夫婦で入所できる施設探し：費用と介護の悩みを解決する

この記事では、介護施設選びで直面する費用、施設の選択肢、そしてご両親の状況に合わせた最適な選択肢を見つけるための具体的なアドバイスを提供します。特に、費用面での不安を抱えながら、ご両親が安心して過ごせる場所を探している方々に向けて、役立つ情報をお届けします。

夫婦で入所できる施設を探しています。

父84歳、要介護1・母78歳、要介護2です。
どちらも、リハビリの経過がよく、次の認定調査では、父、要支援２、母、要介護１に上がるかもしれません。

現在、母が入院中で、3月上旬に退院予定、その後に入所する施設を探しています。
理想ですが、父は、母と二人で暮らしたいと言っています。

（父は現在、私達家族と一緒に暮らしています）

母は要介護2ですから、特養は無理です。
また、父が要支援2になる可能性があることを考えると、老健も省いた方がいいように思います。
（いずれにしろ、老健は、長期入所が難しいので）

現在母が入院している病院のケースワーカーさんに、病院近くの施設について資料請求をしていただいているところですが、私も、独自に各施設への資料請求をしています。
現在、資料請求をしているのは、介護付有料老人ホームです。

本来は、ケアハウスへ入れたらと思っていたのですが、ほとんどの施設が満床で、数年待ちとのことで、現実的ではないと、ケースワーカーさんに言われました。
介護付有料老人ホームでは、比較的空室が多いのか、直接電話やメールが来たり、資料が速達で送られてきたりと、すぐにでも入居して欲しい…ような雰囲気が伝わってきます。

両親に気持ちよく過ごしてもらえる施設を探したいところではありますが、本音で言えば、費用がいちばん気になっています。
二人同時で入所となると、料金は倍になり、両親の年金で支払っていけるかどうか、ギリギリです。
我が家でも、小さい子供がいるので、気軽に費用を肩代わりできるというわけでもありません。

母は脳梗塞で、左半身麻痺、リハビリで改善してきてはいますが、やはり、手助けが必要だろうと思います。
（それでも、入浴以外は、どうにか自分でできるというところまで回復しました）
父は、年齢なりに体力が衰え、杖を使用していますが、家事や、母の介助は、期待できません。

今のところ、二人部屋があり、万が一認知症になったとしても相談に応じてくれ、あとは贅沢な条件ですが、母のために、リハビリを積極的に行ってくれるところ…が、希望です。

私が神奈川県横浜市に在住で、近いところに住みたいという希望もあるので、さらに費用がかかってきそうな状況です。
我が家で父の介護を…というのも、私に持病があるため、無理のようです。

特養から、無届け老人ホーム（？NHKで特集されていました）まで、とにかく種類が多く、判断基準をどこに設けたらいいのか、迷いに迷っています。

どこか、我が家の状況に合うかもしれない介護施設がありましたら、ぜひ、教えて下さい。
施設の具体名ではなく、「ケアハウス」「有料老人ホーム」といった、種類だけでも十分です。
（できるだけ安価な、一人あたり、一ヶ月20万円以下のところがあれば…）

年末までには、退院後の行き先の目処を立てておくということになっています。
現状で住まいの違う二人を同じ施設に入れられるか…？ たいへん混乱しています。

いろいろと融通がきく施設であれば、それなりに費用もかかると思うのですが…。

どなたか、アドバイスをいただきたく、よろしくお願いいたします。

ご両親の介護施設選びは、費用、介護度、そしてご本人の希望など、多くの要素を考慮する必要があり、非常に複雑で大変な決断です。特に、ご夫婦で一緒に過ごせる施設を探している場合、選択肢が限られてくることもあります。この記事では、介護施設の選び方から、費用に関する具体的なアドバイス、そしてご両親の状況に合わせた最適な施設を見つけるためのステップを詳しく解説します。

1. 介護施設の種類の理解：それぞれの特徴と費用相場

介護施設には様々な種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。ご両親の状況に合わせて、最適な施設を選ぶためには、各施設の特徴を理解することが重要です。

• 特別養護老人ホーム（特養）

  要介護3以上の方が対象。食事、入浴、排泄などの介護サービスを提供。費用は比較的安価ですが、入居待機期間が長い傾向があります。

  費用相場: 月額10万円～20万円程度

• 介護老人保健施設（老健）

  病状が安定し、在宅復帰を目指す方が利用。リハビリテーションに重点を置いています。入所期間は原則として3ヶ月～6ヶ月。

  費用相場: 月額10万円～20万円程度

• 介護付有料老人ホーム

  食事、入浴、排泄などの介護サービスに加え、生活支援サービスを提供。24時間体制で介護を受けられます。費用は高めですが、サービス内容が充実しています。

  費用相場: 月額25万円～40万円以上（初期費用も必要）

• 住宅型有料老人ホーム

  生活支援サービスが中心で、介護が必要な場合は外部の訪問介護サービスを利用。比較的自由度が高く、費用も介護付よりは抑えられます。

  費用相場: 月額15万円～30万円程度（介護サービス利用料は別途）

• グループホーム

  認知症の方が少人数で共同生活を送る施設。認知症ケアに特化しており、家庭的な雰囲気の中で生活できます。

  費用相場: 月額15万円～30万円程度

• サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）

  安否確認や生活相談などのサービスを提供。介護が必要な場合は、外部の訪問介護サービスを利用します。比較的自由度が高く、自立した高齢者向け。

  費用相場: 月額15万円～30万円程度（介護サービス利用料は別途）

• ケアハウス

  食事や生活支援サービスを提供。自立した生活を送れる方が対象ですが、介護が必要になった場合は、外部の訪問介護サービスを利用します。費用は比較的安価。

  費用相場: 月額10万円～20万円程度

ご両親の現在の状況（要介護度、リハビリの状況、費用面での制約）を考慮すると、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、またはサービス付き高齢者向け住宅が選択肢として考えられます。特に、二人部屋がある施設を探している場合、これらの施設が候補となる可能性が高いです。

2. 費用に関する具体的なアドバイス

介護施設の費用は、入居一時金、月額利用料、介護保険自己負担額、その他費用（医療費、おむつ代など）で構成されます。費用を抑えるためには、以下の点を考慮しましょう。

• 施設の費用体系を比較検討する

  同じ種類の施設でも、費用体系は異なります。入居一時金、月額利用料の内訳、サービス内容などを比較し、ご両親の年金で支払える範囲内であるかを確認しましょう。

• 減免制度や補助金制度の活用

  低所得者を対象とした減免制度や、自治体によっては、介護保険サービス利用料の補助制度があります。お住まいの地域の制度を調べて、活用できるものがないか確認しましょう。

• 夫婦割引の有無を確認する

  一部の施設では、夫婦で入居する場合に、月額利用料が割引になる制度を設けています。入居を検討している施設に、夫婦割引があるか確認してみましょう。

• 初期費用を抑える

  介護付有料老人ホームなど、初期費用が高額な施設もあります。初期費用を分割払いできる施設や、初期費用が0円の施設もありますので、検討してみましょう。

• 生活費の見直し

  食費や日用品費など、施設での生活費は、ご両親の年金から支払われることになります。無駄な出費がないか、ご両親と話し合い、生活費を見直しましょう。

3. 施設選びのステップ

ご両親に合った施設を選ぶためには、以下のステップで進めましょう。

1. 情報収集

   インターネット、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどを通じて、施設の情報を収集します。パンフレットやウェブサイトだけでなく、実際に施設を見学し、雰囲気やサービス内容を確認することが重要です。

2. 優先順位の決定

   ご両親の希望（二人部屋、リハビリの充実など）、費用、立地条件など、優先順位を決めます。優先順位を決めることで、施設選びの軸が明確になります。

3. 施設の比較検討

   複数の施設を比較検討し、費用、サービス内容、設備、スタッフの対応などを比較します。比較検討する際には、ご両親の希望と優先順位を考慮しましょう。

4. 見学と体験入居

   気になる施設があれば、見学に行き、施設の雰囲気やサービス内容を実際に確認しましょう。可能であれば、体験入居をして、ご両親が快適に過ごせるかを確認しましょう。

5. 契約と入居

   最終的に入居する施設を決定したら、契約内容をよく確認し、入居手続きを行います。入居後も、定期的に施設を訪問し、ご両親の様子を確認しましょう。

4. 横浜市で利用できる施設と情報源

横浜市には、様々な種類の介護施設があります。ご両親の状況に合わせて、最適な施設を探すために、以下の情報源を活用しましょう。

• 横浜市ウェブサイト

  横浜市のウェブサイトでは、介護保険サービスに関する情報や、施設検索、相談窓口の情報が提供されています。

• 地域包括支援センター

  お住まいの地域の地域包括支援センターでは、介護に関する相談や、施設の紹介、ケアプランの作成など、様々なサポートを受けることができます。

• ケアマネジャー

  ケアマネジャーは、介護保険に関する専門家です。ご両親の状況に合わせて、最適な施設を紹介し、入居までの手続きをサポートしてくれます。

• 介護施設検索サイト

  インターネット上には、介護施設を検索できるサイトが多数あります。施設の詳細情報や、口コミ、料金などを比較検討できます。

5. 夫婦での入居を成功させるためのポイント

夫婦で同じ施設に入居する場合、それぞれの希望や生活スタイルが異なるため、いくつかの注意点があります。以下のポイントを参考に、円満な入居を目指しましょう。

• 事前の話し合い

  入居前に、ご両親とじっくり話し合い、それぞれの希望や不安を共有しましょう。二人で一緒に過ごしたい時間、プライベートな時間、介護サービスの希望などを話し合っておくことが大切です。

• 施設の選択

  二人部屋がある施設だけでなく、個室も用意されている施設も検討しましょう。それぞれのプライベートな空間を確保することで、ストレスを軽減できます。

• 施設のサポート

  施設には、夫婦間のコミュニケーションをサポートするサービスや、イベントが用意されている場合があります。積極的に参加し、他の入居者との交流を深めましょう。

• 定期的な面談

  施設との定期的な面談を通じて、ご両親の状況や、施設での生活について情報交換しましょう。何か問題があれば、早めに相談し、解決策を見つけましょう。

• 家族のサポート

  ご両親だけでなく、家族も協力して、二人をサポートしましょう。定期的に施設を訪問し、ご両親の様子を確認したり、一緒に外出したりすることで、心のケアも大切です。

ご両親が安心して、そして快適に過ごせる施設を見つけるためには、情報収集、比較検討、そして事前の準備が不可欠です。焦らず、じっくりと時間をかけて、最適な施設を見つけましょう。

今回のケースでは、ご両親の状況と費用面での制約を考慮すると、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、またはサービス付き高齢者向け住宅が選択肢として考えられます。これらの施設の中から、二人部屋があり、リハビリのサポートが充実している施設を探すことが重要です。また、横浜市には、様々な介護施設がありますので、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、情報収集を進めましょう。

6. まとめ：最適な施設選びのために

介護施設の選択は、ご両親の生活の質を大きく左右する重要な決断です。費用、介護度、そしてご本人の希望を考慮し、最適な施設を見つけるために、以下の点を意識しましょう。

• 情報収集を徹底する

  インターネット、地域包括支援センター、ケアマネジャーなどを通じて、施設の情報を収集し、比較検討しましょう。

• ご両親とのコミュニケーションを大切にする

  ご両親の希望や不安を理解し、一緒に施設選びを進めましょう。

• 専門家のアドバイスを求める

  ケアマネジャーや、その他の専門家のアドバイスを参考に、最適な施設を選びましょう。

• 焦らず、じっくりと検討する

  施設選びは時間がかかることもあります。焦らず、じっくりと検討し、ご両親にとって最良の選択をしましょう。

この記事が、ご両親に最適な介護施設を見つけるための一助となれば幸いです。ご両親が安心して、そして笑顔で過ごせる日々を願っています。

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