介護福祉士のあなたが交通事故に遭い、後遺症と損害賠償で悩んでいるあなたへ

この記事では、27歳の女性介護福祉士の方が、自転車での交通事故に遭い、その後遺症や損害賠償の問題に直面している状況について、具体的なアドバイスを提供します。事故による怪我、後遺症、仕事への影響、そして保険会社との対応など、多岐にわたる悩みを抱えているあなたのために、専門的な視点から問題解決の糸口を探ります。

まず、ご相談内容を詳しく見ていきましょう。

27歳女性です。私が自転車で走行中、信号のない道で左から来た車にひかれました。相手は脇見運転をしていたようで前方に気付かずスピードを落とすことなく私はボンネットに乗り上げ、急ブレーキをしたためそのまま地面に落ち頭と腰を強打。意識があまり無いまま病院に搬送されHCUみたいな治療室にいました。幸い骨折などもなく数日で一般病棟に移りました。ですが頭痛、目眩、吐気はなかなか落ち着かず寝たきりの状態でした。傷病名は外傷性くも膜下出血、脳挫傷、腰椎ヘルニア、右耳の感音性難聴など後遺症となりそうなものが次々に出て来ました。現在は退院し、自宅療養をしています。外傷性くも膜下出血により、いつてんかん発作が起きてもおかしくないと言われ、感音性難聴に関しても早期発見でしたが治癒出来るのかなんとも言えない状況です。耳鼻科で内服薬を貰い様子を見ています。普段は介護福祉士と働いています。今まで夜勤をしていましたがいつてんかん発作になるかわからない状況で夜勤をするのはリスクがあり、夜勤が出来なくなることにより収入も減ります。介護現場は腰が大事です。今まで8年ほど介護現場に従事し、腰を痛めないように注意しながらやってきて、今回の強打によりヘルニアが出来てしまったことがとても辛いです。そしてなんと言っても相手の保険屋が損保ジャパンです。対応は遅く人の体をなんだと思っているのか。相手の方は私の前方不注意なので、今回の費用に関してはこっちで持ちますと言ってましたが、保険屋が出し渋っています。もちろん私は車がいないことを確認して直進しています。入院費にしても、割合がまだハッキリしていないのに一部は社会保険を使ってくれとか色々言われています。金額も割合もはっきりしていないのにと思い病院には保険証の提示はしませんでした。また、保険屋から入院費にかんしては一度こちらでもちますと言われていたのに病院には連絡が行ってなく、保険会社に連絡をしても連絡がつかない始末です。仕方なく退院一時金として5万円を支払いました。

ここで質問ですが、

1. 自転車と自動車の交通事故での過失割合を今現在の情報でどれくらいになるか。（現場検証はこれからです）
2. 後遺症の慰謝料は貰うことができるのか。
3. 夜勤が出来なくなることによる給料の減額分は今後どうなるのか。
4. 退院一時金の5万円を払ってよかったのか。
5. 誰に相談したら良いか。

交通事故に詳しい方がいたら教えてください。毎日悩んでいます。長々と失礼致しました。よろしくお願いします。追記あったらまた書きます。

1. 交通事故の過失割合について

まず、事故の過失割合についてですが、これは非常に重要な問題です。現時点での情報だけでは正確な過失割合を判断することは難しいです。なぜなら、過失割合は、事故状況の詳細な分析に基づいて決定されるからです。具体的には、警察による実況見分調書、ドライブレコーダーの映像（もしあれば）、目撃者の証言などが重要な判断材料となります。

今回のケースでは、あなたが自転車で直進中に、相手の車が脇見運転であなたに気付かず衝突したとのことです。この状況から考えると、基本的には車の過失が大きくなる可能性が高いです。しかし、信号のない交差点での事故であり、道路の構造や見通し、双方の速度など、様々な要素が過失割合に影響します。

一般的に、自転車と車の事故では、車の運転手に注意義務があるため、車側の過失が大きくなる傾向があります。しかし、あなたの前方不注意という相手側の主張があるため、警察の実況見分や、専門家による事故状況の分析が不可欠です。

過失割合を決定する上で重要なポイントを以下にまとめます。

• 警察の実況見分調書: 事故の状況が詳細に記録されており、過失割合を判断する上で最も重要な資料の一つです。
• ドライブレコーダーの映像: 事故の瞬間を客観的に記録しており、過失割合を判断する上で非常に有効な証拠となります。
• 目撃者の証言: 事故を目撃した人の証言は、事故状況を補完する重要な情報源となります。
• 道路状況: 道路の幅、カーブ、信号の有無など、事故が発生した場所の状況も過失割合に影響します。
• 双方の速度: 事故当時の速度も、過失割合を判断する上で重要な要素です。

これらの情報を総合的に判断し、専門家（弁護士など）に相談することで、より正確な過失割合を算出することができます。

2. 後遺症の慰謝料について

次に、後遺症の慰謝料についてです。今回の事故で、あなたは外傷性くも膜下出血、脳挫傷、腰椎ヘルニア、右耳の感音性難聴などの後遺症を負われました。これらの後遺症は、日常生活や仕事に大きな影響を与える可能性があります。後遺症の慰謝料は、これらの影響を金銭的に補償するためのものです。

後遺症の慰謝料を請求するためには、まず、後遺障害の等級認定を受ける必要があります。後遺障害の等級は、後遺症の程度や内容に応じて、1級から14級まで分類されます。等級が高いほど、慰謝料の金額も高くなります。

後遺障害の等級認定を受けるためには、医師の診断書や検査結果など、必要な書類を揃えて、自賠責保険会社に申請する必要があります。申請手続きは複雑な場合があるため、弁護士に依頼することをおすすめします。

後遺症の慰謝料の金額は、後遺障害の等級だけでなく、年齢、収入、家族構成など、様々な要素によって異なります。一般的には、弁護士基準と呼ばれる基準で計算される慰謝料が、最も高額になる傾向があります。

今回のケースでは、外傷性くも膜下出血によるてんかん発作のリスク、感音性難聴、腰椎ヘルニアなど、複数の後遺症が考えられます。これらの後遺症が、あなたの日常生活や介護福祉士としての仕事に与える影響を考慮し、適切な慰謝料を請求することが重要です。

3. 夜勤ができなくなることによる給料の減額分について

今回の事故により、夜勤ができなくなったことで、収入が減少するという問題が生じています。これは、介護福祉士としてのあなたのキャリアに大きな影響を与える可能性があります。

交通事故による損害賠償では、事故によって生じた収入の減少分も補償の対象となります。具体的には、事故前の収入と事故後の収入の差額を、将来にわたって補償してもらうことができます。これを「逸失利益」といいます。

逸失利益を請求するためには、以下の資料が必要となります。

• 事故前の収入を証明する資料: 源泉徴収票、給与明細など
• 事故後の収入を証明する資料: 給与明細、就労状況報告書など
• 医師の診断書: 夜勤ができなくなった原因が、事故による後遺症であることを証明するもの
• その他: 介護福祉士としての資格や経験、今後のキャリアプランなど

逸失利益の計算は、専門的な知識が必要となるため、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、あなたの収入状況や後遺症の程度などを考慮し、適切な逸失利益を計算し、保険会社との交渉を行います。

今回のケースでは、夜勤ができなくなったことで、収入が減少するだけでなく、キャリアアップの機会を失う可能性もあります。これらの影響も考慮して、適切な逸失利益を請求することが重要です。

4. 退院一時金の5万円について

退院一時金として5万円を支払ったことについて、現時点では、それが適切であったかどうかを判断することは難しいです。なぜなら、保険会社との交渉状況や、今後の治療費の支払いの見通しなどによって、判断が異なるからです。

一般的に、交通事故の治療費は、加害者の加入している自賠責保険や任意保険から支払われます。しかし、保険会社が治療費の支払いを渋る場合や、過失割合が未確定の場合など、様々な理由で、治療費を一時的に自己負担しなければならないことがあります。

今回のケースでは、保険会社が治療費の支払いを渋り、病院との連絡も取れていないという状況です。このような状況下で、退院一時金を支払ったことは、やむを得ない措置であった可能性があります。しかし、今後、保険会社から治療費が支払われることになった場合、この5万円は返金される可能性があります。

退院一時金の支払いについては、以下の点に注意が必要です。

• 保険会社との交渉: 保険会社との交渉を進め、治療費の支払いについて明確な合意を得ることが重要です。
• 領収書の保管: 支払った金額の領収書は必ず保管しておきましょう。
• 弁護士への相談: 弁護士に相談し、今後の治療費の支払いについてアドバイスを受けることをおすすめします。

5. 誰に相談すべきか

今回の事故は、あなたの心身に大きな負担を与えています。一人で抱え込まずに、専門家や信頼できる人に相談することが重要です。

相談すべき相手として、以下の選択肢が考えられます。

• 弁護士: 交通事故に詳しい弁護士は、過失割合の判断、後遺症の慰謝料請求、逸失利益の請求、保険会社との交渉など、様々な問題を解決するためのサポートをしてくれます。
• 医療機関: 治療を受けている医療機関の医師や、リハビリテーション科の専門家は、あなたの後遺症の状況や、今後の治療についてアドバイスをしてくれます。
• 介護保険サービス事業所: 今後の介護保険サービスの利用について相談できます。
• 家族や友人: 精神的な支えとなり、あなたの話を親身に聞いてくれる存在です。

弁護士に相談するメリットは、専門的な知識と経験に基づいたアドバイスを受けられることです。また、保険会社との交渉を代行してもらうことで、精神的な負担を軽減することができます。多くの弁護士事務所では、無料相談を実施していますので、気軽に相談してみることをおすすめします。

交通事故に遭い、様々な問題を抱えているあなたにとって、適切なサポートを受けることは、問題解決への第一歩です。一人で悩まずに、専門家や信頼できる人に相談し、解決に向けて進んでいきましょう。

まとめ

今回の交通事故は、あなたの人生に大きな影響を与えています。後遺症による身体的な負担、収入の減少、保険会社との対応など、多くの困難に直面していることと思います。しかし、適切な情報とサポートを得ることで、これらの問題を解決し、より良い未来を築くことができます。

今回の記事では、過失割合、後遺症の慰謝料、逸失利益、退院一時金、相談先について、具体的なアドバイスを提供しました。これらの情報を参考に、弁護士や専門家への相談を進め、問題解決に向けて積極的に行動してください。

最後に、あなたの今後の回復と、より良い生活を心から願っています。

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