介護と仕事の両立で疲弊…どうすればいい？経験者が語る、心が折れないための具体的な対策

この記事では、介護と仕事の両立に悩み、心身ともに疲弊しているあなたへ、具体的な対策と心の持ち方をお伝えします。 介護と仕事の両立は、多くの人が直面する課題であり、特に精神的な負担が大きいものです。 経験者の声や専門家の意見を参考に、あなた自身の状況に合った解決策を見つけ、少しでも楽になれるようサポートします。

主人の両親の介護で悩んでいます。（長文です）

主人の父親は、肺の病気で現在は住所地にある総合病院に入院しています。
まだ、退院の予定はわかりませんが、いずれは退院する方向です。
また、主人の母親は、自宅（病院からは車で１０分くらい）にいますが、数年前に子宮がんを患って以来、
本人いわく、手術の後遺症で、足の自由がきかないらしく、歩くのもままならない状態です。

私たち家族４人は（私たち夫婦と高校生の子ども２人）は、実家から車で２時間ほどかかる
所に暮らしています。
共稼ぎです。

主人の父親は、やや認知症みたいで、病院でも扱いに困っているみたいです。
たびたび病院からお呼び出しがあり、付添しなければならないこともあります。
退院しても自宅で足の悪い母親と暮らすのは難しい状態で、自分たちで生活できないのに、
介護ヘルパーの利用にも難色を示します。
施設の入所も考えていますが、本人たちにそのつもりも、お金もないようです。

隔日で２時間かけて病院と実家を訪ねて、いろいろとおかずの差し入れをしたり、洗濯物を
引き受けたりしていますが、車の運転に慣れていない私は、毎回疲れてしまいます。
また、数年前、仕事上の人間関係で心が壊れて以来、何種類もの精神安定剤や不眠のため、
睡眠薬を常用しながら働いています。
休日のはずの日曜日も、平日に主人の実家へ行くために仕事を休ませていただいているので、
その分を片づけるために出勤しなければならず、心が休まる時がありません。

特にストレスなのは、母親の方で、病院へは私たちが行くから、行かなくてもいいと言っているのに、
近所の方やタクシーで病院に行っては、「私ばっかりえらい。しんどい。」などと、言ってきます。
私たちが隔日で行っていても、自分もこんな体なのに、がんばっているとでも言いたいのか、
行かなくてもいいと言っても聞きません。
そして、食べるものも、作れないのか、作らないのか、私が差し入れするもの以外は、
いい加減な食生活を送っているようです。
賞味期限も保存方法もお構いなしで、実家へ行くたびに、期限切れの物などを処分
しなければなりません。

そして、とにかく、自分が体調が悪いと言って、いろんな医者にかかりたがり、
その度に主人は呼び出されています。
当日の朝、急に電話をしてきて今日医者にかかりたいから、これから来い！なんて電話もあります。
仕事の都合なんて全くお構いなしです。
でも、結局、本人の言う後遺症は、対処の方法がなく、どの医者にかかっても、薬も処方されません。
それも不満らしく、加齢によるものもあると思うのですが、認めようとしません。

私も仕事は遅れていくし、休まる時間もないしで、疲れてきてしまいました。
主人は一人っ子なので、仕方がないことなのですが、身体的にも、精神的にも限界です。

主人は、いずれはこちらへ引き取るかもとか言っているのですが、とてもじゃないですが、同居なんて
考えられません。
無理だとしか思えません。

こんな状態が続いていて、本当に疲れてしまいました。

どなたか、こうやってがんばったとか、考え方を教えていただけたらと思い、質問させていただきました。

よろしくお願いします。

1. 現状の課題を整理し、具体的な問題点を把握する

まず、あなたの置かれている状況を客観的に整理することから始めましょう。 抱えている問題は多岐にわたりますが、それらを具体的に分解し、優先順位をつけることで、対策が立てやすくなります。

• 時間的制約: 病院への付き添い、実家への訪問、家事、仕事… 2時間かけての実家への往復は、時間的にも体力的にも大きな負担です。
• 精神的負担: 介護と仕事の両立によるストレス、母親からの精神的な負担、自身の健康問題（精神安定剤の服用）など、精神的な負担は非常に大きいものです。
• 経済的負担: 介護にかかる費用、交通費、医療費など、経済的な負担も無視できません。
• 情報不足: 介護保険制度や利用できるサービスについての知識不足も、負担を大きくする要因の一つです。

これらの問題点を整理することで、次にどのような対策を講じるべきかが見えてきます。

2. 介護サービスの活用を検討する

介護サービスを利用することは、あなたの負担を軽減するための有効な手段です。 介護保険制度を利用して、様々なサービスを受けることができます。

• 訪問介護（ホームヘルプサービス）: 身体介護（入浴、食事、排泄の介助）や生活援助（掃除、洗濯、買い物など）を自宅で受けることができます。
• デイサービス（通所介護）: 日中に施設に通い、食事や入浴、レクリエーション、機能訓練などを受けることができます。
• ショートステイ（短期入所生活介護）: 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けることができます。
• 福祉用具のレンタル: 車椅子や介護ベッドなど、介護に必要な福祉用具をレンタルすることができます。
• ケアマネージャーへの相談: 介護保険サービスを利用するためには、ケアマネージャー（介護支援専門員）に相談し、ケアプランを作成してもらう必要があります。 ケアマネージャーは、あなたの状況に合わせて、適切なサービスを提案し、手続きをサポートしてくれます。

ご両親が介護サービスの利用に難色を示している場合でも、まずは情報提供から始めてみましょう。 サービスを利用することで、ご本人の生活の質が向上し、あなた自身の負担も軽減されることを丁寧に説明することが重要です。 地域の包括支援センターや、介護保険サービスを提供する事業者に相談することも有効です。

3. 家族との協力体制を築く

介護は一人で抱え込まず、家族で協力することが大切です。 主人であるあなたのパートナーと、どのように協力体制を築くか、具体的に考えてみましょう。

• 役割分担: 誰が、いつ、何をするのかを明確に決めます。 例えば、病院への付き添いは週に何回、実家への訪問は誰が担当するのか、家事の分担はどうするのかなど、具体的な役割を決めましょう。
• 情報共有: 介護に関する情報を共有し、お互いの状況を把握し合うことが重要です。 連絡ノートを作成したり、定期的に話し合いの場を設けるなど、情報共有の仕組みを作りましょう。
• 親族への相談: 他の親族（兄弟姉妹など）にも状況を説明し、協力を仰ぐことも検討しましょう。 経済的な支援や、精神的なサポートが得られるかもしれません。
• 専門家への相談: 介護に関する専門家（ケアマネージャー、医師、ソーシャルワーカーなど）に相談し、アドバイスを受けることも有効です。

4. 職場との連携とキャリアプランの見直し

仕事と介護の両立は、職場との連携が不可欠です。 会社の制度を利用したり、上司や同僚に相談することで、働き方を調整することができます。

• 会社の制度の活用: 介護休暇、時短勤務、テレワークなど、会社の制度を積極的に活用しましょう。 制度を利用することで、時間的な余裕が生まれ、介護と仕事の両立がしやすくなります。
• 上司・同僚への相談: 介護の状況を上司や同僚に伝え、理解と協力を求めましょう。 困ったことがあれば、遠慮なく相談するようにしましょう。
• キャリアプランの見直し: 介護と仕事の両立が難しい場合は、キャリアプランを見直すことも検討しましょう。 転職や異動など、働き方を変えることで、負担を軽減できる可能性があります。
• 転職エージェントの活用: 介護と仕事の両立を支援する転職エージェントも存在します。 専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った働き方を探すのも良いでしょう。

仕事の遅れや休みの多さで、ご自身のキャリアに不安を感じることもあるかもしれません。 しかし、介護と仕事の両立は、あなたのキャリアを中断させるものではありません。 むしろ、介護を通して得られる経験やスキルは、あなたのキャリアを豊かにする可能性を秘めています。 状況に合わせて、柔軟にキャリアプランを立てていきましょう。

5. 自身の心身の健康を最優先に

介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担がかかります。 自分の健康を最優先に考え、心身のバランスを保つことが重要です。

• 休息時間の確保: 睡眠時間を確保し、心身を休ませる時間を意識的に作りましょう。 疲労が蓄積すると、心身の健康を損なうだけでなく、介護や仕事にも悪影響を及ぼします。
• ストレス解消: ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。 趣味に時間を費やしたり、友人との交流、軽い運動など、気分転換になることを積極的に行いましょう。
• 専門家への相談: 精神的な負担が大きい場合は、専門家（カウンセラー、精神科医など）に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、心の負担を軽減し、精神的な健康を保つことができます。
• 定期的な健康診断: 定期的に健康診断を受け、自身の健康状態を把握しましょう。 早期発見・早期治療は、健康を守る上で非常に重要です。
• 食事と栄養: バランスの取れた食事を心がけ、栄養をしっかりと摂取しましょう。 食事は、心身の健康を維持するための基本です。

「頑張りすぎない」ことも大切です。 完璧主義を手放し、自分の限界を知り、無理のない範囲で介護と仕事に取り組むようにしましょう。

6. 成功事例から学ぶ

多くの人が、介護と仕事の両立という困難な状況を乗り越えています。 経験者の声に耳を傾け、彼らがどのようにして困難を乗り越えたのか、具体的な方法を学びましょう。

• Aさんの場合: Aさんは、母親の介護と仕事の両立に悩んでいました。 彼女は、ケアマネージャーに相談し、訪問介護サービスを導入しました。 また、会社の上司に相談し、時短勤務制度を利用しました。 その結果、仕事と介護の両立ができるようになり、精神的な負担も軽減されました。
• Bさんの場合: Bさんは、父親の介護と仕事の両立に悩んでいました。 彼は、家族会議を開き、役割分担を決めました。 また、週末は家族で交代しながら介護にあたるようにしました。 その結果、家族の協力体制が築かれ、介護の負担が分散されました。
• Cさんの場合: Cさんは、自身の健康問題を抱えながら、介護と仕事の両立をしていました。 彼女は、カウンセリングを受け、心のケアを行いました。 また、趣味に時間を費やし、ストレスを解消しました。 その結果、心身のバランスを保ちながら、介護と仕事に取り組むことができました。

これらの事例から、あなた自身の状況に合ったヒントを見つけ、実践してみましょう。

7. 専門家からのアドバイス

介護と仕事の両立に関する専門家のアドバイスも参考にしましょう。 専門家の視点から、具体的なアドバイスを得ることができます。

• ケアマネージャー: 介護保険サービスに関する相談や、ケアプランの作成をサポートします。 あなたの状況に合わせて、適切なサービスを提案してくれます。
• 社会福祉士: 介護に関する相談や、制度に関する情報提供を行います。 介護に関する様々な問題について、相談することができます。
• 精神科医・カウンセラー: 精神的な負担が大きい場合は、専門家に相談しましょう。 心のケアを行い、精神的な健康を保つことができます。
• ファイナンシャルプランナー: 介護にかかる費用や、将来のお金に関する相談ができます。 経済的な不安を解消することができます。

専門家のアドバイスを受けることで、客観的な視点から問題点を分析し、適切な対策を講じることができます。

8. まとめ：介護と仕事の両立を乗り越えるために

介護と仕事の両立は、困難な道のりですが、必ず乗り越えることができます。 以下のポイントを参考に、あなた自身の状況に合った対策を講じましょう。

• 問題点の整理: 抱えている問題を具体的に把握し、優先順位をつける。
• 介護サービスの活用: 介護保険制度を利用し、様々なサービスを検討する。
• 家族との協力体制: 役割分担を明確にし、情報共有を徹底する。
• 職場との連携: 会社の制度を活用し、上司や同僚に相談する。
• 自身の心身の健康: 休息、ストレス解消、専門家への相談を心がける。
• 成功事例からの学び: 経験者の声に耳を傾け、具体的な方法を参考にする。
• 専門家への相談: ケアマネージャー、医師、カウンセラーなど、専門家のアドバイスを受ける。

あなたの努力が、必ず報われる日が来ます。 焦らず、一つ一つ問題を解決し、自分らしい働き方を見つけてください。 応援しています。

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