭い、悩んでいるあなたに寄り添い、具体的な解決策を探ります。 「今の職場を辞めるべきか」「異動すべきか」「セクハラをどのように対処すべきか」といった、多くの介護職従事者が抱える可能性のある葛藤について、深く掘り下げていきます。 特に、若い世代の介護職従事者の方にとって、初めての経験でどう対処していいかわからない、という状況を想定し、具体的なステップと専門家の意見を交えながら、あなた自身のキャリアとメンタルヘルスの両方を守るための道筋を示します。

１．深刻な状況の理解と共感

まず、あなたの置かれている状況は決して軽く見て良いものではありません。 60代男性患者からのセクハラ行為は、認知症であることを理由に許されるものではなく、重大な問題です。 オムツ交換や食事介助といった、介護の現場で日常的に行われる行為の中で、そのような行為を繰り返されることは、想像を絶する苦痛と恐怖を伴うでしょう。 あなたの「嫌すぎて相談した」「理解ができない」「納得できない」という感情は、全くもって当然であり、決してあなたが間違っているわけではありません。 多くの場合、セクハラは加害者側の責任であり、被害者であるあなたが我慢する必要は全くありません。

２．セクハラは認知症が理由で許されるものではない

認知症の方がセクハラ行為を行ったとしても、それは認知症が原因で行為が正当化されるわけではありません。 認知症の方であっても、適切なケアや対応が必要です。 あなたの職場では、患者さんの行動を適切に管理し、あなたのような職員がセクハラ被害に遭わないための対策が不十分だったと言えるでしょう。 認知症の患者さんの行動を管理することは、介護職の重要な役割であり、その管理が不十分なために、あなたが被害を受けているという事実を認識する必要があります。

３．具体的な対処法：ステップバイステップ

では、具体的にどのような対処法があるのでしょうか。 以下のステップに従って、一つずつ解決策を探っていきましょう。

• ステップ１：記録を残す

セクハラ行為の日時、内容、状況などを詳細に記録しましょう。 できれば、誰かに証言してもらえるように、同僚に相談し、状況を共有することも有効です。 記録は、今後の対応において重要な証拠となります。 スマートフォンやノートなどに記録し、写真や動画の証拠があれば、さらに効果的です。 ただし、プライバシーに配慮し、患者さんの顔を写さないなど、倫理的な観点も考慮しましょう。

• ステップ２：再度、上司や人事部に相談する

最初の相談では十分な対応が得られなかったかもしれませんが、記録を元に、再度、上司や人事部に相談しましょう。 具体的なセクハラ行為の内容と、その頻度、そしてあなたがどれほど苦痛を感じているかを明確に伝えましょう。 必要であれば、労働基準監督署への相談も検討しましょう。 相談する際には、同僚の証言や記録を証拠として提示することで、あなたの主張をより強くすることができます。

• ステップ３：専門機関への相談

セクハラ被害に遭った場合、一人で抱え込まず、専門機関に相談することも非常に重要です。 弁護士、労働組合、または女性相談窓口などに相談することで、法的措置や適切な対応方法についてアドバイスを受けることができます。 相談することで、あなたの精神的な負担を軽減し、客観的な視点を得ることができるでしょう。

• ステップ４：異動または転職を検討する

職場環境を変えることも一つの選択肢です。 もし、職場での対応が不十分であったり、セクハラ行為が継続する可能性が高いと判断した場合は、異動または転職を検討しましょう。 今の病棟が好きで、師長さんも良い方という状況は理解できますが、あなたの精神的な健康を優先することが最も重要です。 転職活動においては、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策など、しっかりと準備を行いましょう。 転職エージェントを利用することも有効な手段です。

• ステップ５：自分の気持ちを大切にする

セクハラ被害に遭うと、自分を責めてしまいがちですが、決してあなたのせいではありません。 あなたの気持ちを大切にし、無理をせず、適切なサポートを受けながら、一歩ずつ進んでいきましょう。 周りの人に相談したり、専門家のサポートを受けたりすることで、心の負担を軽減することができます。

４．成功事例：セクハラ問題への対応

実際に、介護職の現場でセクハラ問題が発生し、適切な対応によって解決した事例があります。 ある介護施設では、職員が利用者からセクハラ被害を受け、施設長に相談したところ、施設長はすぐに対応し、被害職員へのカウンセリングや加害者への指導、そして再発防止のための研修を実施しました。 その結果、被害職員は安心して働き続けられるようになり、施設全体でセクハラ問題への意識が高まりました。 この事例からもわかるように、適切な対応をすることで、セクハラ問題は解決できる可能性があります。

５．専門家の視点：セクハラ対策の重要性

介護職は、身体的な接触が伴う仕事であるため、セクハラリスクが高い職種です。 そのため、職場にはセクハラ対策が不可欠です。 セクハラ防止のための研修を実施したり、相談窓口を設置したり、セクハラ行為に対する明確な懲罰規定を設けたりすることで、セクハラを未然に防ぐことができます。 また、セクハラが発生した場合には、迅速かつ適切な対応を行う必要があります。 被害者へのサポート体制を整え、加害者への厳格な対応を行うことで、再発防止に繋げることができます。

６．まとめ：あなた自身の幸せを優先して

介護職は尊く、やりがいのある仕事ですが、セクハラは絶対に許されるものではありません。 あなたの置かれている状況は深刻であり、一人で抱え込まず、周囲の助けを借りながら、適切な対応を取る必要があります。 この記事で紹介したステップを参考に、まずは記録を残し、上司や人事部に相談し、必要であれば専門機関に相談しましょう。 そして、何よりもあなたの精神的な健康を第一に考え、異動や転職も視野に入れ、あなた自身の幸せを優先してください。 あなたのキャリアとメンタルヘルスの両方を守るため、適切なサポートを受けながら、一歩ずつ進んでいきましょう。 もし、迷うことがあれば、いつでも専門家への相談を検討しましょう。