コロナクラスター発生！介護職の夜勤専従が抱える不安と具体的な対策

先日から私が勤めている特養老人ホームでコロナ感染のクラスターが起きました。 利用者様のコロナ発症、クラスターが起きたのは初めてのことで、介護職、看護師等の職員も次々に感染しています。 施設では、私は夜勤専従をしており、勤務時間が18時間程あるのですが、クラスターが起きているフロアで務めなければなりません。 また、従来型の施設であり、クラスターが起きているフロアに利用者様30人程が居て、そのうち9割が感染しているような状態で、フロア全体がレッドゾーンみたいなものです… コロナ感染者の対応をしたことがある方、医療従事者の方、対策や対応の仕方を教えて頂きたいと思い、投稿しました。 基本的な事は調べて分かっても、不安で不安で仕方ありません。 持病を持った家族もいるので、なるべくコロナに感染したくなくて…本当に怖いです。 今までに対策を勉強してなかった私もどうかと思います。 誰か教えていただけると、助かります(；；)

この質問は、特養老人ホームで発生したコロナクラスターの中、夜勤専従の介護職員として働く相談者さんの切実な不安を表しています。18時間にも及ぶ長時間労働、感染リスクの高い環境、そして家族への感染への恐怖…想像を絶する状況です。この記事では、相談者さんのような介護職の方、特に夜勤専従でコロナクラスター発生施設で働く方の不安を解消し、具体的な対策を提示することで、少しでも安心して業務に取り組めるようサポートします。 「感染リスクの軽減」「メンタルヘルスの維持」「職場環境の改善」という3つの柱に基づき、具体的な対策と、専門家としてのアドバイスをQ&A形式でお届けします。

1. 感染リスクの軽減：PPEの徹底と行動管理

具体的にどのようなPPE（個人防護具）を着用すれば良いのでしょうか？また、感染リスクを下げるための行動で、他に気を付けることはありますか？

まず、PPEの適切な着用は必須です。N95マスクやサージカルマスクに加え、ガウン、グローブ、フェイスシールドを着用しましょう。特に、感染者への直接介護を行う際には、これらのPPEを確実に着用し、脱着手順も正しく行うことが重要です。 PPEの着脱手順は、施設で定められたマニュアルを厳守し、万が一手順に不備がある場合は、上司や感染管理担当者に確認しましょう。 また、PPEの着用だけでなく、行動管理も重要です。患者さんとの距離を保ち、会話の際には飛沫感染を防ぐためにマスクを着用し、こまめな手洗い・手指消毒を徹底しましょう。 作業前後、トイレ使用後、食事前後の手指消毒は、最低でも1分間行うことを心がけてください。 さらに、休憩時間や業務終了後には、速やかに着替えて帰宅することが大切です。帰宅後は、手洗い・うがい・着替えを行い、家族と接触する前に、再度手指消毒を行うことをお勧めします。

2. メンタルヘルスの維持：不安やストレスへの対処法

毎日、感染の不安と長時間労働で心身ともに疲弊しています。どのようにメンタルヘルスを維持すれば良いのでしょうか？

18時間にも及ぶ夜勤は、心身に大きな負担がかかります。感染の不安に加え、長時間労働による疲労は、メンタルヘルスの悪化に繋がります。まずは、自分の感情を否定せず、受け入れることが大切です。不安や恐怖を感じるのは当然のことです。その感情を認め、周囲に相談することも有効です。職場の上司や同僚、家族、友人などに相談することで、気持ちが楽になることもあります。 一人で抱え込まず、相談できる相手を見つけることをお勧めします。 また、ストレス軽減のための具体的な方法として、以下のことを実践してみましょう。

• 十分な睡眠時間を確保する
• バランスの良い食事をとる
• 適度な運動をする
• 趣味や好きなことをする時間を作る
• リラックスできる音楽を聴く
• 深呼吸や瞑想を行う

もし、これらの方法でも不安やストレスが軽減しない場合は、専門機関への相談も検討しましょう。産業医やメンタルヘルス相談窓口などを利用することで、適切なサポートを受けることができます。

3. 職場環境の改善：施設側の対応と働き方改革

施設側には、どのような改善を求めるべきでしょうか？また、私自身も何かできることはありますか？

施設側には、より安全な職場環境を作るための改善を求めるべきです。具体的には、以下の点を要望しましょう。

• PPEの十分な供給：高品質なPPEを常に十分に確保し、職員に提供する体制を整えること。
• 適切な人員配置：感染リスクの高いフロアへの人員配置を強化し、職員の負担を軽減すること。
• 感染対策研修の充実：最新の感染対策に関する研修を定期的に実施し、職員のスキルアップを図ること。
• メンタルヘルスサポート体制の強化：産業医やカウンセラーによる相談窓口を設置し、職員のメンタルヘルスをサポートすること。
• 適切な休憩時間の確保：長時間労働による疲労を軽減するため、休憩時間を十分に確保すること。

一方、あなた自身もできることがあります。例えば、業務効率化のための工夫を提案したり、同僚と協力して業務を分担したりすることで、負担を軽減することができます。また、上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、困っていることや不安なことを伝えることで、より良い職場環境を作っていくことができるでしょう。

4. 成功事例：他施設の取り組みから学ぶ

他の介護施設では、コロナクラスター発生時、以下のような対策を実施し、感染拡大の抑制と職員のメンタルヘルスの維持に成功しています。

• ゾーニングの徹底：感染者と非感染者を完全に分離するためのゾーニングを徹底し、感染リスクを最小限に抑える。
• 定期的なPCR検査：職員と利用者への定期的なPCR検査を実施することで、早期発見・早期治療につなげる。
• オンライン研修の活用：感染リスクを避けるため、オンライン研修を活用し、職員のスキルアップを図る。
• 職員同士の相互支援体制：職員同士が互いに支え合う体制を構築し、心理的な負担を軽減する。

これらの事例を参考に、あなたの施設でも改善策を検討し、実行に移すことをお勧めします。

5. まとめ

コロナクラスター発生時における介護職の不安は計り知れません。しかし、適切な対策とメンタルヘルスケア、そして職場環境の改善によって、リスクを軽減し、安心して業務に取り組むことが可能です。この記事で紹介した対策を参考に、まずは一歩ずつ、具体的な行動を起こしてみましょう。そして、一人で抱え込まず、周囲に相談することも忘れないでください。

最後に、専門家としてのアドバイスとして、「継続的な学習」の重要性を強調しておきます。感染症対策は常に進化しています。最新の情報を常に収集し、スキルアップを続けることで、より安全に、そして安心して業務に取り組むことができるでしょう。 wovieなどの求人サイトを活用し、より働きやすい環境を探してみるのも一つの手段です。