生活保護申請の疑問を解決！80歳のお母様を支えるための完全ガイド

この記事では、80歳のお母様の生活保護申請に関する疑問にお答えします。年金収入のみで生活されているお母様が、認知症を患い、金銭管理も難しい状況とのこと。貯蓄も底をつき、今後の生活に不安を感じているご家族の方々に向けて、生活保護申請の具体的な手続き、受給の可能性、そしてお金がない場合の医療費の問題について、専門家の視点から分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、生活保護申請に関する不安を解消し、お母様の生活を支えるための具体的な行動を起こせるようになります。申請方法、受給の可能性、医療費の問題など、気になる疑問を一つずつ解決していきましょう。

生活保護申請について質問させてください。

80歳の母が一人暮らしをしています。収入は年金が月に7万ちょっと、それだけです。

住まいは親類の持ち家に住んでいます。

貯金は現在30万くらい。

車、不動産、貴金属、有価証券、生命保険、お金になるものはパソコンすらありません。

先日要支援2の認定を受けました。

一人で暮らしてはいますが、認知症で物忘れが酷くお金の管理はできなくなりました。

今は近所に住んでいる娘が通帳を預かり必要な分だけ手渡ししています。

何の贅沢もしてません。

強いていえば、火事が怖いので火を使わせないので、電気代が普通より高いぐらい。

なくても生きていけるものは新聞ぐらいです。

電気 冬 18000 夏 10000

ガス 6000

水道 3000

新聞 3000

電話 4000

NHK 2200

医療費 10000

デイサービス 10000

火災保険 3000

食費を入れないで5〜6万円

家賃も本当は払わなけらばならないのですが今は払えていません。

もう30万の貯金も半年くらいでなくなります。

携帯は娘が払って持たせています。

手助けの必要なことは近くに住む娘がしています。

子供は三人いますが、皆子供が大学や専門学校で、教育費と住宅ローンでやっとです。

奨学金を借りてやっと大学に通わせています。

母の生活の援助は、お金以外ではできるだけの事はしていますが、現実問題金銭援助はできません。

これで入院したりしたらどうなるのか…

長くなりましたが、生活保護申請をしようと思っています。本人もそれは理解し納得していますが、難しい書類を書くことができません。

質問1.

別居の娘が申請をすることはダメなんですよね？

本人の申請で娘が申請書類を書く事は可能ですか？

申請は本人に付き添っていきます。

質問2.

この状態で受給できる可能性はあるでしょうか？

質問3.

お金のない高齢者が入院して病院にお金を払えない場合ってどうなるんですか？

よろしくお願いします。

生活保護申請の基本と手続き

生活保護は、経済的に困窮している人々に対して、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための制度です。今回のケースのように、年金収入だけでは生活費が賄えず、貯蓄も底をつきかけている高齢者の方にとっては、生活の安定を図るための重要な選択肢となります。

1. 申請の主体と代理申請について

生活保護の申請は、原則として本人（この場合はお母様）が行う必要があります。しかし、ご本人が高齢や病気などで申請手続きを行うことが難しい場合、親族が申請を代行することは可能です。

• 申請者：原則として本人
• 代理申請：本人の委任状があれば、親族（娘さんなど）が申請書類の作成や提出を代行できます。
• 申請時の同行：申請には、原則として本人が同行する必要があります。これは、本人の状況をケースワーカーが直接確認するためです。

今回のケースでは、お母様が認知症で書類作成が難しいとのことですので、娘さんが申請書類の作成を代行し、申請に同行することで手続きを進めることができます。事前に、お住まいの地域の福祉事務所に相談し、必要な書類や手続きについて確認しておきましょう。

2. 申請に必要な書類と準備

生活保護の申請には、様々な書類が必要となります。事前に準備しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。

• 申請書：福祉事務所で配布されます。
• 収入を証明する書類：年金証書、給与明細など。
• 資産を証明する書類：預貯金通帳、不動産の権利証など。
• その他の書類：医療費の領収書、家賃の支払い証明など、個々の状況に応じて必要な書類が異なります。

これらの書類を揃えるにあたって、娘さんはお母様の状況を把握し、必要な情報を整理する必要があります。また、親族の収入や資産についても、申告が必要となる場合があります。これは、生活保護の決定において、親族からの援助が可能かどうかを判断するためです。

生活保護受給の可能性と判断基準

生活保護の受給可否は、様々な要素を総合的に判断して決定されます。主な判断基準は以下の通りです。

1. 収入と支出の比較

生活保護の受給には、まず収入が最低生活費を下回っている必要があります。最低生活費は、地域や家族構成によって異なります。今回のケースでは、年金収入が月7万円程度であり、支出が食費を含めると5〜6万円を超えているため、収入だけでは生活費を賄えていない状況です。

最低生活費については、お住まいの地域の福祉事務所で確認できます。福祉事務所のケースワーカーが、個々の状況に合わせて詳細な計算を行います。

2. 資産の状況

生活保護の申請にあたっては、資産の状況も重要な判断材料となります。原則として、活用できる資産（預貯金、不動産、車など）は、生活のために活用することが求められます。しかし、今回のケースでは、貯蓄が30万円程度であり、その他の資産はほとんどない状況です。貯蓄も半年程度で底をつく見込みであり、生活保護の受給が認められる可能性は高いと考えられます。

3. 親族からの援助の可能性

生活保護の決定においては、親族からの援助の可能性も考慮されます。しかし、今回のケースでは、お子さんたちが経済的に余裕がなく、金銭的な援助が難しい状況です。この点も、生活保護の受給を判断する上で考慮されるでしょう。

上記の要素を総合的に判断した結果、今回のケースでは、生活保護を受給できる可能性は高いと考えられます。ただし、最終的な判断は、福祉事務所のケースワーカーが行います。申請前に、福祉事務所に相談し、詳細な状況を説明することが重要です。

医療費の問題と対応策

高齢者の場合、医療費は大きな負担となることがあります。生活保護を受給している場合は、医療費の負担が軽減される制度があります。

1. 医療扶助制度

生活保護受給者は、医療扶助制度を利用することができます。医療扶助は、医療費の自己負担を原則としてなくす制度です。これにより、安心して医療を受けることができます。

• 自己負担：原則無料
• 対象となる医療：診察、治療、入院、薬代など、必要な医療全般
• 手続き：医療機関を受診する際に、生活保護受給者であることを伝えます。医療券が発行され、医療費は公費負担となります。

2. 医療費の未払いと対応

もし、生活保護申請前に医療費を支払えなかった場合でも、諦めずに福祉事務所に相談してください。

• 医療費の立て替え：福祉事務所が医療費を立て替える場合があります。
• 医療機関との交渉：福祉事務所が医療機関と交渉し、支払いの猶予や分割払いを検討する場合があります。

重要なのは、問題を一人で抱え込まず、福祉事務所に相談することです。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。

生活保護申請後の生活

生活保護の申請が認められた場合、様々な支援を受けることができます。しかし、生活保護受給中は、いくつかの注意点があります。

1. 生活費の管理

生活保護費は、原則として、生活に必要な費用として支給されます。食費、住居費、光熱費、医療費などが含まれます。生活費の使い道は、ケースワーカーとの面談で報告し、適切な管理を行う必要があります。

2. 就労支援

生活保護受給者は、就労支援を受けることができます。就労支援は、自立を支援するための重要な取り組みです。就労支援を受けることで、収入を増やし、生活保護からの脱却を目指すことができます。

3. 定期的な面談

生活保護受給中は、定期的にケースワーカーとの面談があります。面談では、生活状況や健康状態、今後の目標などについて話し合います。ケースワーカーは、生活上の困りごとや悩みについて相談に乗ってくれます。

生活保護は、一時的な支援であり、最終的には自立を目指すことが重要です。就労支援やその他の支援を活用し、自立に向けた努力を続けることが大切です。

その他、役立つ情報

1. 弁護士への相談

生活保護申請に関する手続きや、権利について疑問がある場合は、弁護士に相談することもできます。弁護士は、法的なアドバイスを提供し、申請手続きをサポートしてくれます。

2. 地域包括支援センターの活用

地域包括支援センターは、高齢者の生活を総合的に支援する機関です。介護保険サービスや、その他の福祉サービスに関する相談ができます。生活保護申請に関する相談も可能です。

3. 専門家への相談を検討しましょう

生活保護申請は、複雑な手続きを伴う場合があります。専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに手続きを進めることができます。社会福祉士や、行政書士などの専門家は、生活保護に関する知識や経験が豊富であり、あなたの状況に合わせたアドバイスを提供してくれます。

まとめ

今回のケースでは、80歳のお母様の生活保護申請について、様々な疑問にお答えしました。生活保護申請は、経済的に困窮している高齢者の生活を支えるための重要な制度です。申請手続き、受給の可能性、医療費の問題など、様々な課題がありますが、適切な対応策を講じることで、安心して生活を送ることができます。

今回の記事が、お母様の生活を支えるための一助となれば幸いです。ご不明な点があれば、お住まいの地域の福祉事務所や、専門家にご相談ください。

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