「うちの祖母、一体何者？」理解不能な言動をする高齢者との上手な向き合い方

この記事では、理解を超えた言動をする高齢者とのコミュニケーションに悩むあなたに向けて、具体的な対処法と心の持ち方をお伝えします。特に、ご家族の介護や日々の生活の中で、高齢者の言動に困惑し、どのように対応すれば良いのか悩んでいる方々へ、具体的なアドバイスを提供します。高齢者の心理的背景を理解し、より穏やかな関係を築くためのヒントを見つけましょう。

我が家の祖母の事で相談なんですが・・・祖母は現在８８歳なんですが・・・とにかくわがままなんです。家族が何か言うと・・・

「私は公家で皇室出身だ お前らとは違うから気軽に話しかけるな」

とか

「私は老人ホームになんて入らない 私は高貴な身分なんだ 私を老人ホームに入れたければ総理大臣や 宮内庁長官や役人を呼んで来い 介護は内閣府や宮内庁の長官や役人がするなら介護をうけてもいい」

とか

「戦時中は祖国の為に１人で戦ってアメリカ軍や中国軍を全て全滅させた」

とか

「私は誰からも勉強を教わらないで 東京大学・東京大学院卒業してその後ハーバード大学へ留学して 大蔵省の事務次官や内閣官房長官や防衛庁長官や 金融庁長官をやっていたんだ 命令するな」

とか

「政治家をやる前は大学病院の理事長や開業医や 弁護士・一級建築士・パイロット・公認会計士をやってたんだ お前らとできがちがう」

とか

「貯金が５０兆以上ある 山の中にも６０億埋めて隠してあるし 全国各地に莫大な土地を持っている 自家用専用機や自家用専用列車もあるけど お前達には残さない」

とか

言いたい放題いっているんです・・・うちの祖母とどのように接して付き合っていけばいいんでしょうか？嘘でしょ？と思うかもしれませんが本当にこのような 怒りながら このような発言をして 家族の言うこと聞いてくれません。

すいませんが 回答よろしくお願いします補足回答していただいた皆さんありがとうございます 身内や高齢者の悪口は言いたくありませんが 近くにいると本当にハァ？いかれたのか？ と思ってしまったりしてイライラします 適当にあしらうのが一番なんでしょうかね 市や事業者さん の 方とは介護の 手続きをしている最中です。

ここまでわがままで 意味不明な事を怒鳴って 家族にあたる高齢者って こう長生きされるのも考えもんですよね

高齢者の言動の背景にあるもの

ご相談ありがとうございます。ご家族の介護、本当にお疲れ様です。おばあ様の言動に困惑し、イライラしてしまうのは当然のことです。まずは、そのお気持ちを理解することが大切です。高齢者の言動には、様々な背景が考えられます。以下に、主な要因をいくつかご紹介します。

• 認知機能の低下: 認知症やその他の認知機能の低下により、現実と空想の区別がつかなくなることがあります。記憶違いや誇張も、この影響で起こることがあります。
• 自己肯定感の維持: 高齢になると、身体機能の衰えや社会的な役割の変化により、自己肯定感が低下しやすくなります。過去の栄光を語ったり、特別な存在であるかのように振る舞うことで、自己肯定感を保とうとすることがあります。
• 不安や恐怖: 老いや病気、将来への不安などから、攻撃的な言動やわがままな態度をとることがあります。特に、介護施設への入居や、自分の生活が変わることへの抵抗感から、強い拒否反応を示すことがあります。
• 過去の経験: 戦争体験や、厳しい時代を生き抜いた経験から、独特の価値観や考え方を持つことがあります。彼らにとっては当たり前のことでも、現代の価値観とは異なる場合があり、それが誤解を生むこともあります。

おばあ様の発言は、これらの要因が複雑に絡み合って現れている可能性があります。彼女の言動を「わがまま」と一言で片付けるのではなく、その背景にあるものを理解しようとすることが、より良い関係を築く第一歩となります。

具体的な対応策：コミュニケーションのコツ

おばあ様とのコミュニケーションを円滑にするための具体的な方法をいくつかご紹介します。

• 共感と傾聴: 彼女の話を頭ごなしに否定せず、まずは「そうだったんですね」「大変でしたね」など、共感の言葉をかけて、話をじっくりと聞いてあげましょう。話の真偽を問うのではなく、彼女の気持ちに寄り添うことが大切です。
• 肯定的な言葉遣い: 否定的な言葉遣いは避け、「すごいですね」「さすがですね」など、肯定的な言葉で褒めるようにしましょう。彼女の自尊心をくすぐることで、関係が良好になることがあります。
• 現実的な範囲での対応: 彼女の要求が現実的でない場合でも、すぐに否定するのではなく、「それは難しいけれど、〇〇ならできますよ」など、代替案を提案するなど、柔軟に対応しましょう。
• 話題の転換: 同じ話題が繰り返される場合は、別の話題に意識を向けさせましょう。例えば、彼女の好きな食べ物や、昔の思い出話など、楽しい話題で会話を盛り上げましょう。
• 専門家の意見: 認知症の疑いがある場合は、専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。また、介護に関する悩みは、ケアマネージャーやソーシャルワーカーに相談し、具体的なアドバイスをもらいましょう。

心の持ち方：イライラを乗り越えるために

高齢者とのコミュニケーションは、時に非常に難しく、イライラしてしまうことも少なくありません。しかし、イライラしたままでは、良い関係を築くことはできません。以下に、イライラを乗り越えるための心の持ち方をご紹介します。

• 距離を置く: 物理的な距離だけでなく、感情的な距離も大切です。どうしてもイライラしてしまう場合は、一時的に距離を置き、冷静になる時間を取りましょう。
• 自分の感情を認識する: なぜイライラするのか、自分の感情を客観的に見つめましょう。原因を理解することで、対処法が見えてくることがあります。
• 完璧を求めない: すべてを完璧にこなそうとせず、できる範囲で対応しましょう。無理をせず、自分の心と体の健康を優先することが大切です。
• 感謝の気持ちを持つ: 高齢者との関わりは、大変なことも多いですが、同時に貴重な経験でもあります。感謝の気持ちを持つことで、心の余裕が生まれます。
• 相談する: 家族や友人、専門家に相談し、悩みを共有しましょう。一人で抱え込まず、周りの人に頼ることも大切です。

具体的な事例と解決策

以下に、よくあるケーススタディと、それに対する具体的な解決策をご紹介します。

• ケース1：「私は皇室出身だ」と主張し、介護を拒否する場合
• 解決策： 彼女の言葉を否定せず、「すごいですね。昔は大変だったでしょう」などと共感を示しつつ、介護の必要性を説明します。例えば、「皇室の方も、健康のためには適切なケアが必要ですよね」など、彼女の自尊心を傷つけないように、穏やかに説得します。
• ケース2： 過去の武勇伝を繰り返し話す場合
• 解決策： 話を遮らず、最後まで聞きましょう。そして、「すごいですね！」「さすがですね！」などと、肯定的な言葉で褒めましょう。話が終わった後で、「〇〇さんのような方がいたから、今の日本があるんですね」などと感謝の気持ちを伝えると、彼女は満足感を得られます。
• ケース3： 介護施設への入居を拒否する場合
• 解決策： なぜ施設に入りたくないのか、彼女の不安や恐れを理解しようと努めましょう。施設のメリットを説明するだけでなく、「寂しい気持ちはよく分かります」など、共感の言葉を伝えましょう。可能であれば、施設の見学に一緒に行き、他の入居者との交流を通じて、施設の雰囲気を体験してもらうのも良いでしょう。

専門家からのアドバイス

高齢者の心理に詳しい専門家からのアドバイスも参考にしてみましょう。

• 精神科医： 高齢者の精神状態を評価し、必要に応じて薬物療法やカウンセリングを行います。認知症の診断や治療も行います。
• 臨床心理士： 高齢者の心理的な問題に対して、カウンセリングや心理療法を行います。ご家族の相談にも応じ、適切なアドバイスを提供します。
• ケアマネージャー： 介護に関する相談に応じ、適切なケアプランを作成します。介護保険の利用手続きや、介護サービスの紹介も行います。
• ソーシャルワーカー： 高齢者やその家族が抱える様々な問題に対して、相談援助を行います。経済的な問題や、社会資源の活用など、幅広いサポートを提供します。

専門家のアドバイスを受けることで、より客観的な視点から問題を見つめ、適切な解決策を見つけることができます。一人で悩まず、積極的に専門家を活用しましょう。

まとめ：より良い関係を築くために

高齢者とのコミュニケーションは、根気と理解が必要です。彼らの言動の背景にあるものを理解し、共感と傾聴を心がけることで、より良い関係を築くことができます。イライラしてしまう時は、距離を置き、自分の感情を認識し、専門家のアドバイスを求めることも大切です。おばあ様の人生を尊重し、穏やかな日々を過ごせるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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