遠距離家族の絆を深める！結婚後初顔合わせを実現するための手紙の書き方とマナー

コロナ禍直前に娘が結婚したのですが娘婿の転勤で神奈川県に行ってしまい相手の両親と顔合わせすらしていません。(私と相手の両親は九州)コロナ禍になり一度電話で話してウェディングフォト撮影と食事会しましょうってなったのですがそれから一向に話が進みません。私と相手の母親が介護職というのもあったのですが… そうこうしてるうちに何日か前に娘から連絡があり九州に転勤になったとの事。けれど娘婿は昇級試験を受けてるから受かればすぐまた飛ばされるとの事で九州にいるうちに撮影と食事会をしたいと思ってます。相手方の両親に失礼のないように伝えたいのですが手紙に何と書けばいいかわかりません… 主人は普通は相手方から言ってくるんだと怒ってました。言わない方がいいのか…けどこのチャンスを逃したら有耶無耶になってしまいそうで。どなたか知恵をお貸し下さい。

この記事では、遠距離でなかなか会えないご家族の状況を踏まえ、結婚後初めての顔合わせを実現するための手紙の書き方と、円滑なコミュニケーションのための具体的なアドバイスを、転職コンサルタントの視点からご紹介します。特に、介護職というご自身の状況や、相手のご家族への配慮、そしてご主人との意見の相違といった複雑な状況下での、効果的なコミュニケーション戦略について深く掘り下げていきます。

1. 状況整理と目標設定：あなたとご家族の「幸せ」を最優先する

まず、現状を整理しましょう。あなたは、娘さん夫婦と、そして相手のご両親との関係を良好に築きたいと考えています。コロナ禍という特殊な状況下での遠距離、介護職という多忙な仕事、そしてご主人との意見の相違など、多くの課題を抱えています。しかし、これらの課題は、あなたとご家族の幸せを阻む壁ではなく、乗り越えるべき課題です。

目標は明確です。「娘さん夫婦と相手のご両親との間で、温かく、そして気持ちの良い顔合わせを実現する」こと。そのためには、手紙を通して、あなたの誠実な気持ちと具体的な行動計画を丁寧に伝えることが重要です。

2. 手紙の構成：誠意と具体的な提案で心を動かす

手紙は、以下の構成で書き進めていきましょう。

• 冒頭：相手のご両親への感謝と近況報告から始めましょう。「この度は〇〇（娘さんの名前）と〇〇（娘婿さんの名前）の結婚に際し、誠にありがとうございました。お元気でお過ごしでしょうか。」といった、丁寧な言葉遣いを心がけてください。その後、娘さんの転勤と、顔合わせの機会を持ちたいという希望を伝えましょう。
• 本論：コロナ禍でなかなか会えなかったことへの謝罪と、その間の状況説明を簡潔に行いましょう。「コロナ禍の影響で、なかなかお会いすることができず、大変申し訳ございませんでした。〇〇（娘さんの名前）と〇〇（娘婿さんの名前）も、お会いしたいと願っており…」といった具合です。そして、具体的な提案を提示します。「この機会に、九州でウェディングフォト撮影と食事会をさせて頂きたいと考えております。日程につきましては、ご都合の良い日をいくつか候補として提示し、調整させて頂ければ幸いです。」と、具体的な日付や場所、プランを提示することで、相手のご両親の負担を軽減し、前向きな検討を促します。
• 配慮：相手のご両親が介護職であることを踏まえ、「お忙しい中、大変恐縮ではございますが…」といった言葉で配慮を示しましょう。また、娘婿さんの昇進試験についても触れ、「もし試験の結果次第で、すぐに転勤となる可能性もあるとのことですが、この機会を逃すと、次の機会がいつになるか分からず…」と、現状を丁寧に説明することで、相手のご理解を得やすくなります。
• 結び：改めて感謝の気持ちを伝え、今後の良好な関係を築きたいという意思を表明しましょう。「ご多忙の中、恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。」といった言葉で締めくくりましょう。

3. 手紙の言葉遣い：丁寧さと誠実さを重視する

手紙の言葉遣いは、丁寧さと誠実さを重視しましょう。敬語を適切に使い、感情的な表現は避け、事実を正確に伝えましょう。例えば、「申し訳ございませんでした」や「よろしくお願い申し上げます」といった言葉は、相手への配慮を示す上で非常に効果的です。

4. ご主人との意見の調整：共感と理解を深める

ご主人との意見の相違については、まずご主人の意見を丁寧に聞き、共感するところから始めましょう。ご主人の「普通は相手方から言ってくるものだ」という意見は、マナーや常識に基づいたものであり、理解できる部分もあります。しかし、現状は「普通」とは異なる状況です。

そこで、あなたの気持ち、そして娘さん夫婦の気持ち、相手のご両親の立場などを丁寧に説明し、理解を求めましょう。そして、手紙の内容を共有し、一緒に修正することで、ご主人との合意形成を図りましょう。

5. 具体的な例文

以下に、手紙の例文を提示します。もちろん、ご自身の状況に合わせて適宜修正してください。

拝啓

〇〇様

この度は、〇〇（娘さんの名前）と〇〇（娘婿さんの名前）の結婚に際し、誠にありがとうございました。お元気でお過ごしでしょうか。

コロナ禍の影響で、なかなかお会いすることができず、大変申し訳ございませんでした。〇〇と〇〇も、お会いしたいと願っており、この度、〇〇（娘婿さんの名前）が九州に転勤することになりました。しかし、昇進試験の結果次第では、すぐに転勤となる可能性もあるとのことです。この機会を逃すと、次の機会がいつになるか分からず、大変心苦しい状況です。

そこで、この機会に、九州でウェディングフォト撮影と食事会をさせて頂きたいと考えております。日程につきましては、10月28日、29日、30日のいずれかの週末を候補として考えております。ご都合の良い日をいくつか候補として提示し、調整させて頂ければ幸いです。

お忙しい中、大変恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

6. 専門家への相談：よりパーソナルなサポート

手紙の作成や、ご主人との話し合い、そして相手のご両親とのコミュニケーションに不安がある場合は、専門家のサポートを受けることを検討しましょう。

7. まとめ：行動を起こすことで未来は変わる

手紙を書くことは、単なる連絡手段ではありません。あなたの誠意と愛情を伝える、大切なコミュニケーションツールです。この記事で紹介したアドバイスを参考に、心を込めて手紙を作成し、相手のご両親に送ってみてください。そして、勇気を持って行動を起こすことで、あなたとご家族の未来はきっとより良いものになるでしょう。 相手のご両親との良好な関係構築は、娘さん夫婦の幸せにも繋がる大切な一歩です。